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放送と通信 どうなるメデイア大再編 日本実業出版社
湯浅正敏  \1500 ISBN4-534-03330-3  2001年12月20日初版 269ページ

デジタル放送
 視点1 既存放送帯への大量通信 従来のアナログ方式の3倍が可能 双方向が可能
 視点2 コンテンツのデジタル化が必要だが、CDやDVD技術が普及しており基盤ができている
 視点3 同一周波数帯でアナログとデジタルの共存はできない 混信発生でアナログ受信が不能
 視点4 衛星放送、既存地上波、光通信に対応できる
 視点5 文化論の立場 コンテンツの普及で著作権が障害 通信網の拡大でNHKの独占体制に穴
 視点6 経済論の立場 双方向でTコマースの隆盛が期待され、普及の過程で大量雇用創出
 視点7 軍事論の立場 記述無し
 視点8 政治論の立場 電波法の改正で強制力 買い替えが必要 経済効果追求の産物 
 視点9 技術論の立場 ICの高集積化促進 開発コストの増大 企業が支えられるか
 
インターネット
 視点1 放送の送り手がインターネットの中に入りこんでいる サーバー局ストリーミング
 視点2 移動体通信技術を基盤としてデジタル放送との融合が促進される
 視点3 大容量HDの普及でホームサーバー機能が可能 デジタルコンテンツの蓄積と著作権
 視点4 光通信でデジタル放送がインターネットで配信可能 インターネット放送局の増殖

ライブドアやソフトバンクの戦略の分析にこの本の視点は生かされると思う。2001年の時点での話であるから、株や会社の買占めの話題はなかった。

 

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