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福島県 2009年5月 NO.2


後日、写真等の差換え変更等の可能性があります。
ご了承ください。
2009.5.19撮影。

撮影場所に関する簡単な説明を掲載します。
詳細は各自でご確認ください。


〜 会津若松市 〜


〜 御薬園 〜


会津藩二代藩主 保科正義が、園内に設け、各種の薬草栽培を試みたそうです。
三代藩主 松平 正容の時から次第に整備拡充されたそうです。
会津戦争中に西軍負傷者の保養所として利用されたそうです。
そのため、焼失などする事なく残ったといわれています。

薬草を撮影した関係で、効能を含めた説明などを書きました。
成分・効能・使用などの詳細は、各自でご確認をお願いします。




園内。




















「伊吹麝香草(いぶきじゃこうそう)」
シソ科。
滋賀県に在る伊吹山に多く見られ、「麝香(じゃこう)」の香りのする事から、名付けられたそう。
草の仲間に見えるが、小低木に分類される。
薬、として利用。
薬としては、葉、利用。
用途・効能は、発汗、など。
生薬名は、「百里香(ひゃくりこう)」・「千里香(せんりこう)」、などだそう。
滋賀県では、「その他」・「分布上重要種」として、レッドデーターに該当している。
秋田県では、絶滅危惧種に指定。
佐賀県では、絶滅危惧種に指定。
京都府では、絶滅危惧種に指定。
茨城県では、危急種に指定。
他にも幾つもの都道府県で、絶滅の危険が高まっている。




「一初(いちはつ)」
アヤメ科。
中国内陸部原産。
日本には、江戸時代に渡来した、江戸時代頃から栽培していた、といわれている。
「一八」、「逸初」、「鳶尾」なども書くそう。
アヤメ科の中で一番早く咲き出す意味から付いた名前だそう。
昔は藁葺き屋根に植えたそう。
観賞用だけでなく、薬としても利用。
生薬名は、「鳶尾根(えんびこん)」だそう。
用部は、根茎、だそう。
用途・効能は、下痢、催吐、など。









「杜若(かきつばた)」
アヤメ科。
観賞用だけでなく、薬としても利用。
用部は、根茎、だそう。
用途・効能は、去痰、だそう。
















「小手毬(こでまり)」
バラ科。
中国から渡来したそう。
別名は「鈴懸け(すずかけ)」

















「苦蓬(にがよもぎ)」
キク科。
日本には江戸時代に渡来したそう。
生薬名は、「アブシント」、「苦艾」
用部は、開花時の茎枝、だそう。
用途・効能は、芳香健胃剤、駆虫薬、だそう。
説明する方によっては、有毒植物に該当する、効能や使用に注意が必要、という方がいる。
詳細は各自でご確認をお願いします。












「苧環(おだまき)」
キンポウゲ科。
別名は「糸繰草(いとくりそう)」
観賞用だけでなく、薬としても利用されている。
用途・効能は、通経薬、など。
















「翁草(おきなぐさ)」
キンポウゲ科。
花は全体が白い毛に覆われる。
種は長い髭のような綿毛を持つ。
種の様子から「翁草」の名前が付いたといわれているそう。
有毒植物。
薬として利用。
生薬名は「白頭翁」
効能などの詳細は、各自でご確認をお願いします。
絶滅危惧種。
既に絶滅している地域や確認の出来ない地域がある。
毎年のように減少していると考えられている。
このままでは、100年後には自然界で絶滅すると考えられている。
減少している主な要因は、園芸用の採取、植生の遷移、草地の開発になるそう。






「蓮華躑躅(れんげつつじ)」
ツツジ科。
有毒植物。
用途の説明は、「民間で殺虫 殺蛆」となっていた。
島根県では、準絶滅危惧種。
存在を脅かす原因は、園芸上での採取、遷移による樹林化等の生育地の環境変化、が考えられるそう。
神奈川県では、絶滅種に指定。
熊本県では、絶滅種に指定。
埼玉県では、絶滅危惧種に指定。
他にも幾つもの県で絶滅の危険が高まっている。






「仙台萩(せんだいはぎ)」
マメ科。
日本原産。
宮城県仙台地方や日本の北の方で多く見られる事から「仙台萩」と名付けられたそう。
「先代萩(せんだいはぎ)」・「船台萩(せんだいはぎ)」、「千代萩(せんだいはぎ)」とも書く。
歌舞伎の「伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)」から「先代萩」と名付けられたそう。












「鉄線(てっせん)」
キンポウゲ科。
つるが鉄線のように強いというところから「鉄線」と名付けられたそう。
ちなみに、「クレマチス」は、主に外国品種や日本品種の園芸品種を差す呼び方だが、キンボウゲ科のセンニンソウ属の総称の呼び方でもある。
観賞用だけでなく、薬としても利用。
用部は、根、だそう。
生薬名は「威霊仙(いれいせん)」
用途・効能は、利尿、整腸、痛風、だそう。












「馬の脚形(うまのあしがた)」
キンポウゲ科。
「馬の足形」、「毛莨」などと書く事もある。
有毒植物。
八重の「毛莨」の別名は、「金鳳花(きんぽうげ)」
ただし、五枚の花びらの「馬の脚形」も、別名として「金鳳花」と呼ぶ事が多いよう。
薬としても利用。
効能などの詳細は、各自でご確認をお願いします。












〜 麟閣 〜


天正十九年(1591年)に、千利休が豊臣秀吉の怒りに触れたために切腹により亡くなりました。
蒲生氏郷が千利休の茶道が途絶えるのを惜しんで、千利休の子の千小庵を会津にかくまったそうです。
徳川家康と共に、豊臣秀吉に千家復興を願い出たそうです。
その結果、千小庵は京に戻って、千家を再興したそうです。
麟閣は、千小庵が会津にかくまわれている間、蒲生氏郷のために造ったと伝わっています。
鶴ヶ城内で大切に使用されていました。
戊辰戦争後に、鶴ヶ城を取り壊す事になりました。
麟閣が失われるのを惜しんだ森川宗久が、明治5年(1872年)に自費で移築したそうです。
平成二年(1990年)に建造当初の場所に移築・復元されました。
福島県指定重要文化財に指定されています。




「都忘れ(みやこわすれ)」
キク科。
日本原産。
別名は、「野春菊(のしゅんぎく)」、「東菊(あずまぎく)」

















〜 鶴ヶ城(若松城) 〜


国史跡の名称は「若松城跡」。
室町時代〜戦国時代までの名称は「黒川城」。
戦後時代に城主変更や改修などにより「若松城(わかまつじょう)」に変更。
江戸時代の名称は「会津若松城(あいづわかまつじょう)」。
「若松城」の呼び名頃から、通称名は「鶴ヶ城(つるがじょう)」。
以上の「城」の付く呼び名があります。
「鶴ヶ城」・「若松城」の呼び名でご存知の方が多いかと思います。
戊辰戦争の中の会津戦争の時に、会津藩士・家族が籠城して戦った城です。
明治時代に城は取り壊されました。
現在の城は復元ですが、城や敷地の一部は当時のまま残っているそうです。
石垣から天守閣までの高さは、36.5m。
天主台(石垣部分)の高さは、11m。
天守閣の高さは、25.15m。




お堀。
















天守閣(本丸の最上階)から見た「西(白虎)」方面の景色。
西方面には、阿弥陀寺、如来堂、神指城跡、が在る。















天守閣(本丸の最上階)から見た「北(玄武)」方面の景色。
北方面には、磐梯山、飯盛山、旧滝沢本陣、が在る。















天守閣(本丸の最上階)から見た「東(青龍)」方面の景色。
東方面には、天寧寺、が在る。















天守閣(本丸の最上階)から見た「南(朱雀)」方面の景色。
















本丸。
江戸城・大阪城・名古屋城などの高い城を見ていたので、最初に見た時は想像より小さめに感じた。
しかし、江戸城・大阪城・名古屋城の城主の身分や立場から城の大きさを考えると、大きい城になるのは当時では当然の事になる。
鶴ヶ城は当時の城の中では、大きい方になるそう。
鶴ヶ城主の身分や立場が重要だった事が分かる。
鶴ヶ城の規模や大きさの城だったからこそ、一ヶ月もの籠城に耐えられたと思う。







本丸。
















天守閣(城の最上階)より下の階から見た「南(朱雀)」側の本丸の一部と景色。
















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