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関西 2011年9月 NO.2
後日、写真等の差換え変更等の可能性があります。
ご了承ください。
2011.9.30撮影。
撮影場所に関する簡単な説明を掲載します。
詳細は各自でご確認ください。
「関西」の定義は、様々な定義があります。
当サイトの写真集では、「近畿」より広く考える定義を基にしました。
ご了承ください。
前日から当日の天気の関係、または、散水と思われる状況より、植物や地面などが濡れている写真があります。
ご了承ください。
〜 京都府 〜
〜 嵐山 〜
「あらしやま」と呼ぶ事が多い。
「らんざん」と呼ぶ事がある。
ちなみに、「あらしやま」は別な県の山と同じ読み方で、「らんざん」は別な県の地名と同じ読み方、になる。
「京都市」の西部に在る。
京都市の西部の景勝地。
国の史跡および名勝に指定されている。
「嵯峨野(さがの)」を流れる「大堰川(おおいがわ)[桂川(かつらがわ)]」の南岸に位置する標高381mの山をいう。
本来、地名としては、「京都市西京区」の「桂川」の右岸を指し、左岸は「京都市右京区」嵯峨になる。
観光案内などでは、嵯峨地区を含めた「渡月橋(とげつきょう)」周辺全域をまとめて「嵐山」と称する事が多い。
今回は、「渡月橋」の周辺全域を「嵐山」とする。
「金木犀(きんもくせい)」
モクセイ科。
常緑低木。
雌雄異株。
中国原産。
9月下旬から10月上旬に掛けて、小花が集まって咲く。
花は、少し離れていても分かるほどの甘い香りを一面に漂わせる。
開花期は数日ほど。
開花後に、雨が降ったり風が吹いたりすると、直ぐに散ってしまう。
花の散った後は、木の周りが金木犀の花の絨毯のようになる。
江戸時代の初期の頃に渡来したそう。
花の色が明るく淡いオレンジ色や輝かない金色に見えて、樹皮が動物のサイ(犀)の皮膚に似ているところから、名付けられた。
「渡月橋(とげつきょう)」付近、そして、「桂川(かつらがわ)」付近、で撮影。
「渡月橋(とげつきょう)」と「大堰川(おおいがわ)[桂川(かつらがわ)]」
「大堰川」について説明する。
京都府の桂川の上流の称。
または、川の嵐山渡月橋付近から桂橋までの称。
一級河川。
「桂川」について説明する。
京都市西部を流れる川。
保津川の下流部になる。
京都盆地に流入して「淀川(よどがわ)」に合流するまでの約31kmを呼ぶ。
鴨川を合わせ、淀川に注ぐ。
一級河川。
「渡月橋」について説明する。
京都市に在る「嵐山(あらしやま)」の山麓の「大堰川(おおいがわ)[桂川(かつらがわ)]」に架かる橋。
長さ、約155m。
渡月橋の北側は「京都市右京区」、渡月橋の南側は「京都市西京区」になる。
平安初期(9世紀)に架設されたのが始まりといわれる。
当初の頃の橋は、やや上流に位置していたが、「角倉了以(すみのくらりょうい)」さんが、「慶長十一年(1606年)」に、「大堰川」の開削にあたって、現在の場所に架橋した。
現在の橋は、昭和七年(1932年)〜昭和九年(1934年)の頃に掛けられた。
現在の橋は、橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製だが、欄干は景勝地である嵐山の風景にとけ込むよう木造となっている。
〜 京都府立植物園 〜
「京都市左京区下鴨半木町」に在る。
園内の敷地面積:約24ha。
大正六年(1917年)に着工。
大正十三年(1924年)1月1日に「大典記念京都植物園」として開園。
第二次大戦中は園内に菜園が設けられ、食糧増産の場になった。
第二次大戦後は、昭和21年(1946年)から12年間、連合軍に接収され閉園なった。
昭和三十六年(1961年)4月、再び公開した。
入園料必要。(撮影日の確認)
「下がり花(さがりばな)」
サガリバナ科。
中高木。
常緑樹。
マングローブ林の背後地、湿地、に自生。
「下がり花」、「下り花」、と書く。
別名は、「沢藤(さわふじ)」(湿地に藤の花のように垂れ下がって咲く様子から名付けられた別名)、「舞香花(もうかばな)」
葉は、枝先に集まってつき、ほぼ無柄で、倒卵状長楕円形で、長さ10〜30cm、です。 葉の縁は、波状で、若葉は赤褐色を帯びる。
花の色は、白色、または、淡紅色。
葉の付け根から、花が総状に垂れ下がって咲く。
花が垂れ下がる長さは、長さ50cmに達する。
雄しべは多数、刷毛状で、長さ3〜4cm。
花は、現在の時間で、夕方6時頃から開花し始め、夜8時頃にはほぼ満開になるが、翌朝にはほとんど落下する。
果実は、卵型で長さ5cm。
奄美大島以南、東南アジア、インド、などの熱帯に分布する。
開花時期は、6月下旬〜8月頃になるそう。
温室内で撮影。
「ベゴニア」の「バロンローズ」
シュウカイドウ科。
「ベゴニア」の「ホワイトチャーム」
「秋桜(こすもす)」の「ハッピーリング」
キク科。
「コスモス」について説明。
一年草。
メキシコ原産。
日本に渡来した最初の頃は、「秋桜(あきざくら)」と呼ばれていたそう。
コスモスが日本に渡来した時期は、幾つかの説がある。
一つは、明治中期頃。
画家か学校の先生が日本に初めて紹介したといわれている。
一つは、江戸時代末期(1861年〜1864年頃)
島津藩に届いたのが初めてと言われている。
オランダ人かポルトガル人が届けたといわれている。
日本国内で広く見られるようになったのは、明治時代末頃だそう。
花の咲く様子などが日本人に親しまれて、広まっていったよう。
「コスモス」の言葉は、ギリシャ語では「cosmos」で、ラテン語では「kosmos」と書く。
ギリシャ語では「宇宙。世界。」の意味があるそう。
そこから、コスモスや宇宙を「cosmos」と書くようになったそう。
在来種のコスモスは、白色・ピンク色・紅色で、一重咲きだったそう。
現在は、品種改良の関係で、早咲き・遅咲き、一重咲き・八重咲き、ピンク色・白色・赤色・ぼかしの入った色、などたくさんある。
「ハッピーリング」について説明。
花弁の中心はリング状にピンクのぼかし模様が入り、外側にいくほど白くなる花色の品種。
一輪ごとにぼかしの様子や色が少しずつ違う。
開花は日長の影響を受けにくい早咲き種。
花径は、約6cm。
草丈は、70〜100cm。
切り花にも向く。
「秋桜」の「ダブルクリック」の「クランベリー」
「ダブルクリック」について説明。
筒状の花弁の半八重〜八重咲き。
豪華な印象でボリューム感がある。
個性的で美しい花は、赤、ピンク、、濃ピンク、白、の混合。
個体により、一重に近い状態、筒状の状態、も若干だが開花することがある。
草丈は、約120cm。
高性種。
「クランベリー」について。
「ダブルクリック」は混合種になるため、濃ピンク色か赤色を選別した淡色品種が「クランベリー」になると思われる。
「秋桜」の「ダブルクリック」の「ローズボンボン」
「ダブルクリック(混合種)」から選抜されたピンク色の単色品種。
草丈は、60〜90cm。
「秋桜」の「オレンジキャンパス」
「キャンパス」の名前が付く「キャンパス」シリーズの一種類。
とても珍しい淡いオレンジ色の花色。
花径は、6〜7cm。
草丈は、1〜1.5m。
中輪咲き。
日長が短くならないと花をつけないタイプ。
切花向けに改良された。
秋咲き種。
「秋桜」の「レッドイリュージョン」
コラレット咲きの珍しい花形。
早生種だが、高温期の開花は花色が出ず、花型も乱れる。
早蒔きは避ける方が良い。
「秋桜」の「ピコティ」
白地に桃赤覆輪、紅色地に白の絞り、単色などの混合種。
花径は、約7cm。
「コスモス」の「ダブルクリック」の「スノーパフ」
「ダブルクリック(混合種)」から選抜された白色の単色品種。
個体により、一重に近い状態、筒状の状態、も若干だが開花することがある。
「チャボイランイランノキ」
バンレイシ科。
原産地は、良く分かっていないが、オーストラリアから熱帯アジアの広い地域に分布している。
「チャボ」は、漢字ならば、「矮鶏」と書き、小型のという意味を表わし、「イランイラン」という名は、タガログ語の「花の中の花(ilang−ilang)」という言葉に由来している。
新鮮な花から得られた精油が「イランイラン油(ilang−ilang oil)」で、高級香水の原料、アロマオイル、などに利用されている。
開花直後の花弁は緑色で、香りはほとんど無いが、黄色に変わると強い香気を発するようになる。
「イランイランノキ」の矮性変種になるらしい。
学名は「Canaga odorata var.fruticosa」
英語名は「Dwarf ylang−ylang」
「イランイラン油」の効能については、各自でご確認をお願いします。
温室内の撮影。
「奇想天外(きそうてんがい)」
ヴェルヴィッチア科。
原産地は、ナミビア〜アンゴラ南部。
和名は、「奇想天外」、「砂漠万年青(さばくおもと)」、「ウェルウィッチア」、など。
ナミビア〜アンゴラ南部の限られた地域に自生する雌雄異株の裸子植物。
終生2枚の葉しか出さない珍奇な植物。
1科1属1種のヴェルヴィッチア科として独立した科が設けられている。
化石の中にも類縁のものは見付かっていない。
長寿な植物としても知られ、推定樹齢2000年の固体も知られている。
種子から発芽した個体が、再び種子をつけるまでに、25年ほどかかると考えられている。
オーストラリアの探検家により、1859年9月3日に発見された。
現在、「奇想天外」は菌類の一種類を宿主とする病原体によって、種子の生存能力が低下し、新しい群落ができにくくなっている。
絶滅危惧種に指定されている。
ワシントン条約に登録されている。
温室内の撮影。
「茄子(なす)」の「甲子園(こうしえん)」
ナス科。
観賞用の茄子。
果実は、球形。
果実の色は、白色から熟すと橙色になる。
「トリコグロッティス アトロプルプレア」
ラン科。
フィリピン原産。
花は、直径約3cm。
葉の反対側から1個出る。
唇弁は、ほとんど紅紫色で、他の花被片は、紫褐色になる。
温室内の撮影。
〜 壬生寺 〜
「京都市中京区」に在る。
「壬生(みぶ)」は、この辺りの村の名前。
「壬生村」に在ることから、「壬生寺」と呼ばれるようになった。
正暦2年(991年)、園城寺の快賢僧都によって創建。
新撰組の屯所として使用していた。
新撰組の屯所は、壬生寺、を含めて数ヶ所ほど在る。
新撰組は屯所を別の場所に移してからも、稽古などで利用していた。
一部隊士の墓が在る。
新撰組の縁の寺として知られる。
一部施設有料。(撮影日の確認)
「手水(ちょうず)」
水について説明があったので記載する。
「弁天堂の地下から引いた水です
*飲用ではありません。」
以上の内容の説明が書いてあった。
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