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関西 2012年7月 NO.2


後日、写真等の差換え変更等の可能性があります。
ご了承ください。
2012.7.11撮影。


撮影場所に関する簡単な説明を掲載します。
詳細は各自でご確認ください。

「関西」の定義は、様々な定義があります。
当サイトの写真集では、「近畿」より広く考える定義を基にしました。
ご了承ください。

前日から当日の天気の関係(降雨等)、または、散水と思われる状況より、植物や地面などが濡れている写真があります。
ご了承ください。


〜 京都府 〜


〜 廬山寺 〜


「ろざんじ」
「京都市上京区寺町通広小路上る北之辺町」に在る。
「日本廬山」と号する圓浄宗の大本山。
正しくは「廬山天台講寺(ろざんてんだいこうじ)」と称する。
比叡山天台18世座主元三大師良源によって、天慶元年(938年)に、船岡山の南に創建された。
寛元元年(1243年)に、法然の弟子の覚瑜が、船岡山の南麓に再興された。
応仁の乱の戦火のために消失したが、豊臣秀吉の寺町建設によって、天正元年(1573年)に現在地に移った。
現在の堂宇は、「天明の大火」による炎山以後のものになる。
現在の「廬山寺」の建つ場所は、「紫式部(むらさきしきぶ)」が、独身時代、一人娘の「賢子(かたこ)」を育て、「源氏物語(げんじものがたり)」を執筆した、と伝わる邸宅跡とした伝わっている。
一部を除き有料。(撮影日確認)




「源氏庭(げんじにわ)」
平安朝の庭園の「感」を表現している。
白砂と苔の庭になる。
「源氏物語(げんじものがたり)」に登場する「朝顔(あさがお)」は「桔梗(ききよう)」をさしている、「紫式部(むらさきしきぶ)」、に因んで、紫色の桔梗が植えられている。










「桔梗(ききょう)」
キキョウ科。
絶滅危惧種。
減少している主な原因は、園芸用の採取、草地植生の遷移、草地の開発になるそう。
既に絶滅している地域があり、毎年のように減少していると思われる。
このままだと100年後には自然界で自生する桔梗は絶滅すると考えられているそう。







「葉」と「実」を接写。
葉と実の特徴から、カエデ科、と思われる。












〜 天得院 〜


「てんとくいん」
「京都市東山区本町」に在る。
東福寺の五塔頭の一つ。
「万松山(ばんしょうざん)」と称する。
南北朝時代の正平年間((1346〜1370年)に、東福寺第三十世住持 「無夢一清(むむいっせい)禅師」が開創した。
その後、衰微していたが、「大機慧雄(だいきえゆう)禅師」により再興された。
慶長十九年(1614年)、東福寺第二二七世 「文英清韓(ぶんえいせいかん)長老」が住菴となった。
「文英清韓長老」は、「豊臣秀吉(とよとみひでよし)」・「豊臣秀頼(とよとみひでより)」の学僧として寵遇された。
豊臣秀頼の請に応じて、方広寺の鐘銘を撰文した。
この鐘銘中に、「国家安康 君臣豊楽」、の文字があった。
「徳川家康(とくがわいえやす)」の名前を分断し、豊臣家の繁栄を願うものとして、徳川家康の怒りを招いた。
天得院は取り壊された。
現在の堂宇は、天明九年(1789年)に再建された。
桃山時代に作庭されたと伝わる苔に覆われた枯山水庭園が在る。
苔に覆われた枯山水庭園は、昭和四十三年(1968年)に一部補修して現在に至っている。
期間限定の拝観。(桔梗の咲く頃。紅葉の頃。)(撮影日の確認)
一部を除き有料。(撮影日確認)




枯山水庭園。















「桔梗(ききょう)」
キキョウ科。
絶滅危惧種。
減少している主な原因は、園芸用の採取、草地植生の遷移、草地の開発になるそう。
既に絶滅している地域があり、毎年のように減少していると思われる。
このままだと100年後には自然界で自生する桔梗は絶滅すると考えられているそう。











「華頭窓(かとうまど)」
名前のとおり、花を逆さまにした形の窓。
「花頭窓」、「火灯窓」、「瓦灯窓」、「架灯窓」、などとも書く。












「桔梗」と「苔(こけ)」




















「チャボ比婆(ちゃぼひば)」
「チャボヒバ」、「矮鶏比婆(ちゃぼひば)」、「矮鶏檜葉」、などとも書く。
葉のまとまりが「矮鶏(ちゃぼ)」に似ている様子から名付けられた。
室町時代からこの庭に植わっている木になる。















二重の白色の「桔梗」















二重の「桔梗」














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