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新撰組異聞 〜 正月七日と七種粥 〜
〜 後書き 〜
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ここからは後書きになります。
今回の物語の時間設定は、沖田総司さん達が京の町に着てから初めて迎える正月の頃です。
今回の物語の最初の方で話しだけで登場する正月に歌を贈った出来事は、「雪月花 新撰組異聞 編 短編 睦月 春のくらばかくしこそ」が基になっています。
「七種粥」についてです。
「秋の七草」では「七草」を使いますが、「春」の場合は「七種(ななくさ)」と書きます。
ただ、「春の七草」という書き方もあるそうなので、間違いという訳ではないそうです。
「七種粥」は、「春の七種を刻んで入れた七種粥を作って、万病を除くおまじないとして食べるお粥」を言います。
七種は、前日の夜に、俎(まないた)に乗せて、囃し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝にお粥に入れるそうです。
呪術的な意味ばかりでなく、おせち料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能があるそうです。
「春の七種」を「“名前”、(現在の名前)、[科名]」の順番で七種類を書きます。
「“芹[せり]”、(芹[せり])、[セリ科]」、
「“薺[なずな]”、(なずな[別名:ぺんぺん草])、[アブラナ科]」、
「“御形[ごぎょう]”、(母子草[ははこぐさ])、[キク科]」、
「“繁縷[はこべら]”、(繁縷[はこべら])、[ナデシコ科]」、
「“仏の座[ほとけのざ]”、(田平子[たびらこ][※シソ科のホトケノザとは別な物だそうです])、[キク科]」、
「“菘[すずな]”、(蕪[かぶ])、(アブラナ科)」、
「“蘿蔔[すずしろ]”、(大根[だいこん])、[アブラナ科]」、
以上になります。
楽しんで頂けると嬉しいです。
はじめに
本編
目次
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