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新撰組異聞外伝 〜 立秋の頃 〜
〜 第三版 〜
今は立秋の頃。
ここは、東京。
夏の暑さが続いている。
ここは、沖田総司の息子の敬一と母親の美鈴の住む家。
食卓の有る部屋。
縁に吊るした硝子の風鈴が見える。
硝子の風鈴は、風が吹く度に涼しく透明な音を鳴らす。
敬一は笑顔で居る。
美鈴は微笑んで縫い物をしている。
家に向かって風が吹いた。
硝子の風鈴が、涼しく透明な音を鳴らした。
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「お母さん! 近い内に斉藤さんの家で花火を一緒にしようと誘われたんだ!」
美鈴は縫い物を止めると、敬一に微笑んで話し出す。
「斉藤さんとご家族に迷惑を掛けないようにね。」
敬一は美鈴に笑顔で頷いた。
美鈴は敬一を微笑んで見た。
数日後の事。
ここは、藤田五郎、妻の時尾、幼い息子の勉の住む家。
玄関。
敬一は笑顔で訪れた。
時尾は微笑んで来た。
敬一は時尾に笑顔で話し出す。
「こんにちは! 斉藤さんに稽古を就けてもらうために来ました!」
時尾は敬一に微笑んで話し出す。
「こんにちは。五郎さんから話は聞いているわ。五郎さんは部屋に居るわ。」
敬一は時尾に笑顔で話し出す。
「分かりました! 直ぐに斉藤さんの部屋に行きます!」
時尾は敬一を微笑んで見た。
敬一は家の中に笑顔で入って行った。
時尾は家の中に微笑んで入って行った。
暫く後の事。
ここは、藤田五郎の家。
稽古場。
藤田五郎は稽古着を着て、竹刀を持ち、普通の表情で居る。
敬一は稽古着を着て、竹刀を持ち、真剣な表情で居る。
敬一は竹刀を持ち、藤田五郎に真剣な表情で話し出す。
「お願いします。」
藤田五郎は竹刀を持ち、敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎を見ながら、竹刀を真剣な表情で構えた。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えた。
敬一は藤田五郎に竹刀を勢い良く打ち込んだ。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を強い力で押した。
敬一は竹刀を放し、後ろに勢い良く倒れた。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えた。
敬一は竹刀を持つと、直ぐに立ち上がった。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えている。
敬一は藤田五郎に竹刀を更に勢い良く打ち込んだ。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を更に強い力で押した。
敬一は竹刀を放し、後ろに勢い良く倒れた。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えた。
敬一は竹刀を持つと、直ぐに立ち上がった。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えている。
敬一は藤田五郎に竹刀を更に勢い良く打ち込んだ。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を強い力で払った。
敬一は竹刀を放し、後ろに勢い良く倒れた。
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一に普通に話し出す。
「幾度も倒れるな。」
敬一は竹刀を持ち、真剣な表情で直ぐに立ち上がった。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えた。
敬一は藤田五郎に竹刀を勢い良く打ち込んだ。
藤田五郎は敬一の竹刀を普通の表情で受けた。
敬一は藤田五郎の竹刀を真剣な表情で強く押した。
藤田五郎と敬一の鍔迫り合いが始まった。
敬一は藤田五郎の竹刀を押しながら、僅かに疲れた表情を見せた。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を強く押した。
敬一は竹刀を放し、後ろに勢い良く倒れた。
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一に普通に話し出す。
「今は稽古中だ。」
敬一は竹刀を持ち、真剣な表情で直ぐに立ち上がった。
藤田五郎は敬一を見ながら、竹刀を普通の表情で構えた。
敬一は藤田五郎に勢い良く竹刀を打ち込んだ。
藤田五郎は敬一の竹刀を普通の表情で受けた。
藤田五郎と敬一の鍔迫り合いが始まった。
敬一は藤田五郎の竹刀を真剣な表情で押している。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を先程より強い力で押した。
敬一は竹刀を放して、後ろに勢い良く倒れた。
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一に普通に話し出す。
「俺と鍔迫り合いをして勝てると思っているのか?」
敬一は竹刀を持ち、立ち上がると、藤田五郎に真剣な表情で話し出す。
「勝てないと思う間は、絶対に勝てません! 僕は勝つと信じています!」
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一に普通に話し出す。
「敬一の剣術の技術は、俺の剣術の技術に遠く及ばない。俺に本気で勝ちたいと思うならば、俺に一本でも多く打ち込め。」
敬一は藤田五郎に竹刀を勢い良く竹刀を打ち込んだ。
藤田五郎は普通の表情で、敬一の竹刀を強い力で払った。
敬一は竹刀を放し、前に勢い良く倒れた。
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一に普通に話し出す。
「敬一は俺に勝つと話したのに、前に向かって倒れた。敬一の言動は一致していない。」
敬一は竹刀を持ち、真剣な表情で直ぐに立ち上がった。
藤田五郎は竹刀を構えて、敬一を普通の表情で見た。
敬一は藤田五郎に勢い良く竹刀を打ち込んだ。
藤田五郎は敬一の竹刀を普通の表情で受け止めた。
藤田五郎と敬一の鍔迫り合いが始まった。
暫く後の事。
藤田五郎と敬一の稽古が終わった。
ここは、藤田五郎の家。
藤田五郎の部屋。
藤田五郎は普段着で普通の表情で居る。
敬一は到着時と同じ物を着て、微笑んで居る。
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「斉藤さんから頂いた硝子の風鈴は、風が吹く度に、涼しく綺麗な音を鳴らします。お母さんが硝子の風鈴を笑顔で見ています。お母さんの笑顔を見ると、僕も笑顔になります。」
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
敬一が藤田五郎に微笑んで話し出す。
「斉藤さんから頂いた硝子の風鈴は、少し古い硝子の風鈴に見えます。」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「敬一に譲った硝子の風鈴は、新しい硝子の風鈴ではない。」
敬一は藤田五郎を不思議な様子で見た。
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
敬一は、藤田五郎と沖田総司の刀が仕舞われた場所を、考え込んで見た。
藤田五郎は敬一を普通の表情で見ている。
敬一は藤田五郎を見ると、藤田五郎に笑顔で話し出す。
「今度の花火が楽しみです!」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎を笑顔で見た。
数日後の事。
敬一が藤田五郎の家で花火を行う日になる。
ここは、東京。
朝から良い天気が続いている。
空の色が僅かに橙色に染まり始めている。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
玄関。
敬一は笑顔で居る。
美鈴は微笑んで居る。
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「敬一。気を付けて出掛けてね。斉藤さんとご家族に迷惑を掛けないようにね。」
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「はい!」
美鈴は敬一を微笑んで見た。
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「行ってきます!」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「行ってらっしゃい。」
敬一は美鈴を笑顔で見た。
敬一は元気良く出掛けていった。
暫く後の事。
ここは、藤田五郎の家。
玄関。
敬一は元気良く訪れた。
時尾は微笑んで現れた。
敬一は時尾に笑顔で話し出す。
「こんばんは!」
時尾は敬一に微笑んで話し出す。
「こんばんは。陽が落ちたら、花火をする予定なの。陽が落ちるまで時間があるから、ゆっくりと休んでね。」
敬一は時尾に笑顔で話し出す。
「お気遣いありがとうございます!」
時尾は敬一を微笑んで見た。
少し後の事。
ここは、藤田五郎の家。
縁。
敬一は微笑んで座っている。
敬一は空を微笑んで見た。
夕方の空から夜の空へと変わり始めている。
時尾がお盆に西瓜を載せて、微笑んで来た。
敬一は時尾を微笑んで見た。
時尾は敬一の傍に西瓜を載せたお盆を置くと、敬一に微笑んで話し出す。
「西瓜を用意したの。遠慮しないで食べて。」
敬一は時尾に笑顔で話し出す。
「ありがとうございます! いただきます!」
時尾は敬一に微笑んで頷いた。
敬一は西瓜を笑顔で取った。
時尾は敬一を微笑んで見た。
敬一は西瓜を食べながら、時尾に笑顔で話し出す。
「美味しいです!」
時尾は敬一を微笑んで見た。
時尾は微笑んで居なくなった。
敬一は西瓜を美味しく食べている。
藤田五郎が普通に来た。
敬一は西瓜を食べるのを止めると、藤田五郎に笑顔で話し出す。
「先に西瓜を食べています! 美味しいです!」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は西瓜を美味しく食べた。
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「敬一が西瓜を食べる姿は、総司に似ている。」
敬一は西瓜を食べるのを止めると、藤田五郎に笑顔で話し出す。
「本当ですか?!」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「西瓜を食べる姿は似ているが、食べる西瓜の大きさは違う。総司は半月形に近い大きさに切った西瓜を好んで食べていた。」
敬一は藤田五郎に笑顔で話し出す。
「家で西瓜を食べる時は、お母さんに頼んで西瓜を半月形に近い大きさに切ってもらいます!」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は西瓜を美味しく食べた。
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
少し後の事。
ここは、東京。
夜空には綺麗な月と星が浮かんでいる。
ここは、藤田五郎の家。
庭。
藤田五郎は普通に居る。
藤田五郎の傍には、花火が置いてある。
時尾は微笑んで居る。
勉は僅かに眠い様子で居る。
敬一は微笑んで居る。
時尾は勉を抱くと、藤田五郎と敬一に微笑んで話し出す。
「勉を寝かせてきます。私と勉を気にせずに、五郎さんと敬一君で花火を始めてください。」
藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎と時尾に残念な様子で話し出す。
「勉君と一緒に花火が出来なくて残念です。」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「来年を楽しみに待て。」
敬一は藤田五郎に微笑んで頷いた。
時尾は勉を抱いて、微笑んで居なくなった。
勉は眠い仕草を見せながら、居なくなった。
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「花火を始める。」
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「はい。」
藤田五郎は敬一に線香花火を普通に渡した。
敬一は藤田五郎から線香花火を微笑んで受け取った。
藤田五郎は線香花火に普通の表情で火を付けた。
敬一は線香花火に微笑んで火を付けた。
線香花火は淡い光を放ちながら、様々な姿を見せていく。
敬一は線香花火を微笑んで見た。
藤田五郎は敬一と線香花火を普通の表情で見た。
藤田五郎の持つ線香花火が終わった。
敬一の持つ線香花火も終わった。
藤田五郎は“舞いねずみ”を取ると、敬一に普通に話し出す。
「次は、舞ねずみを見る。」
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「はい。」
藤田五郎は“舞いねずみ”に火を付けると、“舞いねずみ”を地面に素早く置いた。
“舞いねずみ”は、くるくると地面を回りながら光を放ち始めた。
敬一は“舞いねずみ”の舞いを微笑んで見た。
藤田五郎は新たな“舞いねずみ”に火を付けると、地面に素早く置いた。
新たな“舞いねずみ”も、くるくると回りながら光を放ち始めた。
敬一は“舞いねずみ”の舞いを微笑んで見ている。
藤田五郎は敬一と“舞いねずみ”の舞いを普通の表情で見た。
少し後の事。
ここは、藤田五郎の家。
庭。
藤田五郎は普通に居る。
敬一は微笑んで居る。
花火は全て終わっている。
藤田五郎は花火の片付けと庭の片付を普通の表情で始めた。
敬一は花火の片付けと庭の片付けを微笑んで始めた。
暫く後の事。
ここは、東京。
夜空には綺麗な月と星が浮かんでいる。
藤田五郎は普通に歩いている。
敬一は笑顔で歩いている。
敬一は藤田五郎に笑顔で話し出す。
「月と星が綺麗ですね!」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎に笑顔で話し出す。
「遅くなる日は、いつも送って頂いてありがとうございます!」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎を笑顔で見た。
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
風が吹いた。
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「僕が斉藤さんから頂いた硝子の風鈴は、お父さんが買った硝子の風鈴ですか?」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「敬一が話す内容を考えた理由を教えろ。」
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「斉藤さんから頂いた硝子の風鈴は、新しい物ではありません。お母さんの硝子の風鈴の絵柄と、僕が斉藤さんから頂いた硝子の風鈴の絵柄を比べると、同一人物が同じ時に選んだと思いました。お母さんは硝子の風鈴をとても大事にしています。斉藤さんは僕が硝子の風鈴を見付けて質問した時に、直ぐ譲ってくれました。だから、お父さんが、お父さん本人とお母さんのために買った硝子の風鈴かも知れないと思いました。」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「美鈴さんは敬一に何か話したのか?」
敬一は藤田五郎に考え込んで話し出す。
「お母さんは何も話していません。僕が斉藤さんから頂いた硝子の風鈴を最初に見た時に、“まだあった”という内容を話しました。お母さんは、僕に斉藤さんから頂いた硝子の風鈴を譲ると直ぐに話しました。お母さんと斉藤さんは、二つの硝子の風鈴に関する過去の出来事を知っているように思います。」
藤田五郎は敬一に普通に話し出す。
「美鈴さんは硝子の風鈴について何も話していないのだろ。俺からは何も話せない。美鈴さんに詳しい内容を知りたいと話せ。」
敬一は藤田五郎に微笑んで頷いた。
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「勉君は花火を始める前に寝てしまいました。来年は勉君と一緒に花火がしたいです。」
藤田五郎は敬一を普通の表情で見た。
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「斉藤さん。今日は花火を一緒に出来て、とても嬉しかったです。来年はみんなで一緒に花火が出来ると信じて待ちます。」
藤田五郎は敬一に普通の表情で頷いた。
敬一は藤田五郎を微笑んで見た。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
玄関。
藤田五郎は普通に来た。
敬一は微笑んで来た。
美鈴は微笑んで現れた。
敬一は美鈴に笑顔で話し出す。
「お母さん! ただいま!」
美鈴は敬一に微笑んで話し出す。
「お帰りなさい。」
敬一は美鈴を笑顔で見た。
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「いつもお気遣い頂いて、ありがとうございます。」
藤田五郎は美鈴に普通の表情で頷いた。
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「お酒の用意が出来ています。」
藤田五郎は美鈴に普通に話し出す。
「今夜は遅い。直ぐに帰る。今夜のために用意した酒は、総司に飲ませて欲しい。」
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「分かりました。」
藤田五郎は美鈴に普通の表情で頷いた。
美鈴は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「夜道は暗いです。気を付けてお帰りください。」
敬一は藤田五郎に微笑んで話し出す。
「今夜はいろいろとありがとうございました。気を付けてお帰りください。」
藤田五郎は敬一と美鈴に普通の表情で頷いた。
藤田五郎は普通に居なくなった。
少し後の事。
ここは、敬一と美鈴の住む家。
縁。
敬一は微笑んで居る。
美鈴も微笑んで居る。
縁に吊るした硝子の風鈴が見える。
家に向かって風が吹いた。
二つの硝子の風鈴が、風に揺れながら涼しく透明な音を奏で始めた。
敬一は美鈴に微笑んで話し出す。
「お母さん。家に有る二つの硝子の風鈴について知りたい内容があるんだ。教えてくれるかな?」
美鈴は敬一に微笑んで頷いた。
敬一は美鈴を微笑んで見た。
二つの硝子の風鈴は、風に揺れながら涼しく透明な音をかなで続けている。
* * * * * *
ここからは後書きになります。
この物語は既に掲載している物語の再改訂版です。
改訂前の物語の雰囲気や展開を出来るだけ残して改訂しました。
改訂前の物語を掲載するのは止めました。
以上の点、ご了承願います。
ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。
「花火」についてです。
この物語の設定時の花火は、新撰組の人達が活動した頃と余り変わらないようです。
この物語の時間設定の年の翌年から数年後の頃に、ねずみ花火に音が入る、花火に少しずつですが色が付く、になるそうです。
「立秋(りっしゅう)」は「二十四節気の一つ」です。
「八月七日、または、八月八日前後」、または、「前述の日から処暑までの期間」です。
初めて秋の気配が現れてくる頃となります。
実際には、残暑が厳しく、一年で最も暑い時期となっています。
立秋の日から、「暑中見舞い」ではなく、「残暑見舞い」を出します。
この物語に登場する「硝子の風鈴」は、「新撰組異聞 短編 夏の鈴の音 風の音」の中に登場する「びいどろの風鈴」を想像してください。
楽しんで頂けると嬉しいです。
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