このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

新撰組異聞外伝 〜 夏至の頃 藤の雪 〜


〜 改訂版 〜


暦は夏を迎えている。


ここは、東京。


雨の降る日が多かったが、降らない日が僅かずつだが増えてきた。

夏が始まるかも知れないと感じる頃になる。


ここは、沖田総司の息子の敬一と母親の美鈴の住む家。


一室。


美鈴は微笑みながらも忙しく片付けている。


敬一は部屋の中に微笑んで入ってきた。


美鈴は片付けを止めると、敬一を微笑んで見た。

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。少し話しても良いかな?」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。楽しい様子に感じるわ。遠慮せずに話して。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「昨日の出来事になるけれど、お父さんに金鍔を買ったよね。斉藤さんにも贈り物を用意したくなったんだ。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「斉藤さんにはたくさんお世話になっているわ。良い考えだわ。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。今の時期に咲く花で、良い名前の花を知らない?」

美鈴は敬一を見ながら微笑んで考えた。

敬一は美鈴を微笑んで見た。

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「花菖蒲の名前で、藤の雪、があるの。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「藤の花。良い名前だね。」

美鈴は敬一に微笑んで頷いた。

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。藤の雪は今も咲いているの?」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「藤の雪は咲いていると思うわ。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。藤の雪を分けてもらえる場所を知っている?」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「確認するわ。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。頼むね。」

美鈴は敬一に微笑んで頷いた。

敬一は美鈴を微笑んで見た。

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。斉藤さんへの贈り物は、藤の雪だけで良いの?」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。斉藤さんの好きな物を教えて。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「斉藤さんは、お酒を良く飲むの。斉藤さんは、甘い物は苦手なの。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「斉藤さんは、お酒が好きで、甘い物が苦手、なんだ。」

美鈴は敬一に微笑んで頷いた。

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。ありがとう。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「お母さんに出来る内容があれば、遠慮せずに話してね。」

敬一は美鈴に微笑んで頷いた。


数日後の事。


ここは、藤田五郎、妻の時尾、幼い息子の勉の住む家。


食卓の有る部屋。


時尾は微笑んで居る。

敬一も微笑んで居る。

食卓には、焙じ茶が載っている。


敬一は時尾に微笑んで話し出す。

「昨日、お父さんの金鍔を買う時に気を遣って頂いて、ありがとうございました。」

時尾は敬一に微笑んで話し出す。

「私も五郎さんも、敬一君に協力できて嬉しかったの。お礼は要らないわ。」

敬一は時尾に考えながら話し出す。

「お父さんに金鍔を贈った後に、斉藤さんにも贈り物を用意したくなりました。お母さんに、斉藤さんの好きな物を質問しました。お母さんから、斉藤さんはお酒が好きだと教えてもらいました。お母さんが、斉藤さんへの贈り物を用意する時に、手伝ってくれると話しました。お母さんは、藤の雪、の名前の花菖蒲を用意してくれるそうです。お母さんに、更に頼み難くいので、話は途中で終わっています。」

時尾は敬一を微笑んで見た。

敬一は時尾に考えながら話し出す。

「僕はお金を持っていません。僕はお酒を買えません。僕に用意できる斉藤さんの喜ぶ物はありますか?」

時尾は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一君。突然だけど、今回も家の手伝いをお願いしても良いかしら?」

敬一は時尾に笑顔で話し出す。

「はい!」

時尾は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一君。今回はたくさん手伝ってもらうわよ。大丈夫?」

敬一は時尾に笑顔で話し出す。

「はい! 大丈夫です!」

時尾は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一君。お手伝い。お願いね。」

敬一は時尾に笑顔で話し出す。

「はい!」

時尾は敬一を微笑んで見た。

敬一は時尾を笑顔で見た。


暫く後の事。


ここは、敬一と美鈴の住む家。


玄関。


敬一は笑顔で帰ってきた。


美鈴は微笑んで来た。


敬一は美鈴に笑顔で話し出す。

「お母さん! ただいま!」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。お帰りなさい。」

敬一は美鈴を笑顔で見た。


敬一は家の中に笑顔で入って行った。

美鈴は家の中に微笑んで入って行った。


僅かに後の事。


ここは、敬一と美鈴の住む家。


食卓の有る部屋。


敬一は微笑んで来た。

美鈴も微笑んで来た。


美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。食事まで少し時間があるの。何か食べる?」

敬一は美鈴に微笑んで頷いた。


美鈴は部屋を微笑んで出ようとした。


美鈴は部屋を出るのを微笑んで止めた。


美鈴は敬一を微笑んで見た。


敬一は食卓の前で横になっている。


美鈴は敬一の傍に心配して来た。


敬一は目を閉じて横になっている。


美鈴は敬一に心配して話し出す。

「敬一。調子が悪いの?」

敬一は横になり、美鈴に眠く話し出す。

「眠いだけ。」

美鈴は敬一に心配して話し出す。

「敬一。掛ける物が無いままで寝たら、風邪をひいてしまうわ。直ぐに布団を敷くわ。ご飯の用意が出来たら呼ぶわ。暫く寝なさい。」

敬一は横になり、目を閉じると、小さく頷いた。


美鈴は部屋から微笑んで居なくなった。


敬一は横になり、ぐっすりと寝ている。


美鈴は掛け布団を持ち、部屋の中に微笑んで入った。


敬一は横になり、ぐっすりと寝ている。

美鈴は敬一に掛け布団を優しく微笑んで掛けた。

敬一は横になり、ぐっすりと寝ている。

美鈴は敬一を微笑んで見た。


美鈴は部屋から微笑んで出て行った。


数日後の事。


ここは、敬一と美鈴の住む家。


食卓の有る部屋。


敬一は微笑んで居る。

美鈴も微笑んで居る。


敬一は美鈴に笑顔で話し出す。

「お母さん。藤の雪は分けてもらえる日は、今日だよね。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「少し経ったら、藤の雪を分けてもらいに行く予定なの。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「僕も一緒に出掛けても良いかな?」

美鈴は敬一に微笑んで頷いた。

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。藤の雪を分けてもらえた後に、お酒を直ぐに買いに行きたいんだ。」

美鈴は敬一を不思議な様子で見た。

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「斉藤さんの家で手伝いをしたんだ。時尾さんからお小遣いをもらったんだ。お小遣いでお酒が買えると思うんだ。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「一緒に出掛けましょう。」

敬一は美鈴に微笑んで頷いた。

美鈴は敬一を微笑んで見た。


少し後の事。


ここは、町中。


敬一は藤の雪を笑顔で抱いている。

美鈴は微笑んで歩いている。


少し後の事。


ここは、酒屋の前。


敬一は藤の雪と酒を抱えて、酒屋から笑顔で出てきた。

美鈴は酒屋から微笑んで出てきた。


敬一は藤の雪と酒を抱えて、笑顔で歩き出した。

美鈴は微笑んで歩き出した。


美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。お酒もお花も、用意が出来たわ。斉藤さんの家に出掛けられるわね。」

敬一は藤の雪と酒を抱えて、美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さんに助けてもらって手に入れた、藤の雪とお酒だよ。お母さんを一人で家に帰せないよ。家まで一緒に行くよ。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。ありがとう。家まで一緒にお願いね。」

敬一は藤の雪と酒を抱えて、美鈴に微笑んで頷いた。

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。藤の雪とお酒を抱えて歩くのは大変よね。藤の雪を持つわ。」

敬一は酒を抱えて、美鈴に藤の雪を微笑んで渡した。

美鈴は敬一から藤の雪を微笑んで受け取った。


敬一は酒を抱えて、微笑んで歩いた。

美鈴は藤の雪を抱えて、微笑んで歩いた。


暫く後の事。


ここは、藤田五郎、時尾、勉の住む家。


玄関。


時尾は微笑んで居る。

敬一は藤の雪と酒を抱えて、微笑んで居る。


敬一は藤の雪と酒を抱えて、時尾に微笑んで話し出す。

「斉藤さんへの贈り物に、お酒と花菖蒲を用意しました。花菖蒲の名前は、藤の雪、です。斉藤さんに渡してください。」

時尾は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一君。ありがとう。五郎さんに必ず渡すわ。」

敬一は時尾に藤の雪と酒を笑顔で渡した。

時尾は敬一から藤の雪と酒を微笑んで受け取った。

敬一は時尾を微笑んで見た。

時尾は藤の雪と酒を抱えて、敬一に微笑んで話し出す。

「敬一君。飲み物を用意するわ。家に上がって。」

敬一は時尾に微笑んで話し出す。

「直ぐに帰ります。」

時尾は藤の雪と酒を抱えて、敬一に微笑んで話し出す。

「お酒と藤の雪を受け取ってから、家に来たのよね。疲れたわよね。家に着くまでに喉が渇くと困るわ。休んでから帰って。」

敬一は時尾に微笑んで話し出す。

「お気遣いありがとうございます。お願いします。」

時尾は藤の雪と酒を抱えて、微笑んで頷いた。


敬一の家の中に微笑んで入って行った。

時尾は藤の雪と酒を抱えて、家の中に微笑んで入って行った。


暫く後の事。


ここは、敬一と美鈴の住む家。


玄関。


敬一は笑顔で帰ってきた。


美鈴は微笑んで来た。


敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「お母さん。ただいま。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「敬一。お帰りなさい。」

敬一は美鈴に微笑んで話し出す。

「時尾さんに藤の雪とお酒を預けたんだ。」

美鈴は敬一に微笑んで話し出す。

「斉藤さんが喜んでくれると良いわね。」

敬一は美鈴に微笑んで頷いた。


敬一は家の中に微笑んで入って行った。

美鈴も家の中に微笑んで入って行った。


暫く後の事。


ここは、藤田五郎、時尾、勉の家。


玄関。


藤田五郎は普通に帰ってきた。


時尾は微笑んで来た。


時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「お帰りなさい。」

藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「今日、敬一君が訪ねてきました。五郎さんへの感謝の気持ちとして、藤の雪の名前の花菖蒲とお酒を頂きました。」

藤田五郎は時尾を普通の表情で見た。

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「話が長くなるかも知れません。家の中で続きを話します。」

藤田五郎は時尾に普通に話し出す。

「構わない。続きを話してくれ。」

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「花菖蒲は、美鈴さんと敬一君の二人で用意したそうです。」

藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「先日の出来事ですが、敬一君に片付けを手伝ってもらう話になりました。敬一君に手伝いのお礼を渡しました。敬一君は手伝いのお礼でお酒を買ったそうです。」

藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「藤の雪は五郎さんの部屋に活けました。」

藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「お酒は直ぐに用意しますか?」

藤田五郎は時尾に普通に話し出す。

「部屋で酒を飲みたい。直ぐに用意して構わない。」

時尾は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「直ぐに準備をします。部屋でお待ちください。」

藤田五郎は時尾に普通の表情で頷いた。


藤田五郎は家の中に普通に入って行った。

時尾は家の中に微笑んで入って行った。


少し後の事。


ここは、藤田五郎、時尾、勉の住む家。


藤田五郎の部屋。


床の間に花菖蒲の藤の雪が活けてある。


藤田五郎は普通に居る。

藤田五郎の傍には、酒と肴が置いてある。


藤田五郎は障子を普通に開けた。


藤田五郎は庭を普通の表情で見た。


季節外れの桜が庭に咲いている。


藤田五郎は横を普通の表情で見た。


沖田総司が笑顔で居る。


藤田五郎は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は藤田五郎に笑顔で話し出す。

「斉藤さん! こんばんは! お久しぶりです!」

藤田五郎は沖田総司を普通の表情で見ている。

沖田総司は藤田五郎を不思議な様子で見た。

藤田五郎は沖田総司に普通に話し出す。

「敬一から酒と花をもらった。」

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。良かったですね。」

藤田五郎は沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「藤の雪の名前の花菖蒲。良い名前の花菖蒲を手に入れました。さすが。鈴です。」

藤田五郎は沖田総司に普通に話し出す。

「美鈴さんも敬一も、総司とは比較にならないくらい、しっかりとしている。」

沖田総司は藤田五郎を苦笑して見た。

藤田五郎は沖田総司に普通に話し出す。

「総司。今回も酒が飲めないのだろ。」

沖田総司は藤田五郎に寂しく頷いた。

藤田五郎は沖田総司に普通に話し出す。

「肴は食べるだろ。」

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「はい。」

藤田五郎は沖田総司に普通に話し出す。

「始める。」

沖田総司は藤田五郎に笑顔で話し出す。

「はい!」

藤田五郎は杯ら酒を普通の表情で注いだ。

沖田総司は藤田五郎と酒と寂しい微笑みで見た。

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は藤田五郎に寂しい微笑みで話し出す。

「敬一が斉藤さんのために買った酒ですね。」

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は藤田五郎を寂しい微笑で見た。

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通に話し出す。

「総司。敬一が買った金鍔は食べたか?」

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「はい。とても美味しかったです。」

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は藤田五郎を寂しい微笑みで見た。

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通に話し出す。

「総司。暗い。しっかりしろ。」

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「はい。」

藤田五郎は杯の酒を飲むのを普通の表情で止めた。

沖田総司は藤田五郎を不思議な様子で見た。

藤田五郎は沢庵を取ると、沖田総司に普通に渡した。

沖田総司は藤田五郎から沢庵を受け取ると、沢庵を笑顔で食べた。

藤田五郎は杯の酒を飲むと、沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は藤田五郎に恥ずかしく話し出す。

「斉藤さん。肴を再び頂いても良いですか?」

藤田五郎は杯の酒を飲むのを止めると、蒲鉾を取り、沖田総司に蒲鉾を普通に渡した。

沖田総司は藤田五郎から蒲鉾を受け取ると、蒲鉾を笑顔で食べた。

藤田五郎は杯の酒を飲むと、沖田総司を普通の表情で見た。

沖田総司は藤田五郎と酒を微笑んで見た。


少し後の事。


ここは、藤田五郎、時尾、勉の住む家。


藤田五郎の部屋。


障子が半分ほど開いている。


庭に季節外れの桜の咲く様子が見える。


沖田総司は微笑んで居る。

藤田五郎は杯の酒を普通の表情で飲んでいる。


沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。戻る時間が近付きました。」

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は藤田五郎に微笑んで話し出す。

「斉藤さん。再び呼んでください。」

藤田五郎は杯の酒を飲みながら、沖田総司に普通の表情で頷いた。

沖田総司は藤田五郎を微笑んで見た。


沖田総司は微笑んで、静かに居なくなった。


藤田五郎は杯の酒を飲みながら、庭を普通の表情で見た。


桜は緑の葉を繁らせている。


藤田五郎は杯の酒を飲みながら、酒瓶を普通の表情で見た。


酒は全て飲み終えている。


藤田五郎は杯の酒を飲みながら、藤の雪を普通の表情で見た。


藤の雪は綺麗に咲いている。


藤田五郎は杯の酒を普通の表情で飲み干すと、藤の雪を普通の表情で見た。




*      *      *      *      *      *




ここからは後書きになります。

この物語は既に掲載している物語の改訂版です。

改訂前の物語の展開と雰囲気を出来るだけ残して改訂しました。

改訂前の物語を掲載するのは止めました。

以上、ご了承願います。

ここからは改訂前の後書きを加筆訂正して書きます。

この物語は、「新撰組異聞外伝 芒種の頃 美吉野と墨田の花火」の後日談です。

敬一君から藤田五郎さんに向けた「少し遅れた父の日」の物語です。

物語の設定時期に、「父の日」そのものが存在していません。

そのため、父の日のような事をした物語になります。

「藤の雪(ふじのゆき)」は、「花菖蒲」の名前です。

「夏至(げし)」についてです。

二十四節気の一つです。

昼間の時間が最も長くなる日です。

六月二十一日頃、または、この日から小暑までの期間です。

菖蒲が咲き始め、半夏生(烏柄杓)が咲き始める頃と言われています。

楽しんで頂けると嬉しいです。





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