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手抜き日記

2006年04月25日 01時10分28秒接客留学のNO●A
日本に住むかなりの日本人というものは
大体において『日本語』こそ最も優美で、
機微に富んだ言葉だと思っている事と思う。

まあ、多言語と日本語の全ての部分を比べて得られた結論ではないので、
それが正確なのかどうかは分からないし、
当然他国の人は自国語こそ最もトレビアンだと言うに決まっているので、
この辺の議論と言うのは殆ど役に立たないであろう事は2秒で判ろうと言うものだ。

しかしながら我々日本語ユーザーは、
『優美で機微に富んだ言葉』であるが故の弊害と言うものを
恐らく意識しているに決まっているのである。
誤解の根源である同音異義語や、難解な言い回し、曖昧な意思表示
更に加えて複雑怪奇な文法に3種類の文字。
しかもこれを巧みに組み合わせない事には、
言語能力を疑われるというおまけ付きの厄介な言語であると言う認識である。

ただ我々には、詰め込み式学校教育の末に得た
当に世界でデファクト・スタンダードと言ってよい言語であるところの
English
という武器が備わっている。

いや、まあ、正確に言えば
『ちぎれ飛んだ文法』と『意味の繋がらない単語群』の寄せ集めであるところの
"Janglish"
のようなものではあるのだが…

まあ、ともかく私の貧弱な英語能力を試す機会が
全く意図しない所から突如出来(しゅったい)したのである。

相手は中国人。
もうしゃべっている言葉などは思いっきりChineseである。
彼らは(5名ほど)日本語を全く解さない様子で、
その中で最も語学に通じていると思われる人物のみが英語を話せる様子であった。

同僚は最早及び腰である。
ここで私の国際関係能力の高さを証明すれば、私の株も上がろうというもの。
どうせなら日経平均38,000円くらいまで突き抜けろと思いつつ、話しかける事にした。

私『Can I help you?』
中『オ〜、ペラペラペラペ〜ラ』

待たんかい。
それ、中国語やろう。さっきまで英語で頑張って説明しようとしてたくせに…
それとも何か?俺の『Can I help you?』ってのは、
実は中国語やったんか?


何とか英語で話をし始めたのだが、
何せ私の操るJanglishは母音の発音を強調する傾向があるのに対して
彼らの話し口調は妙に訛っている上に取っ掛かりになる母音が弱いときている。
かなり苦戦しつつも、デジカメについてのアドバイスを与え、
何とかその場を切り抜ける事に成功したはいいものの
会計を済ませた彼らはレジのねーちゃんと口論になっている。

どうも、ジャリ銭をかき集めて、それを500円玉に両替しようとしているらしい。
この店ではそれは無理だと説明するのだが、
どうにも納得がいかなかったらしく、
また両替について数分話した。

やれやれ、
我ながら恐ろしい意思疎通能力である。
英文のそこここに『せやからな』や、『ちゅうわけよ』を
巧みに織り込みつつ話した私の英語力は多分アリンコ並ですorz

Now Playing:
-Smetana Quartet-
"Tchaikovsky: String Quartet NO.1"Andante Cantabile""

2006年04月24日 01時42分03秒見て、これが日本の技術というヤツよ
さて間違い探しの時間です。
下にあるのは電子辞書のキーボードの写真ですが、
かなりハイセンスな仕様になっています。



わかります?

いや、これは指摘されんとわからんわ。
というかこんなミスがあること自体びっくり。

2006年04月19日 02時32分26秒市バス
今日、人生で何回目かの『市バス』に乗った。

市バスというのは、市が運営しているバスの事で、
都会な感じの大きな街に行かないと走っていないレアアイテムだ。
似たようなものに『路面電車』や『地下鉄』がある。

路面電車は都会度指数が他の二つに比べ若干低めに設定されている。

ともあれ、私は生まれてこの方
路線バスというものに片手で数えるほどしか乗ったことがない。

通常の路線バスの作法としては

1・後ろのドアからそ知らぬ顔で乗り込む
2・整理券を汗ばむ手で握り締め、次駅表示を睨みつつ運賃計算
3・札を崩す為に運賃箱横の両替機に向かうも客の目が気になってタイミングを計ってしまう
4・精算する段になって、自分の手際が悪くないか疑心暗鬼になる
5・降りるときにステップを踏み外しはしないかと気が気ではない

とまあ、こんな感じの手順が必要なわけだが、
ノンノンノン。
市バスは違う

市バスとの戦いはもう既に乗り込む前から始まっているのである。

1・解読不能な線の集合体、路線図を解読する
2・自分が乗るべき系統を発見してほっと胸を撫で下ろす
3・巡回バスなるものの存在をはじめて知る
4・自分が乗りたい系統のバスが停留所に到着するも2分早着。まあ、そういうこともあるかと乗り込む
5・バスが発車した跡に『右回り』『左回り』の存在を知る
6・まあ、反対周りでもいつかは目的地に着くだろうと思ったが、不安になったので運転手に聞くことにする
7・自分の行きたい所のはるか手前までしか行かない事を知る。巡回のくせに生意気だぞ〜とジャイアンの心境。
8・非常に困った顔をしていると運転手が逆周りのバスも止まる停留所で下ろしてくれる
9・しかも回数券を一枚ちぎってくれて、『これで次のバスに乗ればいいから』と言ってくれる
10・目的のバスが接近している事を3回確認し、ようやく目的地行きのバスに乗る
11・途中必要以上にリラックスするとともに『次止ります』のボタンを押したくてしょうがない
12・市バスは一律200円なので降りるときに財布を出す必要がない事を心の中で確認
13・客が自分ひとりになってしまったため運転手と談笑。
14・運転手はマイクを入れたままの為、無意味に社内に響き渡る会話の内容が不気味だ
15・目的の停留所の名前がわからないので、目的地付近に停留所はないかと運転手に聞くも、『それは別の系統のバスだが、本数が少ないから終点から歩いた方がよい』と言われ、『じゃあ、それで』と言う。
16・次が降りるバス停だと言う事をもう運転手に告げてしまった今、『次止まります』ボタンを押すかどうか逡巡する。
17・結局ボタンは押さずにバスを降りる。






こんなに煩雑な作法があるのが市バスという乗り物なのだ。
どうだ恐れ入ったか、田舎者には乗ることが出来まい。




ううぅ・・

2006年04月19日 02時19分50秒う〜ん
実に久しぶりの日記になってしまった。

気がつけば春を優しく染めていた桜の花も最期の時を迎え、
風に吹かれて散りゆく花びらとともに
季節は毛虫の咲き乱れる緑の葉へと移ろいゆく。

今日も文学少年の才能を若干垣間見せてしまった・・・
自分の才能が怖い。


最近、仕事が休みの日には、
知り合いの方が喫茶店を始めるという事で
そのお手伝いにいっている訳だが、
なかなか作業ははかどらず、ただただ遊びに行っている感が強い。
若干後ろめたい気分になりつつも、
最近作業が楽しくなってきている自分がいる。

しかし、前に進むということは
大変な労力と苦痛を伴うものだ。
現時点の安定に甘んじる事無く、新たな地平へ立とうとしている
その知り合いの方の姿を見ていると
自分も何かを始めたいという焦燥感に駆られてしまうものだ。

自分になせる事は何なのか、
自分の能力とはなんなのか、

最近、また自分の周りの歯車が回りだした気がする。
ここに、飛び乗るべきか、
はたまた…

Now Playing:
-The Beatles- "Eight days a week"

2006年04月11日 02時35分21秒シリアス
本日の日記の内容には、異性の評価を下げる成分が含まれています。
私に淡い好意を寄せる女子諸君は視界に入れないようご注意下さい



シリアス…

そういったイメージから程遠い評価を頂いている私であるが、
先輩社員Tは一味違うのである。

今日、なにやらいかついにーちゃんがたくさん群がっているのを目撃して、
そのあと私と、Tさんと、上司の3人で、集まって話をしていた。

私「あそこに、いかついにーちゃんたちが群がってますよ。
  なにやっとるんでしょうねぇ〜」

上司H「ほんまやねー。なにやっとるんやろ」

先輩Tは満面に微笑を湛えつつ言い放つ。

T「え?イカくさいにーちゃんが群がっとる?どこ?」

上司H「・・・・Tさん?」

T「いや、だから、『イカくさい』にーちゃんがね・・・」

2006年04月04日 02時39分15秒OYAJIの復権
ここ数年というもの、
猫も杓子もデジタルカメラである。

いや、猫や杓子はデジタルカメラなんぞ不要だと言いたいだろうが
そこは人間の世の慣用句というもの、
人の世の習いに従って、ここは話を進めることにする。

さて、巷に溢れまくっていて、
超弱小所得層の私なんかも持っているこのデジタルカメラ、
最早持っているからといって、特に自慢になるほどの事もない。

まあ、せいぜい300万画素のデジカメしか持ってないが、
秒間3.5コマ連写(カードorバッテリの尽きるまで)&
液晶は暗いものの、そこそこ自分的に満足のいく発色、
そして主な仕様用途は行動メモ&HP掲載用画像収集とくれば、
特にこれ以上の性能のカメラが必要だとも思わない。
音入りでAVI動画も撮れることだし。

まあ、自分のデジカメの自慢をするというようなつもりでもないのだが、
そんな感じで巷に溢れかえっておるコンパクトデジカメと一線を画す為に
高級デジカメの尖兵として各社から送り込まれているのが
『デジタル一眼レフカメラ』である。

当初はCCD記録をするカメラで、しかも液晶モニタ搭載のくせに
ファインダを覗きながらシャッターを押すしかないという偏屈ぶりに
デジカメのアイデンティティを放棄するつもりかとも思ったが
やはり素性の良さはいかんともしがたく
コンパクトデジカメなぞ足元にも及ばない絶妙なフレーミングを実現する
液晶モニタ至上主義としてはなんとも歯がゆい存在であったのだが
最近メーカーも改心した模様で、
液晶モニタ(もしくはEVF)搭載のモデルなんかもバシバシ出てきている模様。
ん〜正直欲しいが、レンズ地獄に陥るのは目に見えている。撤退。

君子李下に冠を正さず。
一眼レフに近づかなければよいのである。

閑話休題。
今日の本題はそこではあるのだがそこではなくて、
『Nikon』のデジタルカメラのプロモーションビデオについてである。

主な登場人物は2名、というか、2名しか出てこない。
『お父さん』と『娘』である。

娘は恐らく社会人。
ある日家に帰ってくるなり『お父さん』に高らかに宣言する。

娘「買っちゃった♪デジタル一眼レフ」

…妙に『一眼レフ』のフの音が下唇を前歯で噛む系の発音気をつけ目。
『お父さん』は切歯扼腕(ちょいオーバー)して悔しがり
娘から買ってきたばかりのカメラを奪い取る。

父「ちょっと貸してみろ」

娘「え〜〜、私のカメラ〜〜」

父と娘の骨肉の争いである。

その後、一眼レフは操作が難しいんではないかという父親に
娘が思ったより簡単である事を言い含めるのである。

その後、『私のカメラ〜』発言はどこへ行ったのか
『娘』は『お父さん』の構えたカメラの被写体となるために
自分の部屋へとって返して、おめかしを始める所で寸劇が終了する。

…いつの時代?
魂取られる系?

ともあれ、このPVの主なメッセージというのは
『オヤジの復権』と『娘でも使える簡単操作』

しかし、だ。
『娘でも使える簡単操作』の範囲内で写真を撮るだけなら、
コンパクトカメラで十分やろと思う人間は、私だけではあるまい・・・

そして、待ち望まれる『オヤジの復権』は
理解されないビックリドッキリメカとしての一眼レフの存在に埋もれていくのである。

NowPlaying:
-洗濯機-
"明日着ていくものがなくなっている事に気付いて慌てて回す丑三つ時の音"

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