このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
岐阜散歩紀行・5
最終まめに乗って、長良川鉄道郡上八幡駅に降り立った我々を待っていたのは
高校生の群れだった(約4名)
彼らは何をするでもなくゲームボーイをやっていた(やってるやん)。
あら、彼らのこの余裕、電車までしばらくあるんかなと思った我々は
時刻表を確認した。
美濃太田方面の…普通列車。
ええと、今が17時11分。
17時代が…07分。
あ…もう行ってるorz
じゃあ、次の列車は…って、
18時43分って
じゃあ、まあ、しょうがないよな。
駅の待合室寒いし、横のそば屋でお惣菜とラーメンでも食べながら
ちょっと待たしてもらいますか。
で、駅横のラーメン屋に入ったら、
俺らしか客がおらんやん。
店主明らかに暇そうやし…
でもまぁ、俺ら客やし、ラーメン今から食うし、な、大丈夫。
「ラーメン2つ」「はいよー」
おっちゃん、ゆっくりでええで、ラーメン。
って、速いわ。
やむを得ないので、『クスクス』を見ながら
出来るだけ牛歩戦術でラーメンを食おうと試みる
が、麺類が伸びるのを座して待つ事が出来ない俺は
自動的に猛然とスパートをかけてしまう…ああ、これがカルマなのね
しかしこのそば屋…サイドメニューが全くない…
時間の引き伸ばしようがないし、
何か派手なおばさんがぎゃんぎゃん言ってるっぽい(内輪の話のようだ)
居心地が悪いので、寒くて薄暗い駅舎に戻ると
駅員が帰り支度してやがる
ああ、この駅6時で店じまいか。って、あと45分ですか?
●標語入り短冊発見● ………。
へっあん?
あー、俺わからんわ。意味わかるか?
いや、知らん。
…寒いな。
うん。
ぶらぶらする事暫らく、ホームの片隅で、
●おお、この灰皿は●
専売公社じゃないですか。
何か国鉄っていう感じやね。こういうのん見たら。
寒い中ぶらぶらと待ってたら列車到着。
普通美濃太田行き。
空いてる車内でクロスシートを占拠して関まで睡眠。
●この看板も無くなってしまうんやろうか?●
関に来るのは初めてやったけど何か惜別っていう感じがするなぁ。
廃線までに俺が乗る最後の路電やろうなと思いながら
運ちゃんと2言3言会話しつつ無人の車内を撮影。
味があっていい車内やないの。
勿体無いなぁ。
そうこうしているうちに、俺らを含めて客が6人しか乗ってない電車は
交差点を渡って、闇の中をことんことんと走り始めた。
途中幾度もタブレット交換を行いながら、
岐阜に向かって進む電車が、街の灯りに照らされる頃には
乗客は3人に減っていた。
旅は終わった。
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