このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

大阪ちょっと探訪・8


本日は最終日である。
今日の主な予定としては、O縄弟の面接と、我々の暇つぶし大阪観光だけであった。

我々は午後4時までに南海難波駅でO縄弟と落ち合うまでは好き勝手である。やーい。

というわけで我々は取りあえず通天閣に向かおうということになった。
我々の脳内地図は正確無比である。
心斎橋からまあ、南西方向であろうというところ辺りに当たりを付けて、歩き始めた。

我々の脳内地図は正確無比であるので、
かなり適当に南西へと進路を振りながら歩いた。
もうええやろと思うほど歩いた頃には、

●まだ日本橋かい●
なんだかビルにおっきなガンダムが描いてあったりする。
ここが西日本最大の電気街か。
なかなか色んな怪しい店が沢山あって、ええなぁと
店先をふらふらと冷やかしながら歩いていた。

そんなO縄人弟の愛する街を離れてしばらく歩くと、
何か団地がある界隈に到着。
この近辺には幅の広い歩道の脇にこれでもかというほど灰皿が置いてあった。
ほぼ全ての灰皿は一斗缶を加工したものであった。

折角の灰皿なので、O縄人、連れ、私の三人で紫煙を盛大にあげておると、

●何やこれは、新種のアスレチックか?●
団地の周りの塀というか、フェンスというか、そういうもののコンクリの上に
大きさでいうと製氷皿で作った氷位の大きさのコンクリート片が
ずらっと並べてある。

何や知らんが、新手の宗教儀式とかやったら、
この適当そうに置いてあるコンクリート片、ちょっとでも動かしたら
新手の刺客とかに襲われるんちゃうか?
という恐怖感に駆られつつ、周りを観察しとると、

●誰が寝転ぶんやここで・・・●
そんな小さい隙間で寝る人はおらんなぁ。


で、まあ、そこからまたぷらぷら歩いとったら通天閣に到着した。
ああ、めっちゃ古い感じやなぁ。
でも、まあ、日立の広告塔やし、中身はさぞかし新型ちゃんやろうと思っとったら
昇っていくエレベーターの遅い事遅い事。

いやね、『新しい=昇降速度速い』とは思ってませんけど、
私、閉所&高所の条件が重なったとき、むっちゃ怖いんですわ。
せやから、日立さん、もちょっと速く上げ下げしてください。
でないと、怖いです。ほんまです。

あと、東京から来たと言うとった着ぐるみ着てエレベータ乗っとった人ら、
新幹線の中からその格好で来たのは凄い思うけど、
しゃべりがおもんないです。修行してください。できれば。

ほんまに一番おもろかったのはエレベーターのボタン操作しとったおっさん。
いきなり着ぐるみ乗り込んで来ても表情1ミリも変えんと
めっちゃおもろい事連発。密室の恐怖やな。

通天閣を後に、振り返って写真撮影。

●で、振り返った場所が…●
何か変な半分廃墟と化してそうな遊園地。
しかし、まあ、とりあえず動く乗り物があるんやったら、乗っとかないかんわな。
ということで、ジェットコースターに乗ってたら、
俺の泊まってたホテルが見えとる。しかもすぐ近くに。
一日目の謎施設はここであったか。

我々の正確無比な地理感覚が間違っていない事を確信した出来事であった。


●これから下の参考資料●
取りあえず、大阪中心部を制覇した我々は、とりあえず地下鉄に乗ろうという事で
『動物園前』から地下鉄御堂筋線に乗車。
気が向いたので、 ↓
『大国町』で四つ橋線に乗り換え、

『住之江公園』でニュートラムに乗り換え。

●幼い頃は脅威の新交通システムだったのに…●
ねぇ?自動運転ですよ。運転手いないのに勝手に走っていくって、
「21世紀には電車は多分みんなむじん君になるんやろなぁ」
って、信じて疑わんかったのに、もう21世紀やん。人力ですけど。
どうしてくれる?俺の21世紀。

で、まあともかく、 『コスモスクエア』でOTSテクノポート線に乗り換え。

途中、路線はは中央線に変わり、

『本町』で御堂筋線に乗り換え、

『難波』で降りた。

ちょうど、大阪の地下鉄の西半分を一周した計算になる。
小刻みに乗り越し清算を行っていた我々が最後に清算に臨んだのが
地下鉄難波駅の清算機だったのだが、受け付けてもらえず、
仕方なしに駅員に「清算してくださーい」と持っていったところ、

「え?一周?一周したの?」
「そんなん初めてやわ…」
「うわー」
とぶつぶつ言いながら閻魔帳を繰って、15分。
「170円です」

す…すんませんでした。
で、折角なんで、記念といっちゃあなんですけど、切符ください。
といって、切符もらってきましたよ。
今部屋の中のどっかにある(涙)

でも、ほんまに悪戦苦闘してたから、真似はせんといてね。
俺あんなに運賃清算に苦労しとる駅員見たん初めてやわ。



●南海ラピート●
で、まあ、南海難波駅から関空にO縄人をお見送りするために
折角なんで、南海ラピートをチョイス。

専用プラットホームから発車する電車の乗り心地はなかなかいい感じ。
ホーム入り口に女性係員がにっこりしてて、
『いや、これから飛行機乗るの俺じゃないんで、そんな微笑まんといてください』
と、貧乏人の罪悪感に苛まれる。

関西空港は灰皿が沢山あって、いいとこだったぞ。
それだけかい

で、まあ、それからは難波に帰って、
近鉄特急のデラックスシートに乗って、
真っ暗な何もない車窓と、
トンネルと電池消耗で通信兵と化したドラキチの連れを観察しながら
名古屋へと帰った感じである。


ちなみに、四日市を過ぎる頃には電池は消耗しきっており、
連れは『懐中電灯セオリー』に従って、
1・電源のON/OFF
2・電池を入れたり出したり
3・叩く
4・祈る

の行動を繰り返していた事をここに追記しておく。



●終わり●

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