このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください


日本セメント東松山専用鉄道
(東武東上線高本貨物支線) 撮影2004/02/01


MAP(準備中)

日本セメント東松山専用鉄道
(東武東上線高本貨物支線)


埼玉県東松山の高坂から終点高本まで結んでいた貨物線です。自分も昔からこのあたりをクルマで通っていましたが、この空き地はいったいなんなんだろう?と疑問を持っていました。
調べてみたところその昔、貨物線(電化)があったとは!
関越道の上を横切っている高架線を、てっきり東上線かと思い込んでいた地元の自分がハズカシイ。。。笑
高坂駅構内

ここは東武東上線高坂駅構内写真の路線の先は東松山方面を望んでいます。(手前側が川越方面)
東上線は右に大きくカーブしていっていますが、廃線跡は左に向かって延びています。と、いっても線路は既に取り外されていて空き地状態が先に向かって続いている状態です。
この先しばらくは緑色のフェンスが廃線跡を囲っています。
さぁ、探索の旅の始まりです!!!
踏切跡

高坂駅を過ぎしばらく行くと廃線跡と交差する踏み切り跡を発見しました。
この道中までの過程でもいろんな跡が確認されていると思いますが、クルマがクルマだけに明らかにムリな道には入っていけません。んー残念!
歩けばいいのですが、車でたどれるところまでたどってみようということで。。。
おなじみスポット

ここはかの有名な関越自動車道を高架で横切るスポットです。
関越道では相変わらず上りの渋滞が始まっていました。
架線柱が残されている唯一の場所でもあり、関越道を走っているとアレはなんだ?と思う場所でもあります。
手前側は草が生い茂り、路線跡かどうか判断がつかないくらい自然化しています。
それでも自力で登ってみましたが、背丈を越える草が(木?)によって阻まれてしまいました。残念!
ちょっとアップ

手前の急勾配の土手に上りデジカメでパシャリ。
これ以上はこちら側には登れません。。。
冬場でこれですから、夏場は雑草が生い茂りより困難になることでしょう。
反対側

反対側へ回ってみました。
クルマでここまで来たのですが、大後悔。。。
Uターンできないのです!
涙を流しながらバックで戻りました。
架線は張っていませんが、架線柱は残っていてかつて、ここに電気機関車が通っていたのだなぁと感傷深くなりました。
葛袋

秩父鉱業の看板が立っていました。
この入り口から登ってゆくと、葛袋の秩父鉱業の路線跡に出会えました。
日曜日だったため、ダンプの出入りは無く、ちょこっと失礼しクルマを止め路線跡を高坂方面に向かって歩いてみました。
葛袋から高坂方面を望む

秩父鉱業から路線跡を高坂方面に望んだところです。
確かに路線跡を物語るような真っ直ぐ伸びた道がそれを物語ります。
さっきの場所から300M

さらに高坂方面に向かって歩いています。
とりあえずいけるところまで行ってみようかな?という気分になり、周りに人気の無いひっそりとした路線跡を歩きました。
バラストは残っていました。
このまま歩きつづければ先ほどの関越道を横切るスポットに出るはずです。
しかしながら、目の前に木々が邪魔をし始め、とても歩いてゆくにはいけないような感じになりましたので、来た道を戻り、終点高下を目指します。
なんだろ?

路線跡に鉄道で使われていたと思われる系のいろんなオブジェが転がっていました。
これはなんだろ?
枕木?木じゃないし、これコンクリートだし。
がいし

電化をしのばせるがいしが路線跡に転がっていました。
草に埋もれていますがしっかりとその原型を保っています。
倒れた電柱

また、路線脇には電柱が転がっています。
完全に折れてしまい、鉄筋がむき出ていました。
葛袋-高本間

葛袋の秩父鉱業にて廃線跡は姿を見せなくなります。
しかし、そこからちょっと離れると立派な築堤が残っていました。
ゴルフ練習場を越えたあたり

葛袋から高本に向かう途中廃線跡は2kmほど確認できなくなります。ゴルフ練習場を越えたあたりに道路をくぐる路線跡を発見!終点高本までの再探検の開始です。この先(葛袋方面)は土砂で先に進むことが出来ないようです。
トンネルを望む

道路と交差するトンネルを全景が入るようにシャッターを切りました。
踏み切り跡

突如表れた踏み切り跡です。かつて鉄道が走っていたことをほうふつさせます。この道路は民家に繋がっているようです。私設踏み切り!?
踏み切り跡を望む

踏み切り跡の全景です。ゼブラカラーの跡がはっきり残っています。
築堤

レールで作った崩れ防止の杭が作ってあります。
築堤

草刈もされていて非常に歩きやすいです。
竹林

竹林を真っ直ぐ進む路線跡です。ここは落ち葉がたまっていました。
さらに進む

高本に向かって歩いています。
真っ直ぐ進む路線跡

路線跡沿いにはかつて鉄道で使用されていた多くの備品が転がっています。
コンクリ橋

コンクリートで固められた立派な橋です。ここを渡るのは非常に度胸がいります。高さは結構ありました。
コンクリ橋横から

この民家と民家の間の道は、明らかに私有地っぽかったので遠くからの撮影となりました。
ガーダー橋

ガーダー橋を望んだところです。ちょっとここも渡るのは怖かったな。
ガーダー橋

ガーダー橋を上から見たところです。ロープが入っており立ち入り禁止となっています。
ガーダー橋

終点高本の手前300Mあたりにあるガーダー橋です。
綺麗に残っていたので感動しました。
なお、道的にここは上り坂で、橋をくぐった先はかなり道が細くなっています。
作者はこの場所からバックで戻りました。(><)
ちょっとムリしたかな。
ガーター橋から高本を望む

ガーター橋から終点他かもと方面を望んだショットです。
山あいに築堤が伸びています。
踏み切り跡

終点高本の手前150Mのあたりです。
ここは一般道との踏み切りの跡かと思われます。
クルマに乗ったまま取った写真です。
終点高本

終点の高本です。
路線跡はアスファルトになり(正しくは脇にチョット残っていますが。。)ゴルフ場の管理事務所に向かっています。
この先は関係者以外立ち入り禁止となっており、今回の旅の終着でもあります。
そして、メル助S600

高坂から終点高本まで一緒に旅した愛車と終点でワンショット!
デカイクルマではかなり機動性にかけると思ったので、次回の旅ではセカンドカー:パジェロでレポートをお送りします!


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