無量寿寺山門 八橋山 無量寿寺は、慶雲年間(704〜8)に創建された慶雲寺が、弘仁12年(821)にこの地に移され、無量寿寺となったと伝えられている。右手に見える建物は知立市八橋史跡保存舘(訪れた日は閉まったままだった)。 |  |
 | 八橋古碑 境内にあるこの碑は、亀の台座の上に碑柱が建つ「亀甲碑」で、寛保2年(1741)の建立。碑文は荻生徂徠の門人がこの地を訪れ、八橋と在原業平の故事について漢文でまとめたもの。昭和40年に知立市の文化財に指定された、と案内板に説明がある。 |
芭蕉連句碑 芭蕉が『のざらし紀行』の旅を終え、貞享2年木曽路を経ての帰途、鳴海の俳人下郷知足の家に泊った時の作。碑を建てたのは知足の子孫下郷学海、安永6年(1777)の建立。市指定文化財。右手奥に見えるのは無量寿寺本堂。 |  |
 | 無量寿寺庭園 寺には市指定文化財の心字池を中心に、回遊式庭園が設けられている。「毎年五月には約三万本の杜若が咲き乱れ」と、市の教育委員会の案内板にあるが、訪れた5月下旬には花はほとんど終わっていた。 |
業平の井 寺の境内には在原業平ゆかりの遺跡・遺物が数多いが、庭園の一隅にあるこの井戸には「業平公 お茶の水を おくみの井戸」と立て札が立っていた。 |  |
 | 杜若姫供養塔 花崗岩で作られた宝筺印塔で、市指定文化財。「杜若姫は小野中将篁の娘と伝えられ、東下りの在原業平を恋い慕って、やっとこの八橋の逢妻川で追いついたが、業平の心を得ることができず、悲しんで池に身を投げて果てたと伝えられている」、と教育委員会の案内板に記されている。 |
八橋かきつばた園 無量寿寺に隣接してこの公園がある。1haに3万株のかきつばたが植えられ、日本最大のカキツバタ園という。今年は開花が早く、訪れた5月下旬には咲き残ったものもわずかだった。 |  |