このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください |
——カキツバタ群落
![]() | 知立神社多宝塔 知立神社は、江戸時代は東海道三社のひとつに数えられた名社で、創建は社伝によれば、日本武尊が東征の帰途、この地に祖霊を祀ったのが始まりという。現存する多宝塔は永正6年の再建、三間二層の塔で、塔の高さは約10メートル。国指定の重要文化財。 |
知立神社外苑 愛知県の県花はカキツバタ。アヤメ類の名所も多いが、この知立神社もそのひとつ。訪れた5月下旬は菖蒲まつりの最中でにぎわっていた。 | ![]() |
![]() | カキツバタ群落 知立神社へのタクシーで、運転手さんに小堤西池のことを尋ねたら、カキツバタはもう終わったかも知れない、という。名鉄知立駅に戻って訊いてみたら、まだ咲いているという。バスで30分ほど揺られ、そこから田んぼ道を十数分歩いて、ようやく「天然記念物 小堤西池 カキツバタ群落」の標柱のある所にたどり着いた。 |
マムシに注意 この苅谷市小堤西池には、カキツバタをはじめ水湿地固有の植物が100余種も自生し、昭和13年に国の天然記念物に指定された。カキツバタはかつてこの西三河地方に広く自生していたが、今ではここが県内唯一の自生地という。小堤西池の背後の丘陵地帯も含めて、県の自然環境保全地域になっている。手前に見える立て札は「マムシに注意」、実際にマムシは出るそうだが、やたらに中に立ち入る不心得者への牽制でもあるようだ。 | ![]() |
![]() | カキツバタ群落 訪れたのは5月下旬、花の盛りは過ぎていたが、まだ結構花が咲き残っていた。監視人?の話ではこれは「3番花」だという。菖蒲は好きで、明治神宮、水元公園なども含めて東京都内・近郊のものはずいぶん見たが、この広がりと天然自生の迫力に及ばないことは言うまでもない。「花は盛りをのみ見るものかは」、カキツバタの花がこの一帯に咲き満ちる様子を想像して満足した。 |
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