このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

こおりやま文学の森
 
郡山市久米正雄記念館 郡山市文学資料館 

 猪苗代からの帰途、平成12年に開館した「こおりやま文学の森」に立ち寄った。初代館長の塩谷郁夫氏は大学の同窓で旧知だったが、昨年勇退、2代目館長には中野英二氏が就任された。
 散策路もある広い敷地に、郡山ゆかりの作家、久米正雄、宮本百合子、中山義秀、真船豊等の資料を展示した郡山市文学資料館と、鎌倉の久米正雄邸を移築した久米正雄記念館がある。
↑ 郡山市文学資料館 
←展示室の一部
宮本百合子『貧しき人々の群れ』原稿(複製)

宮本百合子の祖父は安積開拓の父と呼ばれた人で、百合子は幼少時代、しばしば当地に滞在した。『貧しき人々の群れ』(大正7年『中央公論』)は百合子17歳の作品。
久米正雄邸を移築した久米正雄記念館
久米正雄句碑

久米正雄は安積中学時代から句作をし、当地開成山の三つの池から「三汀」を名乗り、この俳号を生涯にわたって用いた。記念館脇に建つ句碑の句は「魚城移るにや寒月の波さざら」。

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