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湯河原を最初に紹介した著名人は三遊亭円朝だそうだが、湯河原を広く世間に伝えたのは国木田独歩であろう。独歩はこの地を2度訪ね、タイトルに湯河原の入った作品を書き、その作品や独歩の影響で、吉井勇、田山花袋など多くの文人が訪れるようになった。早くに独歩の碑が建てられ(昭和11年)、平成の世に「独歩の湯」が作られた所以だろう。 |
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万葉公園の国木田独歩文学碑 「湯河原より」の一節が刻まれている |
 | 国木田独歩文学碑と建碑の由来などを記した説明版 碑の前方に「独歩の湯」 |
「万葉公園足湯施設 独歩の湯」 |  |
 | 足湯9種 足湯は最近の流行で、あちこちにできたが、ここは9種もの足湯があって、それぞれ温泉と底に敷かれた石が違っているところに特徴がある。肝臓と眼にいいという「肝目の泉」、腎臓と耳に効果のある「腎耳の泉」など、ユニークな名前がついていておもしろい。この写真の立て札は「思考の泉」
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与謝野寛 晶子の歌碑板(歌はが湯河原町吉浜にあったと記されている)
光りつゝ沖を行くなりいかはかりたのしきゆめを載する白帆そ 寛
吉浜の真珠の荘の山さくら嶋にかさなり波にのるかな 晶子 |  |
 | 「文学の小みち」の石標 千歳川沿いに、万葉歌碑のある観光会館前まで「小みち」は続く |
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