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相国寺は臨済宗相国寺派の総本山で相国寺派の寺院は、全国に100ヶ寺余りもあり、金閣寺、銀閣寺の総本山でもある。作家水上勉は9歳の時、瑞春院で得度し13歳まで修行後寺を出奔。諸所を放浪遍歴、やがて作家生活に入った。直木賞受賞作品『雁の寺』に登場する雁の襖絵が、この瑞春院の襖絵をモデルにしていることから、雁の寺として世に知られるようになった。現在もその雁の襖絵八枚が当時の儘に残っているといわれるが、参観には予約承諾が必要だ。今回訪れた時、山門ちかくで車の手入れをしている男性に尋ねたら、「母が予約を受けて案内しているが、老齢に加えて体調も崩しがちで、今は予約を受け付けていない」とのことだった。 |
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相国寺法堂(重要文化財) |
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相国寺庫裏、向って左の隅に中国相国寺との「友好記念碑」が建っている |
相国寺南門 近くに同志社大、同志社女子大がある |  |
 | 浴室、宣明 禅宗寺院の浴室は宣明と呼ばれ、跋陀婆羅菩薩をお祀りしている。1400年頃の創建で、慶長初年(1596)に再建、平成14年6月に復元修復 |
法堂の西側にある後水尾天皇の御歯髪塚 |  |
 | 雁の寺(瑞春院)の案内板 |
雁の寺(瑞春院)はこの右側 |  |
 | 雁の寺(瑞春院)の山門 |
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作家水上勉が得度修行した瑞春院 |
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