このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

多摩川堤防決壊 1994・9・2の記録 (hp「カメラ紀行」7周年記念号)
 今年(2007年)の台風9号で、多摩川は戦後3番目の増水をみた。戦後一番の増水は1974(昭49)年の台風16号によるものであろう。この多摩川増水は狛江市猪方の堤防決壊、家屋流失の惨事を招き、被災状況が連日テレビ画面に映し出され、全国2番目か3番目の小さな市狛江が(こまえ、の読みをこのニュースで知った人も少なくなかったらしい)、一躍有名になった(狛江)きっかけとなった。33年前のことである。
 1974年、台風16号による多摩川上流の記録的な豪雨で、増水した多摩川は警戒水位を越え、9月1日午後2時、狛江市猪方の堰堤わき小堤の先端が崩れ始めた。付近住民には避難命令が出され、小中学校に避難、午後9時45分には、堰堤付近の本堤防が決壊、2日未明にはついに民家が倒壊、1軒、2軒と濁流にのみ込まれるという惨事となった。
         1974年9月2日早朝の多摩川堤防 前方右手の木立の先が堤防決壊箇所
前方左手は二ヶ領用水取水口につながる宿河原堰堤の建造物、この堰堤右手の堤防が決壊した
中州の向こうに濁流に流される民家が見える、前方は対岸の川崎市
堰堤付近を飛ぶヘリコプター、その下に見えるのは流出家屋
流出家屋の上を飛ぶヘリコプター
決壊箇所の下流の堤防の上から見守る住民
一軒、また一軒と、濁流に流される家屋は計19戸に及んだ
 Hp「カメラ紀行」開設7周年

☆このhp「カメラ紀行」を始めたのは、7年前の敬老の日(当時は敬老の日は9月15日)だった。この道の先輩M氏の励ましと助言を支えに、失敗と試行錯誤を重ねながらもここまで来れたことをまず喜びたい。当初は途中挫折を覚悟の上で、「毎週更新」をかかげたのだったが、それもなんとか持続できた。今回の更新で掲載ページも481号となった。1年、52週で、週1更新は7年間では364、定時更新の他に臨時更新も261に及んだことになる。当初はアクセス数も、3けたになるのに何ヶ月もかかるほどだったが、開設3年後、Yahoo! に登録されてからはかなり多くなった。どなたが観てくださっているのかわからないが、文学碑などの写真を利用したいといううれしい連絡もかなりあった(迷惑メールの関係で、メールアドレスを現在は掲載しておりませんが)。
☆最近は遠出をする機会が少なくなって、過去の写真掲載が多くなりましたが、それはそれで、資料的価値もあろうかと思います。多摩川水害シリーズの後は、「中国紀行」を掲載の予定です。よろしく。
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