このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

岡本太郎 「明日の神話」 東京・渋谷

 岡本太郎の壁画「明日の神話」が公開された。「原爆やビキニ事件の禍々しい残酷さ、それに負けない人間の誇り、怒りの爆発を描いた」とされる高さ5.5m幅30mの巨大な壁画は、数奇な運命をたどった。「太陽の塔」と対を成すといわれるこの作品は、メキシコシティに建設中のホテルのために2年がかりで制作されたが、開業前にホテルが倒産、行方不明になっていた。2003年9月、メキシコ国内の倉庫で発見、岡本太郎記念現代芸術振興財団などが、再生プロジェクトを立ち上げ、日本に移送した壁画を修復、2006年7月、東京汐留で一般公開された。その後、永久保存設置の場所をめぐって、「太陽の塔」の大阪府吹田市、被爆地の広島市、長崎市の市民団体、東京都渋谷区が、それぞれ誘致運動を行っていたが、結局、2008年3月、財団は東京都渋谷区への恒久設置を決め、10月17日にはJR渋谷駅と京王井の頭線の連絡通路に壁画の取り付け作業が完了、11月17日より一般公開されている。

壁画公開前日(2008・44・46)のJR渋谷駅と京王井の頭線の連絡通路 ▲
公開2日後(11・19)のJR渋谷駅と京王井の頭線の連絡通路 右端に「MARKCITY」の標識 ▲
JR渋谷駅寄りから見た壁画「明日の神話」 ▲
壁画展示横の連絡通路 前方が京王井の頭線 2階の手すりにもたれているのは壁画を眺める人々 ▲
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