このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

石巻市 巻石 住吉神社 志賀直哉生家 1989

石巻の地名は、北上川河口近くに浮かぶ「巻石(まきいし)]」に由来するともいわれ、巻石の名は、この岩の周りを水が巻きながら流れることに因んで名付けられた、と案内板にある。

巻石の浮かぶ北上川河口付近は、古来歌枕で知られた「袖の渡り」と呼ばれた渡し場で、源義経が船賃の代わりに船頭に片袖をちぎって与えた伝説がある。芭蕉も元禄2年の『奥の細道』の旅で、住吉神社を訪れ「袖のわたり、尾ぶちの牧、まのの萱はらなどよそめにみて」と記している。今回の大震災で住吉公園周辺も大きな被害があったようだが、住吉神社は無事だったようだ。

住吉公園近くに志賀直哉の生家があった(住吉町1丁目8番25号)。志賀直哉はこの家で、一家が上京するまでの2年間を過ごした。この家は大震災以前に失われ、「生家跡」の印を残すのみだったらしいから、下の写真は今では貴重な記録映像かもしれない。

石巻の地名の由来と言われる「巻石」についての案内板 ▲
「巻石」(まきいし:えぼし岩) ▲
住吉神社(延喜式内社 大島神社) ▲
住吉神社境内から北上川を望む ▲
志賀直哉生家(住吉町1丁目) ▲
志賀直哉生家と案内板 ▲
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