「『ポニョ』舞台 広島・鞆の浦 景観に配慮 架橋中止」の見出しで、広島県が現行計画を撤回、景観への影響が小さい山側にトンネルを整備する方針を固めた——の記事が載った(『東京新聞』6/22夕刊)。
アニメ映画「崖の上のポニョ」の作品舞台のモデルとして有名になった広島県・鞆の浦は、江戸時代の石造り灯台や港湾施設が数多く残る景勝地。県は1983年に海の一部を埋め立て橋を架ける計画を立てたが、住民らが反対運動を展開、09年10月には広島地裁が事業差し止めを命じ、県は控訴。その後、湯崎知事の意向で、推進派と反対派による住民協議会が発足、その報告書を受けての今回の決定だが、地元には架橋を望む声も根強く、福山市や住民の反発は必至、と伝えている。
昔々、鞆の浦を訪れた時のことを思い出した。海に面した小さなホテルに泊まり、古い町並みを歩き、鞆の浦を眺め、仙酔島に渡った。 |