夏の終わりに、同僚たちと箱根で囲碁・将棋の「合宿」をするようになって、何年になるだろうか。当時は最年長の私も含めてみんな現役だったが、今では最年少の人も年金組の仲間入りとなった。対局以上に温泉、グラスを手にしての雑談を楽しむようになった。強羅駅から宿までの坂道がだんだんきつくなる、という愚痴も増えた。
今年は帰りに大涌谷に回った。濃い霧の晴れるのを、ロープウエイ駅のレストランで珈琲飲みながら待った。霧も少し薄れた頃、駐車場脇から延命地蔵を拝み、神山登山道をしばらく歩いて引き返し、土産物屋の横から自然研究路を進んで、玉子茶屋の先まで行った。平日だったが夏休みの終わり近く、観光客は多かった。外人のグループも多いようだった。 |