Nゲージ 1/150 プラ製キット組立 6両

実車）
近鉄の奈良線系統は、京都駅から南へ奈良県の橿原神宮前駅までと、近鉄奈良駅から西へ大阪ミナミの難波駅までのルートがその基幹路線。その近代化に大きく貢献し多くが現役で活躍している通勤電車が８０００系一族である。
８０００系は当初２・４両編成を組み、その後ラインデリア装備で３両編成を組める８４００系へ移行したが、いずれも改造されて実質的な差がなくなっている。現在はすべて冷房車だが、広義の８０００系グループ（900・8000・8400・8600・8800系等）は製造年代により非冷房車・ラインデリア車・冷房車で登場しており、その名残りで今なお外観上のバリエーションも豊富。

模型）
８０００系の３両編成と８４００系の３両編成を併結した６両編成。グリーンマックス社製Ｎゲージキットの組立塗装と改造でまとめた。大阪へ行った折、実際に見た編成を再現している。上記のように、８０００系の３両編成はあり得ないと思っていた私にはショッキングだった。元ラインデリア仕様である屋根の薄い先頭車に、新製冷房車である屋根の深い中間車を挿んだ３両編成はちょっとアンバランス。加えて８４００系も、２両編成から３両固定編成に改造されたタイプと、実にユニーク。
写真左の先頭車は、近鉄独特のシワシワの幌を再現してアクセントとした。

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