汽車旅つれづれはなし
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---------------------------------------------------------------------- [汽車旅つれづれはなし]        第3号 2000/12/17 ---------------------------------------------------------------------- このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して 発行しています。( http://www.mag2.com/ ) ---------------------------------------------------------------------- 尚、登録・解除は、 http://www.mag2.com/mag2/m/0000043279.htm にて自由におこなうことができます。 --------------------------------------------------------------------- こんにちは。 いかがおすごしですか? しばらくご無沙汰してしまいまして、申し訳ありません。 今回より、写真を添付できるようになりました。 画像のURLを記載しましたので、ご覧下さい。 ----------*-------------------- さて、汽車の旅の楽しみのひとつに駅弁がありますね。 最近ではデパートなどで各地の駅弁とかを出張?販売していて いろいろ楽しめることもしばし。 今日は、そんな汽車と、駅売りの食べ物のお話でもつれづれと。 (583系のお話は、次回にさせて下さいネ^^;)<食べ物の記憶>さて、汽車の旅、というと駅弁とか、駅そばとか。 駅の売店とかで売っているお土産もの、とかは妙に記憶に残ってしまいます。 どこかに旅行に行ったりすると、駅弁の包み紙とかを記念に持ち帰ったり。 * 品川駅の肉まん。 いつの間にかなくなってしまいましたが、昭和40年代には 品川駅の東海道線ホーム東京方外れにあった売店。 (崎陽軒だったか、精養軒だったか..○×軒だった事は覚えてます) ここでよく、深夜に下り列車を待つ間、この肉まんを食べたりしたもので。 味は本格的な中華まんじゅうでして、こう、プラスチックのお皿に載せて。 で、醤油をちょっと垂らして。 なんだか、とても美味しかったように記憶しています。 これも、「駅」という場所のため、でしょうか? 確か最初は20円だったと思います。 何故か、深夜までやっていたようで、通過する80系やEH10なんかの モーターのうなり(あの、都電みたいなギアノイズ。)を聞きながら。 ..それにしても、なんで横浜じゃなくて品川だったのだろう。 横浜にも似たような売店があったのですが、味はちょっと違っていた ようでした。 肉まん専門店だったのかな。 消息をご存知の方、教えてくだされば幸いです。 * 南部せんべい。 今でも青森駅で売ってます。現在は300円程のようですが、 昭和40年当時はたしか100円くらいだったはずで、一回りくらい 大きいもの、でした。 南部、というのは青森県でも太平洋側の方のこと、だったように覚えてますが 何故か、弘前あたりでも売られていました。 小麦粉を練った生地に、黒胡麻を混ぜたものを、型に流して焼いたもの のようで、表面は白っぽく、ながはさっくりと。 型からはみでた部分が塩味が効いた“縁側”状になっていて、 とても美味く。 これを先にかじってしまい、よく行儀が悪い、と叱られたものでした。 最近では、落花生入り、など多種のヴァリエーションがありますが、 やはり元祖胡麻せんべいが一番、当時の風情があります。 * 青森地方のおむすび。 今夏、青森にまた帰卿しましたが、帰路、八甲田山麓の酸ケ湯温泉に 立ち寄ったところ、売店で手作りのおむすびが売られていて、 その形の懐かしさに、思わず手が出てしまいました。 関東ですと、三角形で、やや小ぶりなものが多いのですが。 (ちょうど、コンビニおにぎりのような。) 青森地方のおにぎりは、何故か丸くて、すこし大きめでした。 野球のボールより、すこし大きいくらいのもので。 120円でした。さて、中身は..というと、鮭とか、梅干。ねぎ味噌。 鮭も東京のもののように塩辛くなく、瑞々しい感じで、如何にも 津軽の海の幸、という感じでした。 味噌も、こちら独特の、赤味噌で、麦っぽい感じのものでして、 旅情を感じさせるものでした。 弘前市内、撫牛子のコンビニで、コンビニおにぎりに混じって売られて いたのはちょっとびっくりしました。 ----------[駅弁あれこれ]------------- * 帆立釜飯(青森駅) たしか、¥880だったかな。 今夏、583系臨時“はくつる81号”で帰郷した時に食べました。 プラスチックの赤い釜に、透明のカバーがかかっていて。 だし味の炊き込み御飯、帆立二つ。 ちょっと薄味なのが、東北としては珍しい感じ。 紅ショーガ、きゅうりの漬物。そぼろ、錦糸玉子。 ...味は、まあまあ。 でも、583の寝台はモノ食べにくい(笑) 僕は帰りに食べたから25系の寝台でひろびろ。* じゃこめし(大分駅) 大分駅表口正面の売店で売ってます。 このお弁当、3年ほど前までは曲げワッパよろしく木の丸い容器で、 底も経木で、情緒たっぷりだったのですが、 去年あたりは枠がスチロールになり(底は紙だった。) 今年は、底もプラスチックの板になってしまった。 しかし、味には変わりなく、値段も据え置き(860円) というところには好感が持てる。 中身は、醤油味のやや甘めに炊いたご飯にちりめんじゃこと、細かな具が 混ぜてある炊き込み飯、おかずにはわさび漬けのトビコ、漬物。 で、この具が小さく切ってあるところ、 優しい味付けなど、細やかな心使いがあって 九州人のもてなし、みたいに感じたりも。 いつも、これを買って、“富士”2レに乗車して帰ってくるのですが、 B個室「ソロ」でこれを食べる頃には関門トンネルを抜けて 本州へ入っていて。 この味が、そこはかとなく旅愁をそそるのです。 写真はここです。* ふくめし(下関駅) とてもかわいらしい "ふく"を模した容器。 どんぶりのようで、ふたの真中(持つところ)がふくの口の絵で、 上から見ると、魚の顔のように見える。 さて、味は..というと、ちり鍋ふうの味付けで炊き込み御飯。 といった感じ。淡白でしかし深みのある、なんとも不思議なお味。 おかずにふくの天ぷらがついていて、これがまた豪華な。 秋冬だけしか食べられないようですけど、まあ 夏は夏の味覚としてかれいなどを頂くのがよろしいかと。-----[あとがき]------------------------------ いかがでしたか? ようやく,スキャナーを調達しましたので、これから随時写真を掲載したいと思います。 旧い蒸機の写真など、ただいま棚からひとつかみ。(笑) ご意見、ご感想、ご指南等お待ちいたしております。山岡。 --[PR]------------------------------------------------------------- 姉妹誌のご紹介。 メールマガジン「淡彩画」 http://www.mag2.com/m/0000007590.htm 現在、連載小説[city](カーアクションもの)短文物が主体です。 音楽のページでは、古今の名曲のお話しなども。 メールマガジン「ヒト学のかたわら」 http://www.mag2.com/m/0000005981.htm 著者の20年来にわたる人類学研究の過程からの 情報、分析、書物の紹介などが主体。 真面目にヒトの生態を考える方向きの真面目なマガジン。 ---------------------------------------------------------------------- 汽車旅つれづれはなし 第3号  2000/12/17 関連サイト  http://www.geocities.co.jp/Hollywood/5733/583k.htm 掲示板 http://www6.jp-bbs.com/640/board.cgi?room=shoo 電子メールあて先 583k@railfan.forum.ne.jp 発行人 山岡 鉄男 ------------------------------------------------------------------------

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