このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください



最後のはくつる・はつかりの旅

2002(平成14)年11月23日(土) -その3-
青森〜上野
12 (寝台特急はくつる号)
改札上部の発車案内板
跨線橋の発車案内板

途中、八戸駅にて、増結作業や特急「はつかり」19号の待避を行い、諏訪ノ平駅から2時間20分掛けて青森駅に到着しました。

いよいよ、寝台特急「はくつる」号で、青森を離れる時間が迫ってきました。
青森駅での一つ一つの風景が、もうしばらくすると見ることができなくなろうとしています。

ホームに下りると、東北本線で最初に生まれた寝台列車は、静かに発車のときを待っていました。
「この列車がここにいる」という風景を一枚でも多く写真に残したいという気持ちで、発車の間際まで撮影を行いました。

寝台特急「はくつる」号は、函館からの快速「海峡」号の到着が少し遅れたために、5分ほど遅れて青森駅を発車しました。
自身にとって最後のはくつるの旅が始まりました。
向かいの寝台には、鉄道ファンの方でしょうか、二人の男性の方がいらっしゃいました。
「津軽いかまんま」を頂きながら、ビールを飲んだり、車窓を眺めたり、はくつる号の雰囲気を楽しみました。

列車は、野辺地駅、三沢駅、八戸駅と停車し、午後に撮影を行った諏訪ノ平駅付近を通過しました。
そして、三戸駅、二戸駅、一戸駅と、12月からは第三セクターとなる駅に停車していきました。
途中、通過する駅の駅名表示板は、すでに第三セクターのものに取り換えられた駅もありました。

そして、23時43分、列車は盛岡駅に到着、2分間の停車の後、発車したのを機に休むことにしました。

左上:改札上部の発車案内板
右上:跨線橋の発車案内板
左中:寝台特急はくつる号(上野方)
右中:「特急はくつる 上野」の方向幕
左下:寝台特急はくつる号(青森方)
右下:ホームの発車案内板
(以上、青森駅にて)

EF81型電気機関車(上野方)
「特急はくつる 上野」の方向幕
寝台特急はくつる号(青森方)
ホームの発車案内板
EF81型電気機関車(上野方)
寝台特急はくつる号(青森方)

朝になり、おはよう放送で目を覚ましました。
三度目の寝台特急にして初めてよく眠ることができました。
上野駅到着までの時間はまだまだ十分あるので、次第に活気付く首都圏の街を車窓に見ながら、ゆっくりと下車の準備を行いました。

そして、朝6時39分、寝台特急「はくつる」号は、上野駅に到着しました。
素敵な旅を与えてくれた感謝と、38年間ご苦労さまの気持ちを込めて、回送として発車していく列車を見えなくなるまで見送りました。

左:寝台特急はくつる号(上野方)
右:寝台特急はくつる号(青森方)
(以上、上野駅にて)



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2002(平成14)年11月23日 -その2-
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2002(平成14)年11月24日

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