このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

中国、唐の時代(618年〜、日本では飛鳥時代)には すでに、書物に
黒色火薬のことが書かれているそうです。
黒色火薬は「硝石・硫黄・炭」を混ぜたもの。爆発的に燃焼しますが
多量の煙も発生します。

どのような経緯で開発されたのかは わかりませんが、1274年の
元寇の時には軍事利用されていました。

19世紀後半、煙が少ない無煙火薬が発明され、これをもとに銃火器は
飛躍的に発展することとなりました。


火薬の平和利用としては、花火や岩盤などの爆破ですかね。

日本の夏の風物詩となった「花火」の起源は、定かでないようですが・・・
もとは軍事的なデモンストレーションだった という説もあるそうです。
戦国時代、火縄銃が使用されるようになり、日本でも火薬技術や
火薬産業が発展しました。
しかし、江戸時代 太平の世になると火薬師たちの出番が減ってしまいました。
そこで火薬師たちは花火を作り、藩に自分たちの技術をアピールしたのが
始まりだ・・・というもの。

有名な「鍵屋、玉屋」は 花火専門の職人だったようなので、花火だけでも
ビジネスとして成り立つほど人気だったようですね。
●火薬2015年12月

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