宇宙開発・宇宙利用に欠かせないロケット。近代的なロケットの祖は
第二次大戦中にドイツが開発し、実戦で使用したロケットミサイル
「Ｖ２」です。

Ｖ２は液体燃料を使った誘導ミサイルです。
基本的な仕組みは現代のロケットと同じで、ジャイロと制動翼による
姿勢制御システムも備えていました。
それほど完成されたものでした。

大戦後、アメリカと旧ソ連は宇宙開発でも競い合いましたが、
その裏ではドイツの技術者たちの英知が輝いていました。

「宇宙に人や物を運ぶロケット」と「大陸弾道弾」は、現在でも
表裏一体。どちらにもなりうる代物です。
荷物と届け先が違うだけです。