このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

●集中
とある方が言ってました「写真を撮ってると雰囲気を楽しめない」と。
そのとおりだと思います。その場にいるとはいえファインダー越しですし、
一眼レフだと「その瞬間」を見ることさえできません。。。

わたしはそれを「花火」を撮ってたときに、強く実感しました。
撮っては確認して、設定変更したり・・・の繰り返し。花火自体を楽しむ余裕は
あんまりありませんでした。

航空祭などの撮影でも、被写体を追いかけるのに集中して、雰囲気を楽しむと
いう余裕が無いことがあります。でも・・・
カメラを持って行かなければ、写真を撮らなければ、展示を楽しめるか というと
そうでもなく、逆に落ち着きません。その一瞬を撮る機会は その時しかありませんし、
「ここでこう撮ってみたい」とヤキモキしちゃいそうです。

動いてる物などの瞬間を撮るときは全体が見えにくくなりますが・・・
逆に、観光などで動かないものを撮影した時は 印象が深くなります。
被写体をどこからどうやって撮ろうか悩みつつウロウロしたり、アングルを
探したり試行錯誤します。ただ見て ただ撮るだけではなく観察するので印象深く
なるんですかね。


●評価
自分自身が被写体や撮った写真の善し悪しを評価できないと、写真は楽しめないの
かなぁと思います。それがないとただ漠然と撮った「記録写真」でしかないかと。
「こういう感じいぃなぁ」とか「こんなのどう?」という手ごたえみたいなもの。
他人や一般的な評価はともかく、まずは自分が判断できなくては・・・ですかね。

わたしはまだ、街中のスナップ写真や桜などの植物写真を「見る眼」がないので、
どれだけ撮っても「ん〜〜〜(ーー;)」なんですよね・・・


全国いろんな所に行って撮影してきてますが、1枚「いぃなぁ〜」と思える写真が
撮れてれば、その遠征は「成功」としてます。いぃ写真がいっぱい撮れるに越した
ことはありませんが、これくらいで満足しといたほうが幸せです。


●撮って
旅先で 連れがいなく1人で大きめのカメラをぶら下げてると、「撮ってください」と
言われることがたまにあります。
人を撮るのはあんまり得意じゃないですが、断るほどでもないので撮ってあげます。

意外にも、どこでどんな人に依頼されたか 結構覚えてるものです。
そんな中でも特に印象深いのが「北海道 登別」。

朝8時半、地獄谷を見てきて汗をかいたので、ちょっと遅めの朝風呂に入りました。
団体さんはそろそろチェックアウトという時間なので、お風呂はがら空き。
誰もいない静かな露天風呂を満喫してました。
このタイミングで「写真を撮ってください」と声をかけられました。振り向くと
そこには、カメラを持ったスッパダカの外人さんが1人。ぼぉ〜っとしてた頭が
クルクルっと回転して状況を把握しました。OKすると準備のいいことに、乾いた
タオルを貸してくれてコレで手を拭いてください と。で、彼は乳白色のお湯に入り、
奥の方の大きな岩にもたれ掛かり、タオルを頭に乗せて ジャパニーズ スパ スタイル
をしました。
2〜3枚撮って写真を再生し彼に見せると、満足そうに笑ってアリガトウと。
まさかあんな所で、ヌードでヌードを撮るとは思いませんでした・・・

こういった 他に頼める人がいない という状況なら仕方ありませんが、あんまり
私に「撮って」とは言わないでください。苦手ですから。。。






<写真 2>2011年6月

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