このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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●撮影日:2013年10月28日
●撮影場所:大刀洗平和記念館
●被写体:零式艦上戦闘機 三二型
●コメント:
現存する唯一の三二型で、超 貴重な機体です。
特徴は翼端をバッサリと切った、竹とんぼのような四角い主翼。
正直・・・「汚点」とも言える改悪機です・・・
これのひとつ前の型は、翼端が丸みを帯びて折りたたみ式でした。
翼端が空母のエレベータに入らず、折りたたみ式だったのですが・・・
「んなもんイラネェ〜」と軍部に言われ、バッサリと切っちまった型が
この三二型です。
この変更と同時にエンジンを性能のいぃものに載せ換えたので
速度などは向上しましたが、航続距離は低下してしまいました。
折しも戦局はガダルカナル攻防戦の最中。ラバウルからの長距離飛行が
必要なときに、航続距離が短くなったとは これいかに!
とのことで、すぐに次の改良型が開発・生産されたため、この三二型は
わずか343機しか造られませんでした。
そのうちの1機がこのように残り、こうして展示されているということ
ですね。
この機をなめ回すように見ていた私を、堀越さんは天から苦笑いで
見下ろしていたかもしれません。。。
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