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'06.7.30(日)   百里基地 航空祭

以上 <゛‾^‾)

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陸の孤島 茨城県は「百里基地」の航空祭に行ってきました。
去年'05年は観閲式があったため航空祭は開催されず、2年ぶりの開催となります。

 −−−−前回の'04年 百里航空祭は、ひどいものでした−−−−
  ●サンダーバーズ
   アメリカから空軍のアクロバットチーム「サンダーバーズ」が来た。
   →飛行規定のため 基地駐車場に制限があり、事前申し込み・抽選制になった。
   →それを知らない一般車が駐車場に入れられず、基地周辺は大渋滞。
   →朝 最寄駅を出たシャトルバスが、午後1時に基地に着くありさま。

  ●雨
   朝から空一面低い雲。ほどなく雨。本降り。
   →結局ほとんどのプログラムがキャンセル。
   →所属機のF-15やらRF-4やらが飛んでくれたものの、すぐに雲の中。
   →注目のサンダーバーズも、演技らしい演技はなく撤収。

  基地にたどり着けなかった人にとっては、雨でほとんどのプログラムが
  キャンセルになったのが救いというか なんというか・・・

 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

さて、今年は異例の7月開催です。
いつもは秋ごろに行なわれますが、ここ数年天気が悪かったり 観閲式だったりで、
まともな航空祭ができてなかったようです。
例年では梅雨明けしてる7月下旬にもってきたのは、そのためでしょうか。
真夏で暑かろうが、今年はなんとしても 晴れた日に航空祭をやるぞっ・・・と。
でも、ご存知のとおり今年の梅雨はズルズルながびき、すっきりと夏になりません。

しかも今年は
 「百里基地を民間と共用化する工事のため、駐車場の数に制限がある」
とのこと。

なんだか今年も、
 「駐車場あふれした車が渋滞を引き起こし、雨のなか基地にたどり着けず」
という光景がデジャヴのように目に浮かびましたが・・・

それでも天気のほうは、予報では雨は大丈夫そう。ということで、行ってきました。
<'06年7月29日(土)>

お昼さいたま邸 着。
 少し休憩。2時間ほど仮眠。お風呂。
1900 さいたま邸 発。
2200 電車で、基地までほどほど近い 鹿島鉄道「玉造駅」着。
 普通に雨が降ってました。やっぱりダメなのか・・・と思いきや30分もしたら止みました。
 待ち合い室のベンチに仮眠スペースを設営。

 福井の教訓より対策を強化しました。
(1)虫よけシート:ウェットティッシュ風になっており、薬剤が浸してあります。
  スプレーではないのでムラなく塗れ、顔にも塗ることができます。
(2)携帯虫よけ:スイッチを入れると、マットが回転します。熱くもなく匂いもなく、
  ほんとに効くのかあやしいですが、試してみました。

2330 寝。
<'06年7月30日(日)>

0330 寒くて起。
 福井では屋外でもそれほど寒さは感じませんでした。
北陸であんな感じだったから・・・と油断しました。
 虫よけの効果か寒くて冬眠したか 虫にはさされませんでしたが、意外と寒くて
安眠できませんでした。
それでももう少し寝。

0515 起床
0555 玉造駅にタクシーを呼んで・・・
0610 正門に向けて行ける所まで。2810円。
 5〜10分ほど歩いて正門 着。ざっと100人くらいが、たむろってました。
0645 正門オープン。
0700 エプロン会場オープン。
[天候]空一面 雲。少し切れ目も見えるものの、まだ 晴れ/雨どっちになるか判断できず。
  とりあえず雨が降ってもいいように準備しました。
[ポジション]早い入場なのでわりとよりどりみどり。
  今回は拠点を2つ作って、2箇所を行ったり来たりで見ました。

★第一拠点:エプロン北側、滑走路沿いの通路。会場中央からは離れますが、
  前後とも見晴らしが良く、また滑走路端ならではの姿をねらって。
★第二拠点:会場内、スクランブル展示をするというF-15の前。

   簡単な説明図 ・・・行ったことない人にとっては、いまいちピンとこないかもしれませんが。

2つの拠点をビニールシートやら カラのバックやらで作った後、展示機のチェック。
手早く済ませるため、走って次々チェック。
<F-15>
 305SQのF-15。

 大活躍の様子はのちほど・・・。

 朝はこんな天気。薄く霧っぽくて、
 遠くの方は かすんでます。


  ※撮影:第一拠点
<親子>
 米空軍のF-16と空自のF-2が、たぶん意図的に並べて駐機してありました。
 どちらも三沢から来てました。F-2のほうは、特別塗装機。
 F-2のおっきな写真はのちほど・・・
<F/A-18>
 青いラインがスマートで、おとなしめの特別塗装機。
<米軍車輛>
F-16の朝一点検のため、車に乗って機体近くまで来たクルー。
もうオープンしてて人が歩いてる中、会場「内」を突っ切って来ました。
★その大胆さというか、アバウトさにビックリ。
  自衛隊だと、ロープの向こう側、展示機の脇を走るでしょうね。

★車輛も持って来てることにビックリ。
  クルーや機材の輸送用の機体に、いっしょに入れて来たんでしょうか。

★荷台の中にビックリ。
  米兵隊さん御用達「ゲータレード」を発見。
<最新情報>

 車輪が3つ・・・
 んっ? 「車輪の付け替え展示」とかを、ここでやるのかな?
 と思って前に回ってみたら・・・

 (写真クリック→)

 やられました。
 まさか こんな機体まで展示されるとは思いもしませんでした。
 (このネタのために、わざわざパネル作ったんですね)
飛行展示 〜今回は時系列ではなく、機種ごとにまとめました。
<航過飛行>
 百里基地所属機(F-15、RF-4、T-4) 計11機による航過飛行。
<F-15>
上載1枚目の「霞の中のF15 4機」のうちの1機。

離陸準備が終わり、滑走路に向かいます。

ものすごく大きくてカン高いエンジン音が、
鳴り響いてます。


  ※撮影:第二拠点
「いってらっしゃいっ」
「すごいの、よろしくお願いしますっ」
離陸後 低空飛行して・・・
ハイレートクライム!
この日、ハイレートクライムを
したF-15は、計4機。

すべて第二拠点からの撮影に
なってしまったのが残念(ーー;)
●デモスクランブル展示
パイロットおよび整備員が整列


  ※撮影:第二拠点

サイレンとともに機体へダッシュ

コックピットへ駆け上がります。
そのままF-15 機動飛行展示へ・・・・
2番機の離陸はすごかったです。
離陸後 低空飛行して、会場前をすぎた辺りで手前(会場側)へ
ひねってくれました。
旋回、上昇するたびにベーパー引きまくりでした。

ハイスピードローパスもしました。
いつぞやか岩国で見た「円形ベーパー」
あの時ほどハッキリではありませんが、出てました。

もちろん音速越えなんてことはしてないでしょうけど、
近づいてきても音が聞こえないんです。
目の前を通り過ぎて一瞬あとに
 「ヒュ〜〜ン」
 「ゴォ〜〜〜」
って感じ。
ロースピードローパスも、ただ スピードブレーキ・脚・着艦フックを
オープンするだけでなく、この状態で左右に機体を振ってます。
<RF-4>
「戦術偵察飛行」への離陸は、
フォーメーションテイクオフ。


  ※撮影:第一拠点

わぉっ

(←この写真「は」ノートリミング)

着陸後のタキシング。
第一拠点からだと、これらのように
見えます。

木がアクセントになったり、
空の青と草の緑がキレイだったり、
おもしろいとこでした。


  ※撮影:第一拠点

飛んでる姿とうってかわって
なんだか落ち着いたといいうか、
まったりというか、牧歌的というか、
そんな絵になりました。

帰ってきたF−15にミサイルを再装てん、
燃料を補給して・・・

整列をして、デモスクランブル展示は
終了。

RF-4は偵察が主任務の機体です。
で、飛んでる間に会場の写真を撮ってました。
それをすぐに現像して、会場内でそれなりに大きなパネルにして展示してました。
下の写真は、そのパネルの一部です。

  撮影日時:18.7.30(09:11)
  飛行速度:400kt(約720km/h)

ブルーなどの配置や「これ私だっ」なんて言ってる人がいたので、
まごうことなき当日撮った写真のようです。

この時私は第一拠点にいて 会場にはいなかったので、残念ながら(?)写ってません。
「時速720km/hで動いてて これだけキレイに撮れるなんてスゴイ」と思ったのもつかの間、
そういえばウチらは その720km/hで飛んでるものを撮ってるんですよね。
動いてる方が撮るか、止まってるほうが撮るかの違いだけじゃないですか。
なぁ〜んだ。

<エアロック>

祝 復活のエアロック。写真を撮るよりも、肉眼で見てる時間のほうが長かった気がします。
演技は主に滑走路上で行なわれて、機体の大きさのわりに遠くて 撮りづらかったというのも
ありますけど・・・
というわけで、ここには1枚のみ。他の機会に再度挑戦します。

実は一度、会場後ろから ものすごい低さでローパスしたんですが、気付いたときにはすぐそこで、
撮り損ねました(>_<)

次回は心の準備をしておきます。

<F−2 機動飛行>

プログラムに「F-2 機動飛行」とあったので、松島からリモートだと思ってたら違いました。
事前に三沢から来てて地上展示。その場でエンジンスタートして機動飛行しました。
飛行展示後も引き続き地上展示。で、しかも飛んでくれたのは特別塗装機でした。
そういえば、去年の小松も当日岐阜から飛んできて、そのまま地上展示されてました。
こういう方向に変わりつつあるんでしょうか。
黄色いラインは、「V」「X」と書いてあるそうです。
ローマ数字で「5」「10」→「50」を意味して、三沢 第3飛行隊50周年を記念しての
塗装らしいです。

RFに負けじとシャークティース付きです。

また三沢でお会いしましょう。

<F−16 曲技飛行>

ただえさえベーパーを引きやすい機体。
高機動飛行と相まって、すごいことになってました。

おととしのサンダーバーズの無念、
少しは はらすことができましたね。

<ブルーインパルス>

今回のブルーは少し違った視点で見たかったので、第一拠点から見ました。

会場から少し離れた所にいたので詳細はわかりませんが、5番機がウォークダウン後の
機体チェック中で、なにか不具合が見つかったみたいです。

ということで、5番機は急きょ 予備機が使用されました。

天気は充分晴れと言ってよかったのですが、風が強く 小さい雲の固まりが
流れてくるといった感じ。
たまに低い雲が流れてくるので、第二区分でした。

無印5番機による
ローアングルキューバン

主翼と翼端からベーパー&スモーク。

できれば、裏側 順光で見たかったです。

ちょっと離れた第一拠点から見てたからか、
「スタークロス」が なんとか撮れました。

う〜〜〜ん・・・

キレイ(^_^.)

おつかれさまです。

帰投

陸自のAH−1S

逆光でシルエットがくっきり。

百里航空祭でのブルーのフル演技は、実に7年ぶりのことだったらしいです。
ブルーインパルス帰投
 1機ずつ上がったのち、一周して それぞれローパスを見せてくれました。
 だいぶ日が落ちてきてて、モロ逆光状態。

←他の機体は帰りましたが、
 5番機だけは居残り。

 それだけ深刻なトラブルなんでしょうか。

ブルーの帰投を見送ったところで、時間切れ。
石岡駅行きのシャトルバスの最終が近づいてたので、これにて終了。撤収。

振り向くと すごい青空。

朝の天気から まさかここまで
回復するとは思いませんでした(^_^.)

(風は 時々立ってられないほど
強かったですけど。。。)

<総括>

●いろんな意味で「いつもと違う百里航空祭」でした。

 ★渋滞
  始まりも終わりも、あまりなかったらしいです。特に、帰りのバスでは基地周辺に車はほとんどなく、
  驚くほどスムーズに脱出できました。
  私が帰ったタイミングは、ブルーの帰投を見送ったあとでした。そのあとも帰投は続いてて、
  F/A-18も帰ったみたいです。

  バスの最終の関係で帰らざるを得ない時間でしたが、帰投を見ないで帰った人と最後まで見送る人との
  ちょうど谷間だったのかも。

  あと、みんながマイカーを自粛したおかげも あるのかもしれませんね。

 ★プログラムどおり
  初めてプログラムどおりの「真の百里航空祭」の姿を見ました。今までのうっぷんをはらすかのような、
  ド派手なものでした。

 ★天気
  早朝:空一面 雲。風はほとんど無し。
  朝:少しずつ雲に切れ目が。北東から微風。
  お昼:雲はあるものの風に流され晴れていく。北東から風。
  午後:小さい雲の塊が風に流されてく程度。晴天。北東から強めの風。

  例年天気が悪く、今年も梅雨が延びてヤキモキしましたが、ギリギリ梅雨明けに間に合った。というか
  梅雨明けの瞬間に立ち会ったような天気でした。

   今年は「朝雲昼晴」な天気の年なんでしょうか。岩国・福井に続いて、3度目。


●条件
  「晴れ」「湿度高め」「北風」という好条件がそろって、非常に良い航空祭となりました。
  願わくは、逆光になる午後まで もう少し雲が残ってくれれば良かったのですが、
  それは贅沢かもしれません。。。

●肌寒かったり、ジリジリ焼かれたり、強風にあおられたりで、ちょっと体調崩しました。


●カメラの設定
  なにか間違えたのか、ちょっとポケ気味な写真が多かったです。
  流して撮る感じとレンズの手ブレ防止機能が干渉したのかも。

●当日写真目的なら、午前「第一拠点」、午後「西側駐車場」がいいかも。

●ちょっと、だいぶ、かなり遠い基地ですが、内容は大満足。充分 元を取れました。
  この内容でしたら、ちょっと苦労してでも また行きたいです。

●約5万人
  約5万人 集まったそうです(基地発表)。芝生のスペースも開放されて 広い会場ではありますが、
  確かにゴミゴミした感じはありませんでした。やはりアクセスが悪いため 行かない・行けない人も
  多いのかも。でも、来年は今年の噂を聞いて、行ってみようと思う人が増えそうですね。

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