このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

'06.11.25(土)   呉・江田島 観光

以上 <゛‾^‾)

トップページへ

戦況報告へ

 わたし的に'06年ラストとなる航空祭、築城基地 航空祭に行ってきました。
築城基地は福岡県小倉の近くにあり 行くのは今年で3回目となります。
でも前2回とも「前日夜 名古屋→小倉、終了後その日のうちに 築城→名古屋」
という工程でした。
もろもろの事情はありましたが、せっかく九州まで行ったのに航空祭ピンポイント
という ちょっとさみしい工程でした・・・

 今回はさいわい「もろもろの事情」とやらもなかったので、前日は呉や江田島に
寄ってきました。。。。
【呉・江田島 編】
名古屋を始発の新幹線で出て・・・
 0935 呉駅 着
呉には何度か行ってますが、今回は初めて 海自がいる呉港東側に行ってみました。
<海自 呉地方隊>
「アレイからすこじま」に着いたら

ちょうど「潜水艦救難艦 ちはや」が

出港していきました。
海自ホームページに下記のような案内が載ってました。
-----------------------------------------
 平成18年度第1回掃海特別訓練
  ◆期間:
   平成18年11月19日(日)〜11月30日(木)
  ◆訓練内容:
    訓練機雷を使用した掃海訓練及び潜水訓練
  ◆場所
    日向灘
-----------------------------------------
これに参加するためでしょうか。ご苦労さまです。
音響測定艦の1号艦「ひびき」と
2号艦「はりま」です。

初めて見ました。

潜水艦の音=音紋データを収集するのが
任務です。

つま先立ちしてるような双胴艦です。
呉地方隊の潜水艦です。
ホントにすぐ近くにいました。
横須賀よりも近かったです。
呉地方隊の護衛艦群です。
イージス艦「ちょうかい」を最優先に出港させるためか、
一番外(右端)に係留されてました。

呉地方隊を撮るには、このポイントがベストのようです。
真っ正面でおもしろみが無いかもしれませんけど・・・
ちなみに、このポイントの住所は「船見町」です。
「さみだれ(106)」は湾内に停泊してました。
なぜ湾内に停泊してたのかは不明です。

戦艦大和は非常に大きい艦だったので
岸壁に留めることはなく、湾内に停泊してた
らしいです。
この「さみだれ」のように。。。
<日本海軍>
かなり古いさん橋です。

映画「男たちの大和」の撮影にも使われました。
日本海軍が使用していたクレーンです。
潜水艦に魚雷などを積み込むために使ってたらしいです。
戦火をまぬがれ、今ではモニュメントとして置いてありました。
このドックで戦艦大和を建造したそうです。


ここで大和が・・・・・・・・・・・・
昭和44年に、第30回大和進水日(8月8日)を
記念して建てられた碑です。

大和の形状を模してました。
手前の円錐は、長門主砲の徹甲弾です。
右側には大和のもありました。
大和を生んだドックを眺め、そこに大和が停泊していたであろう港を眺め、
大和を奉る碑を眺め・・・
胸が締め付けられる想いでした。



が、その胸を踏み潰すようなものが落ちてました。。。
「エアガンの弾」と「タバコ」
非常識というか、平和ボケというか・・・いろんな感情が沸き出してきました。

この大和の碑がある場所は「歴史の見える丘」という名が付いてましたが、
60年前だけでなく 現在の平和ボケ日本の姿まで見えてしまいました(ーー;)
<潜水艦>
国内初の潜水艦展示となる「海自 史料館」。そのメインとなる潜水艦です。
史料館の開館は、来年4月の予定です。ゴールデンウィークには
(ものすごい人でしょうけど)開館してるはずです。
潜水艦の中にも入れるみたいです。

開館に向けて、着々と工事が進められてました。

 「海自 史料館」
   http://www.jmsdf-kure-museum.jp/
  (リンクが切れてたらすみません。。。)
まったく・・・こんなものを こんなところに
持ってきちゃって。。。

呉市自慢のミリタリーコレクションが、
また1つ増えましたね(^_^.)

いつも見えてる部分は、上1/4くらいという
ことみたいです。
魚雷発射管がくすぐったいです。
呉に行かれた方はわかると思いますが、大和ミュージアムのすぐ隣に置かれてます。
<大和ミュージアム>
もう何回目になるんでしょう、大和ミュージアム。
「ご無沙汰しております。ただ今 帰ってまいりました。」
いつ見ても鳥肌が立ちます。
泣きそうになります。
艦橋などがある、いわゆる前檣楼(しょうろう)
というやつです。

右側が艦首です。
ただの箱ではなく、複雑でつかみどころのない形を
してます。。。
艦首のスマートさに比べると、デブちんなシルエットです。

今まで無かった旭日旗が追加されてました。
今までのレポートを改めて見たら 後ろからの写真が少ないので、
今回はちょっと大きめで。
からっぽのカタパルトがさみしいです。

ぜひ1/10零式水上観測機(ゼロ観)を
搭載しましょう!
歩き疲れて、艦首脇にある段に座って休憩。
ここからは こんな大和が見れます。

この角度で大和を眺めながらの休憩・・・
ものすごく贅沢な時間です。
15分ほど ぼぉ〜〜〜っと眺めてました。

あぁ〜〜〜しあわせだぁ〜〜〜(^_^.)
なぜだか すっごく落ち着きます。。。
大和ミュージアムには零式艦上戦闘機62型(ゼロ戦)も展示されています。
62型は後期量産タイプである52型の翼に、爆弾を取り付けれるようにしたものです。
でも「戦闘攻撃機」なんてかっこいいものではありません。
ただえさえ劣勢の戦闘機に、重い爆弾を積めるようにしただけの特攻機です。
ただ・・・

そんな歴史をわかっていても・・・

やっぱりゼロは・・・


美しいラインしてます
おまけと言ってはなんですが・・・

名誉館長でらっしゃる松本零士さんの世界もあります。
空飛ぶヤマトも展示されてたりします。
松本作品は好きなんですけど、
ここの展示は、ちょっと宣伝くさくて あんまり・・・
<映画「男たちの大和」ロケセット>
解体後 一部を、尾道から呉に持ってきたとは聞いてましたが、
まさかこんな形で展示をするとは。。。

大和ミュージアムの隣にあるビルの2階です。
主砲9門のうちの1つです。

おっきぃ〜 ・◇・
天井がギリギリです。


このクチから 約1.5トンの鉄の塊が
42kmも飛んでいくんです。
想像できません。。。
副砲は砲塔付きです。

そのため、残念ながら高さがたりなかったようです。
天井ぶちぬいてます。。。

なんだって こんな所に展示することに、
なっちゃったんでしょうか?

そもそも、どうやって運び入れたんでしょうか?
高角砲
改めて こう近くで見ますと、きれいな
デザインしてます。

砲身の上に乗っかってる円筒のものは
「復座機」といって、発砲時に後ろに下がった
砲身を 元の位置に戻す働きをします。
これが いぃアクセントになってるんですよねぇ。
<海自 呉地方隊 その2>
今回は、これまた初の江田島に渡ってきました。

呉から江田島へは高速船で渡ります。海自の脇を通過するので撮れるかと思ったのですが、
窓が波しぶきの水滴で汚れてましたし、予想以上の高速で、大したものは撮れませんでした。

フェリーの便もあり、それなら外にも出れるし それなりに景色を楽しむことができるそうです。

高速船は外は見ずらいですが、おもしろかったです。例えるなら、離陸滑走中の飛行機みたいです。
あの状態がずっと続いてる感じ。床の微振動が足に気持ちよかったです。
<江田島 第1術科学校>
江田島には、海自の「第1術科学校」と「幹部候補生学校」があります。
ここでは、仕官となるためや各専門職となるための教育が行なわれています。
明治21年から現在に至るまで、海軍(海自)隊員を育ててきた場所です。

平日は1日3回、土日祝は4回、ガイド付きで見学することができます。
11月24日(金)を休みにして4連休だった人が多かったのか、この日4回目となる
見学会には50人ほど参加しました。
年配の方が多かったですが、若いカップルもいました。
わたしみたいなカメラ持って一人で・・・という人は少なかったです。

ガイドさんは退役軍人で、自称 有料ボランティアという人でした。
話しがうまくて、なかなか おもしろい人でした。
大講堂


威厳ある講堂でした。
中はこのような感じで、ここで入校式・卒業式などの
儀式が行なわれるらしいです。

米軍に接収されていた頃は、教会の代わりとして
使われていたとのことです。
幹部候補生学校の校舎です。
この赤レンガはエゲレスから1つ1つ丁寧に
包装され、運ばれてきたものらしいです。

そのレンガの表面は、今でもツルツルでした。
これは教育参考館です。
でも、残念ながら・・・
-------------------------------------------------------
 海上自衛隊第一術科学校(旧海軍兵学校)の教育参考館は、
 改修工事に伴い、平成20年8月上旬までの間、閉館します。

 なお、平成19年1月9日(火)〜平成20年5月までの間、
 教育参考館隣の第1術科学校学生館1階に、「教育参考館
 仮展示室」を開館しますが、展示スペースが確保できないことから、
 現在の展示数の約1/4である約300点となります。
-------------------------------------------------------

ちょうど「何も見ることができな 空白の2ヶ月間」に
当たってしまいました(>_<)

ガイドさん曰く「これを見なけりゃ 江田島に来た甲斐なし」らしいです(>_<)


残念でしたが、その代わり 海の方に行き、いろいろとエピソードなどを
語ってくれました。
この学校では、わたしたちが入ってきた門は
「裏門」で、海へ開けたこのさん橋こそが
「おもて玄関」とのことでした。

名前も「表桟橋」です。
見学会は こんな感じで、
みんなでタラタラと・・・
でした。
戦艦「陸奥」の主砲です。
その他、高射砲や魚雷発射管などもありました。

ホントはここまでは案内されなかったんですが、
ちょっと集団を離れて、ぱぱっと撮影。
<総括>

 ●呉地方隊は・・・潜水艦は見やすかったですが、その他の護衛艦群は
  あまり見やすくはなかったです。基地周辺は昔ながらの工場やらドックやらで
  いっぱいでした。

 ●陸揚げ潜水艦は・・・もぉ。。。なんというか。。。すごいです。
  ん〜〜〜〜スゴイです。早く中も見てみたいです。

 ●大和は・・・相変わらず、血が逆流するような、妙に落ち着くような。。。
  不思議な感じがしました。

 ●江田島、術科学校は・・・きれいなところでした。明治から昭和にかけて
  建造された、品のある建物や広々としたスペースが、静かで凜とした空気を
  作り出してました。なんだか、そんな神聖な場所に土足で上がってしまった
  感じがしました。。。


 ●新幹線のぞみ、新幹線レールスター、在来線、バス、高速船、路面電車、
  徒歩・・・この日1日でいろんな乗り物(移動手段)を使いました。
  いろんなものに酔ったのか、ホテルで一息ついたら脳がフラフラしてました。。。

 ●11月24日(金)を休みにして4連休だった人が来てたのか・・・
  呉も江田島も人が多かったです。

 ●来年'07年のゴールデンウィークにも、呉&江田島に行く工程を計画中です。
  でも・・・呉では海自史料館(潜水艦展示)ができたばっかりでしょうし、
  江田島もGWはすごく混むとのことですので、ご同行予定のみなさま、
  覚悟しといてください。。。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください