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'07.12.8(土)   横須賀基地 グランド イルミネイション

以上 <゛‾^‾)

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米軍 横須賀基地の一般公開に行ってきました。
「グランドイルミネーション」という名の、(ちょっと早い)クリスマスイベント
でした。

今回の目玉は「空母 キティホークの一般公開!!」。
横須賀には何度か行ってますが、いつも留守で そのお姿すら見たことも
ありませんでした。

(原子力ではない)通常動力の「キティホーク」は、来年'08年で退役することが
決まってます。
もしかしたら、今回がキティホークの見納めになるかもしれません。私にとっては、
最初で最後の一般公開となってしまうかもしれません。。。


そんなキティホークの一般公開が12月8日にありましたが、12月8日といえば・・・

昭和16年12月8日。この日は旧日本海軍が航空母艦=空母の力を、世界中に
見せつけた記念日です。

それから ちょうど66年後の「12月8日」という日に、生まれて初めて空母と
出会うことになるとは・・・なんだか運命的というか、不思議な縁みたいなものを
感じます。

そんな いろんな気持ちを抱えつつ、行ってきました。
1200 ゲートオープン
初めて入る米軍 横須賀基地なので地理がわからず、みんなについてテクテク歩くこと
5分。最後の角を曲がって、ようやく姿が見えました。
(それまでは建物の影になってて見えません。)
は、初めまして m(_ _)m
●乗艦
では、さっそく おじゃましまぁ〜す
甲板と格納庫を行き来するエレベータに
(専用の?)白い階段が設置されており、
まずはその階段を昇って甲板へ。
階段の途中から艦 後方を。
いよいよ甲板へ・・・
●甲板
これが最初に見た景色です。
前から1/3くらいの所から
後方を見た景色。
前方は、こんな感じ。
最先端

下にはキティホークの艦番号「63」
旗については 後述します。
(星条旗ではありません)
最先端から後方を。

まっさら。
ホントにまったいらな板でした。
なんだか「ここが船の上だ」という
感じがしません。
この白線は着艦コースを示すものです。
着艦は 艦 後方、写真 奥からです。
甲板は けっこう高くて、海面は見えず、見えるのは周辺の建物とかのみ。
なんだか「長細いビルの屋上」に立ってる感じがしました。
コンクリートの滑走路のようにツルツルしてるのかと思ってましたが、違いました。
全面 滑り止めのため、トゲトゲの表面でした。
艦載機のタイヤは、そんなにヤワじゃないんでしょうね。
艦橋

「63」の文字が いかにもそれっぽい。。。
ってまぁ ホンモノですから、そりゃそうですけど・・・
カタパルト

カタパルトは、誰でも触れるような
オープンな状態でした。

ここで発艦を妄想。。。
映画「トップガン」のオープニングシーンが
頭の中でリピートしてました。
♪は〜ぃうぇい とぅ ざ でんじゃぞ〜ん
着艦ワイヤー

ワイヤー自体は張られてませんでしたが、
張る装置はありました。

ワイヤーが張られてたと思われる場所は、
幾多の着艦により 傷付き、さびてました。
いたるところに、係留用のフックを
掛けるアミ?がありました。
エレベーター

右舷3個、左舷1個、計4個ありました。
右舷の3個は、すべて格納庫まで下がった状態。
左舷の1個は、甲板まで上がった状態でした。
●艦長
甲板上で艦長の(即席?)サイン会が行なわれてました。
空母キティホーク艦長
「トッド・ゼッキン大佐」です。

わたしもキティホークのパンフレットに
サインをいただきました。

やわらかい笑顔のおじさんでした。。。
でも、自身 飛行時間5000時間以上、
約600回の着艦経験をお持ちとのことです。
●格納庫
甲板の下は格納庫です。
格納庫もがら〜〜ん
超巨大な両国の国旗 &「DON'T TREAD ON ME」旗が掲げられてました。
「DON'T TREAD ON ME」旗
艦首にも掲げられていたこの旗は、アメリカ海軍の中で もっとも古い現役艦に
代々受け継がれているそうです。この旗をキティホークが持っているということは、
この艦が現在 米海軍でもっとも古い艦ということです。
1961年に就役したそうですから、もう46歳。来年2008年に退役するらしいです。
ごくろうさまでした。。。
両国国旗の前の人だかりは、キティホークや所属部隊の
グッズ販売です。
大盛況でした。
それを見越してか、在庫もいっぱい用意されてました。

わたしもパッチなどを購入。
F/A−18のエンジンや各種武装も
展示されてました。

けっきょく18実機は、いませんでしたけど・・・
●F−14トムキャット
消火訓練などに使用される訓練用のF−14は、キティホークの脇にいました。
原形はとどめてますが、よく見ると ボロボロです。
展示のためにフェンス脇に置いてくれたのかもしれませんが、
写真を撮るには厳しい環境でした。

甲板に置いてくれたら、スケール感とかつかめて良かったんですけど・・・
●外観
キティホーク外観を撮影するにも、厳しい環境でした。
横からのアングルは、電灯やクレーンやフェンスがあったり 人がいっぱい歩いてて、
あまり画になりません。

正面からのアングルは・・・
こんな感じです。
できれば斜め前方から、特徴的な艦首と艦全体の大きさを撮りたいところですが・・・
建物があり最適な場所はありませんでした。

斜め前方からは、この(↓)アングルが限界。
夕日に染まるのを狙ってみました。
●イルミネーション、電灯艦飾
日が沈むと、各艦に電燈が灯けられました。
キティホークの甲板には天に昇るサンタさん。
入口付近には天使と「WEPS」の文字。
WEPSってなんでしょう???
その他の艦も色鮮やかな
イルミネーションでした。
で これに合わせて、自衛隊の艦艇も電燈艦飾を行なってました。
<総括>
●でっかかったです。非常に広く感じましたが、航空機が発着艦するには
 必要最小限の大きさなんでしょうね。

●他の艦艇と比べるとかなりアンバランスな形なんですけど、不思議と
 不安定に感じませんでした。

●今まで一目も見たことなかったので、見れて乗れただけでも成果でしたが・・・
 艦載機が1機もいなかったのが残念でした。1機でもいればスケール対象と
 なったんですけど・・・・

●パンフレットをよく見たら・・・
 「記念すべき第一回ホリデイオープンベースへようこそ」
 と書いてありました。
 「第一回」?・・・ということは第二回以降も期待していいということでしょうか?
 でも、調べてみたら「holiday」には「休暇」という意味のほかに、「クリスマス」
 のこともあらわすらしいです。もし「クリスマス」という意味だと、次回は1年後?

●空母・・・
 やっぱり自衛隊には必要ない艦種ですね。運用するには、膨大な費用と時間と
 ノウハウが必要です。太平洋戦争で空母運用が終わってる日本にとっては、
 負担が大きすぎます。戦略的にも必要ありません。
 全通甲板のヘリコプター母艦「ひゅうが」の形状だけ見て、「空母保有への布石だ」
 などと騒ぎ立てるのは「無知」ですね。。。

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