以上 <゛‾＾‾)

「'０８年 岩国ＦＳＤ その２」は午後の部です。
いろいろと珍しい展示を見ることができました。

●Ｆ／Ａ-１８ 〜その１〜
　◆フォーメーション

午後の部 １番手は、会場前に並んだ１８。

翼端を折りたたんでタキシングしてくれました。こんな些細なことも
けっこううれしいものです。
空自のＦ-４もやってくれないかなぁ〜。。。

翼端からはげしくベーパーを引きながら、４機が離陸しました。

フォーメーションフライト

ブルーの代わり？　エンジェルスじゃないのが ちょっと残念。。。

次のフォーメーションは・・・と思いきや

コンバットブレイクして着陸してきちゃいました。

？？？ワンパスだけ？
天候がよければ、もしかしたら もっと用意されてたのかもしれません。

で、４機中最後の１機は、ワイヤーを使った着艦スタイルでの着陸を見せてくれました。

着艦フックを下ろしてアプローチ

着地

フックがおもいっきり
滑走路をひっかいてました。

滑走路・・・大丈夫なんでしょうか？

ワイヤーをピックアップ

去年とくらべて、スタンド席分 高い所から見ることができたので、かなり観やすかったです。

●飛行機ｖｓ車

いやぁ〜・・・・こんなショーが見れるとは思いませんでした。
滑走路上に飛行機と車がスタンバイ。どっちが速いか競争しちゃいました。

飛行機はユルギスさんのＪＵＫＡ。
車のほうは、地元 マツダのＲＸ-７という「かなり速いヤツ」らしいです。
Ｙナンバーでしたので、(車種もカラーも) ここの隊員さんの 趣味の車みたいです。


第１回戦は、始めは車がリードしてたものの、あとから飛んで来た飛行機がピュゥ〜と
追い越しちゃって飛行機の勝ち。
その後、双方 ぐるりと１周して再びスタートラインへ。

続いて第２回戦。飛行機は離陸後(わざと)減速。その下を車が追い越しました。
２回目は車の勝利・・・
と思いきや、加速した飛行機が車の上スレスレを飛んで追い抜いちゃいました(^_^.)

まぁ〜 おまけで、１勝１敗ですかね。
それにしても こんなステキなショー、日本では他では見れないんじゃないでしょうか。
充分 楽しませてもらいました。

でもこの「飛行機ｖｓ車」、去年のハリヤーと同様 写真ではいまいち伝わらないので、
写真は１枚だけ。

車との対決を終えたら、今度は先ほどの「パワーハンググライダー」が再登場しました。
グライダーの周りをクルクル飛んでましたが・・・
けっこう風があったので、なんだか あぶなっかしかったです。

お二人とも、ご来日ありがとでした m(_ _)m

●Ｆ／Ａ-１８ 〜その２〜
　◆ソロ

１８の出番がフォーメーションフライトだけかと・・・ちょっと物足りなく思ってましたが、
ちゃんとソロで魅せてくれました。

この湿度、１８のハイスピード・・・・いつぞやかのド派手なベーパーを狙いたい所でしたが・・・

残念ながら空振りでした。

かろうじて (遠くで)このようなベーパーは出ました。

で、この日唯一のタッチ＆ゴーは・・・

ユルギスさんに負けじと目の前の、こんな低い所でひねってくれました。

接地後 少し浮いて低空飛行。車輪をしまいつつ、左へロール。少しずつ高度を上げながら、
会場前をすぎたあたりで 会場奥(海側)へ旋回。

すばらしぃ・・・

このすばらしぃ低空飛行を見せてくれたパイロットさんです。
ごちそうさまでした。おいしゅうございました m(_ _)m

で、この手を振ってる写真、まだ帰ってきてる途中なんです。
両手離して ご挨拶なんて・・・余裕ありすぎです。。。

●パラシュート 〜その２〜

これまた 風が強い中、キレイな降下＆着地でした。

●ディープブルース エアバンディッツ

Ｆ／Ａ-１８のソロで満足して ボチボチと早退組みが帰る２時半。
ようやく３機で飛んでくれました。

コークスクリュー

２機が中心で、１機が回りました。

●Ｆ-１６ 〜その２〜

２回目は だいぶ雲が晴れてきた１５時すぎ。
バックの雲はまだ濃いですが 機体には太陽が当って、くっきりと見えました。

１回目はまだ雲があったので水平系でしたが、
２回目は垂直系で飛んでくれました。

このパイロット、詳細はよくわかりませんが、なんでも近々アメリカ本土に
帰国されるとか。
ということで、この日のフライトがラストフライトだったみたいです。

２回目のフライト後、機体を降りて
整備員と敬礼。

＜↑注目＞

３人目と握手した瞬間・・・

こんなシーン、映像では見たことありますが、実際に見たのは初めてでした。

これを この場でやってくれた隊員の方々に感謝しつつ、
陣取った この場所が間違いじゃなかったことを
改めて思いました。やっぱり、朝 走ってよかったっ (^_^.)

すばらしき空の男たち
室屋義秀さん、ロバート・フライさん、ユルギス・カイリスさん

●地上展示

飛行展示終了後は、帰りながらの地上展示。
終わり際になるとロープはグズグズ。ということで、遠慮なく近くでじっくりと
見させてもらいました。

１６は 飛んだ機とは別に、韓国からも来てました。

＜総括＞

●プログラム
　ブルーは来ませんでしたが、でも充分楽しめました。
　毎年「ここならでは」の展示を楽しませてもらってます。
　きちんとしたタイムスケジュールがわからず、次はいつ何があるのか・・・
　と待ってたりすると、あっという間に時間がすぎてしまいました。
　結局 今回はスタンド席から１歩も動くことなく、地上展示はあまり
　見れませんでした。


●スタンド席
　結果的には、なかなか良い場所だったと思います。前方に駐機してる機体が無く
　視界が広かったため、「飛行機ｖｓ車」「低空飛行」「着艦」などの低い位置での
　展示も良く見えました。
　(せっかくのシチュエーションも、写真的には生かせませんでしたが・・・)

　「５００円取ってセコい」なんて声も聞かれましたが、わたしは賛成です。
　前が見える人が確実に増えますし、これなら脚立問題もクリアー。
　スタンド席に入れなかった人は、スタンド席があろうと無かろうと前が見えない
　わけですし、ちょっと下がれば 上空の視界は充分あります。

　来年も・・・というより他の航空祭にも導入してくれませんかね。


●疲労度
　今回は行きも帰りもタクシーを使い、エアショー中はずっとスタンドに座ってて、
　日差しもあまりなく・・・ということで、それほど疲れませんでした。
　最初のゲートオープンダッシュと、最後のカメラ背負いながら地上展示を見て
　回ったのが大変だったくらいです。


●天候
　前日夜から朝にかけて降りましたが、さいわい演技中はほとんど降りませんでした。
　後半では少し晴れ間も出てきて日焼けしちゃうほどでした。少し風が強かったですが、
　デモフライトには影響せず ホントよかったです。
　ただ残念だったのは・・・湿度高めだったので円形ベーパーが見れるかと思ったんですが、
　見れませんでした。１８がスパホだったら、あるいは・・・


自衛隊の航空祭には、「装備品の展示や紹介」という目的があります。
ここ米海兵隊 岩国基地も、もちろんそういう目的や その名の通り「フレンドシップな日米交流」
という意味もあるのでしょう。
でも、なんかもっと こう・・・「エアショーを楽しむ」という雰囲気があって それが魅力的
だったりします。
ブルーやスパホの不参加は残念でしたが、でも ほかでは見れないアクロバットな展示の数々で
お腹いっぱいになりました。