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2010年5月29日(土) 海保 観閲式及び総合訓練
<訓練展示(その1) 編>
●放水展示訓練&ヘリコプター編隊飛行訓練
消防船によるカラーな放水展示。
左から・・・
赤「ちどり」(市川市消防局)、オレンジ「第六川崎丸」(川崎市消防局)、
青「よど」(海保)、緑「ひりゅう」(海保)
やはり青色がさわやかで、見栄え良かったです。
ヘリはカラースモークで編隊飛行展示。
(ブルーインパルス・・・曇りの時はカラーにしてくれないかな?)
ここで観閲船団は折り返し。
みなさん右舷に集まるから、右に傾いてます。
わたしの乗ってた「つがる」も傾いてました。
足元が傾いてて 被写体も傾いてると、平行感覚がなくなります。
(ここに載せた写真も、いっぱい角度補正してます。。。)
●人命救助訓練
作業船にて爆発、火災発生っ!
※これは事故ではありません。訓練です。
って書いたほうがいいのかな、と思わせるくらいハデな演出(^_^.)
真っ昼間なのに暗めだったので、火炎がキレイでした。
紅く照らされた海面が生々しい。。。
ヘリが現場へ急行。
海へ逃げた要救助者を救助。
「助かった」と感じる瞬間でしょうね。
要救助者はそのまま、巡視船「ちくぜん」に移され船内の医務室へ。
ヘリが着艦する際「ちくぜん」は、火災展示の煙りの中に
隠れちゃってましたが、スムーズに着艦してました。
で、真横でフワリと離艦。さすがです。
●海上防災訓練
火災想定船の方は2度目の爆発
だ、だいじょうぶ? く、くんれん・・・ですよね
今度は消防船が消火活動
●武装密輸船捕捉・制圧訓練
今回 想定容疑船役となるのは、巡視船「とさ」。
並走して停船命令を出したり・・・
船首に警告の発煙筒を投下したり・・・
追い越して・・・
進行方向の前に出たり・・・
それでも突き進む不審船に対して、ついに強行手段発動っ!
ヘリが近づいて・・・
ヘリから特殊警備隊(SST)3名が、後甲板に降下。
スリーマンセル(三人一組)で、船橋(せんきょう)を目指して移動。
船橋横で賊と鉢合わせ・・・と思いきや、
賊は抵抗せずに船橋内へ逃げ込みました。
SSTは後を追って、船橋に突入。
SSTの「説得」により、賊が白旗を揚げて降参しました。
制圧ミッション コンプリート。
この海保 特殊警備隊(SST)による訓練が一般に公開されるのは、
今回が「初」だったらしいです。
なかなか貴重な展示を見ることができました。
SSTと聞くと、とあるアニメのため情けないイメージが先行してしまいます。
(たのむぅ消してくれぇ)
当然ながら、今回の訓練展示では かっこ良かったです。
ということで、いくつか感想などを・・・
●スリーマンセル(三人一組)
スリーマンセルで行動してました。
2人では心細いし、4人では狭い船内で行動するには多い。
ということで3人が最適なんでしょうね。
でも、一番後ろ 3人目の人の後方・周囲警戒が甘かったかと。
前の2人に ただ付いていってるだけ、のようにも見えました。
●ヘリコプター
もちろん訓練だからでしょうけど、不用意にヘリで近づくのは
危険ですね。
2001年にあらわれた北朝鮮の工作船からは、RPG(ロケット弾)が
見つかってます。
実際には陽動や監視などの支援が必要かと。
●銃
使用火器はたぶん、陸自でも使われてる89式小銃かな?
わたしのカメラレンズ(300mm)ではとらえきれず、
はっきりとは わかりませんでした。
マガジンはライフル弾サイズ。
たぶん光学サイト付き。長さ10センチほどの鏡胴タイプ?ダットか?
ストックもはっきりとはわかりませんが、固定っぽい?
(ボディアーマーの黒とかぶって、よくわかりません。。。)
銃身は切り詰めてないフルサイズぽかったです。
海保 巡視船の階段は幅60センチほど。人1人通れる幅しかありません。
通路も1メートルほど。これは他の船でもさほど変わらないと思います。
そんな中 フルサイズのライフル銃では長くて、取り回ししにくいように
見えました。銃口は常に下を向いてました。
船上はサバイバルゲーム インドアの戦場よりも狭くて、入り組んでて、
しかも3人で行動してて・・・
実戦のとき フルサイズのライフル銃で大丈夫なのか、心配になりました。
「訓練を見せるために わかりやすいように大きめの銃を持ってた」ということ
でしたら、納得ですけど。
余談ですが いろいろ考えると、FN社のP90という銃はやっぱり
良くできた銃で・・・
◆トリガーのすぐ上に銃口があるので、銃の先端が直感的にわかりやすい。
◆使用弾はボディアーマを貫くことができる 5.7mm弾。
◆マガジン弾数はたっぷりの50発。
◆カラ薬きょうは真下に落ちるので、左右どちらで撃ってもカラ薬きょうが
飛んでくることがない。また 後ろで援護する人のジャマにもならない。
狭い場所に複数人で突入するには、最適な銃かと。
たとえば・・・
前と中の人はMP5系やP90を持って、前方警戒しながら道を開く。
後ろは89式のようなライフル銃で、前2人が階段を使ってる間 周囲警戒をしたり、
後方の警戒。
船の規模にも寄りますが、ライフル銃の精度と射程を持ってるのが1人は
いたほうがいいかと。
でもまぁホント 貴重なものを見させていただき、ありがとうございました。
できればもっと近くで見たいところですが、この距離だから一般にも
公開されたってこともあるんでしょうね。
訓練展示(その2)へ続く・・・
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