このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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以上 <゛‾^‾)
「首都圏外郭放水路」を見てきました。
ずっと行ってみたくて、ずっと機会をうかがっていた場所です。
この名前だけで、ピンっ!とくる方も いらっしゃるかと思いますが、
まずは この施設の概要から。。。
●施設概要
「首都圏 外郭 放水路」・・・名前のとおり・・・
首都圏の周辺の水の道 です。
大雨により河川の水位が増えたとき、いったん地下の貯水槽に雨水を溜め、
大きな川へ徐々に放水する・・・
そんな治水施設のひとつです。
●計画
埼玉県東部は河川が多く、また低い土地が広がっています。そのため非常に洪水が
起きやすい土地ガラでした。
この地域の堤防が決壊すると 周辺が浸水するだけでなく、下流の東京首都圏まで
影響を及ぼすことになり、大災害となってしまいます。
また昨今の「ゲリラ豪雨」や「都市開発による土→アスファルト」で、さらに洪水が
起きやすい状況になっているそうです。
そこで、あふれそうな川の水を溜めておく貯水槽や、各河川を結ぶ放水路が必要
となりました。
通常それらは地上に造られるのですが「土地買収のコスト」や「放水路(川)による
地区の分断」などの問題があったそうです。
そこで「地下」に貯水槽や放水路が造られることになりました。
●運用
川の水位が一定以上になると、自然と地下の貯水槽(立坑)に流れ込むように
なってます。
貯水槽(立坑)は、直径30メートル深さ60メートルの巨大な筒で、これが
4本の川 それぞれに直結してます。
それぞれの貯水槽(立坑)は、直径10メートル全長6.3キロメートルの
トンネル(放水路)でつながってます。
トンネルを流れてきた雨水は調圧水槽(地下プール)に溜まり、最終的には
江戸川へ放出されます。
●施設見学
これらの施設で見学できるのは、江戸川へ放出する最後の部分です。
調圧水槽や操作室などを見ることができます。
システム案内施設として「龍Q館(りゅうきゅうかん)」というものが春日部市に
あります。
見学会(無料)は以下のような流れでした。
◆インターネットなどで事前に予約。
◆当日 龍Q館にて、予約時刻までに受け付け。
◆1日3回、1回につき20人ほど。
◆30分ほど館内のパネルや模型、ビデオなどで概要説明。
監視モニタが並んだ操作室。
普段は1人が監視してる・・・とのことでしたが、誰もいませんでした。
稼動中は8人で操作するそうです。
◆5分ほどトイレ休憩。
◆龍Q館の屋上に上がり、施設や江戸川などの風景を見学。
◆屋外を数百メートル歩いて、調圧水槽の入り口へ。
◆100段近い階段を下りて地下へ・・・
※階段中は撮影禁止
禁止対象物があるわけではなく、団体行動での安全上の問題とのこと。
●調圧水槽
今回のメイン「調圧水槽」=地下神殿 です。
ここは、地下の放水路を通って流れてきた水をいったん溜めて、スムーズに
江戸川へ放水するための地下プールです。
下に降りてきてから、10分ほど解説および行動エリアの説明があり、
ようやく自由時間。
移動できるエリアは決まってました。
広さは、幅78メートル,奥行き177メートル,高さ25メートル
柱は、幅2メートル,奥行き7メートル,高さ18メートル
1本あたり約500トン。
この←写真で見えてるのは、奥行き7メートルの面。
これが、59本 並んでます。
真上を見上げた写真です。
砂利などを処理する車輌を入れる穴が、天井にありました。
ここを開けて、クレーンで下ろすそうです。
なんだか少しモヤってました。
空気は湿気が多く、ひんやりという感じでもありませんでした。
スケール感が分かっていただけますかね。
座ってるおねえさんがいる所までが、自由行動エリアです。
下に反射してるのでわかるとおり、下は水たまりです。
ほぼ密閉状態だからか、水はけは悪るそうです。。。
柱群の逆側は、筒型の貯水槽(立坑)
この廃墟的な感じが なんとも・・・ (^_^.)
写真を白黒にしてみました。。。
こうして見ると、神殿というよりも宮殿っぽい。。。
自由時間は10分っ!
眺めながら、撮りながら してると非常に少ないです。
あと残念ながら、自由時間も階段での撮影は禁止でした。
階段から見下ろす角度も なかなか良かったのですが、
撮れるチャンスがなかったのが残念です。。。
カメラ:CANON 40D
レンズ:EF-S 17-55F2.8 手ブレ補正ON
ISO感度:400
シャッタースピード:1/5前後
三脚は使用してません。すべて手持ちです。
数枚 手ブレしてましたが、手持ちでもなんとか撮れました。
載せた写真にもありますが、電灯のゴーストが写りました。
●撮影メモ
◆100段ほどの階段を登って地上へ。
階段の量について係りの方がだいぶ脅しますが、普通に歩いて生活してる方なら
問題にならない程度です。
老若男女が参加するので、そういった配慮も必要になってくるんでしょうね。
階段の途中、上の暑い空気と下の暑くない空気の境がわかります。
◆地上
これが地下神殿の真上で、グランドになってます。
このグランドが だいたい地下神殿の広さとなってます。
写真左のブロックは、地下への入り口です。
始めの受付場所へ戻って、見学会終了。
見学会は1時間半ほどでした。
見学会終了後、バスが来るまで時間があったので、
江戸川のほうへ言ってみました。
これが いろんな川から溢れてきた雨水が、江戸川へ放出される出口。
稼動時には ドバドバとスゴいことになるんでしょうねぇ。
●ロケ
この特殊な環境は、特撮モノやプロモーションビデオなどの撮影に
良く使われるようです。
龍Q館の廊下には、今まで使用された方々の色紙が展示されてました。
その中で ひときわ目を引くのが・・・
「水樹奈々さんのパネル」
水樹さんのだけ、写真と色紙が付いてる立派なパネル状になってました。
色紙には2005年3月28日とあります。
係りの方にうかがったところ・・・
・古いものから取り外して新しいものに交換していくので、
ちょっと前まで展示してなかった。
・最近「水樹さんの色紙があるはずだ」という問い合わせが増えた。
・色紙が入ってる袋を探しても見つからなく、実はこんなパネルだった。
・このパネルを館が作ったのか、水樹さんサイドが作ったのかは不明。
とのことで、このパネルの展示は特別なもののようです。
恐るべし水樹さん人気・・・
●社会科見学
大人の社会科見学、たいへん勉強になりました。
小学校のころは こんな施設ありませんでしたが、あったら絶対
見学してるでしょうね。
でもやっぱり、今 見るからこそ「勉強」になるんだと思います。
ということで、今回のレポートは調圧水槽の写真だけでなく、
社会科見学のレポート風に役割なども入れてみました。。。
●調圧水槽
すごく広かったですが、写真から受ける印象よりかは広く感じませんでした。
でも不思議と写真で撮ると、結構 奥行きがあるように撮れちゃうから
不思議です。。。
●撮影
自由時間10分間は少ないです。
もう少しチャキチャキすれば、あと5分は伸ばせるのでは?
まったりペースが、もどかしくてしょうがなかったです。
自由時間でも階段禁止というのも残念でした。
あわただしく いろんな角度や設定を試しながら、手当たり次第
撮ってた感じ。
ということで、やっぱり「観た・撮った」という満足感は得られ
ませんでした。
●参加者
参加者は平日の昼間ということもあって、
老夫婦と学生さんが半々くらいでした。
機会があったら また行ってみたいです。。。
<総括>
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