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2011年5月3日(火)   やぶさめ

以上 <゛‾^‾)

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下鴨神社で行なわれた「やぶさめ」を見てきました。
今回の京都旅行のメインです。

ずっと見てみたくてチェックしてたのですが、なかなか機会がなく・・・
今回 ようやく見ることができました。
「馬+弓」なんて いかにも私向きなイベントですが、実際に見たのは
これが初めてでした。
<概略>
●正式名は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ) 流鏑馬神事(やぶさめしんじ)
●葵祭の一環
●平安時代からココでやっていたらしい
●参道に幅約2メートル、長さ約300メートルの特設ダートコース
●100メートルおきに3つの的
●小笠原流
●公家装束で行なわれる
<前日>
これは前日 午後1時ごろの馬場の様子です。
左側 青いパイプイスが並んでるのが、有料の拝観席。
左奥 紫の天幕のある所が 2の的正面のVIP席。
右側 ちょっと白っぽく見える道が、馬が走るコース。
右側 白と薄緑のストライプ幕が 的の位置。奥が1、手前が2。
中央 トラックは会場設営中の作業車。

(晴れてれば こんなに明るいのに・・・)
<予行>
当日 朝6時に着いたら、予行を行なってました。
ならしで早歩きしたり、本番さながらに走って矢を射ったりしてました。

このときは有料席もVIP席も関係なく、(観覧席内なら)好きな所から
好きなように撮影できました。
ということで、2の的 付近で撮影しました。
※朝方ですし木々があるのでけっこう暗め
※服装は正装ではなく作業服的な和服
※的はダンボールの板
矢を弦につがえて
狙って
ザンネン

こんな感じでした。
こちらもオシイっ
目の前を駆け抜けて、3の的へ向かいます。
こちらは 2の的を過ぎた直後の写真ですが、左手に矢を持ったままなのが
わかるでしょうか。うまく 弦につがえれなかったのか射ぬきそこねた矢です。

射ぬけなかった矢は、その場に捨てなければならない らしいです。
それぞれの的用の矢があり、1の的用の矢で2の的を射貫いてはダメ という
ルールらしいです。
この方も左手で2の的用の矢を捨てて、右手で3の的用の矢を取りにいってます。
ぬぉっ! こっ これはっ!
「5頭」ではなく「五騎」ですね

走り終えた馬は そろってスタート位置に戻りました。
かっくいぃ・・・
この時のこの馬(射手)はあまり速くなかったのか、
各シーンを撮ることができました。
2の的を狙って
放って
右腰の 3の的用の矢を取りにいき
ハズレ
目の前を駆け抜け
矢を弦につがえて
3の的を狙って
放つ
この方は 3の的に矢を射ったようですが、3の的は放たずに馬を
減速させることも多々ありました。
予行には、馬に「ここで止りなさい」と教える意味もあるようです。
本番は午後2時すぎなので、しばし待ち・・・・
<本番>
「これから神事をやるよ」的な儀式 モロモロ
やはり正装すると 雰囲気ちがいますね。
この姿を見たとき、京都観光3日目にして ようやく
「京の都・・・」を感じました。
本番での的は、スギの板でした。
ようやく 流鏑馬神事 本番です。が・・・
これは・・・やっぱムズい・・・
近いし、速いし、暗いし、座ってたし、両サイドすぐ隣に
全然知らない観客の人がいるし・・・

最後の3の的とはいえスピードはおとろえず、全力疾走してました。
ちょっと計算してみました・・・
約300メートルの馬場を平均約15秒(予行時の実測)。
 =時速72km/h
 =1秒間に20メートル

わたしのカメラ:キャノン40Dの最速連写は、6・5コマ/秒。
1秒間に6コマ撮れるとすると、1コマあたり3・3メートル進む。
 =約3メートル間隔で撮影できる ということ。

1馬身は約2・4メートルらしいので、次のコマは馬1頭分以上 進んだ画に
なるということ。
しかも射る瞬間は、人によってまちまち。

ということで・・・
とても「瞬間を狙って撮る」なんてことはできません。
少なくとも わたしにはムリです。


あと、とにかく暗い。
空は一面 白い雲。で木々があるので陰になり・・・午後3時ごろでも
朝方の暗さと さほど変わりませんでした。
ISOの感度は滅多に使わない640まで上げましたが、
それでもシャッタースピード不足でした。
それでもなんとか それっぽいのは2枚ほど撮れました。
この写真の次のコマが下
「ベストショット!」とは言いがたいですが、今回撮ったものの中では
これかなぁ〜というのがこの写真。
一応 命中して割れた的も写ってます。

40Dで連写で撮っても、1コマで これだけの差ができてしまいます。
それだけ メチャメチャ近くて速いってことです。
コンデジや携帯では かなりムズいかと。。。


もちろん もっと多くの方が矢を命中させてましたが、
場所が悪く 的と馬が重なってしまった写真が多かったです。
※ここに載せたほとんどの写真は、明るさ補正やトリミングなどの
 加工を行なったものです。
<総括>
●やぶさめ
 初めて見る「やぶさめ」は・・・かなり迫力あるものでした。
 ダイナミックで面白かったです。
 「木々に囲まれた神社の参道」というシチュエーションも、現実
 離れしてて歴史を感じさせてくれました。


●初陣
 写真的には「撮った」という実感を得られませんでした。
 あまりに速すぎてカメラを振ってただけで、被写体をファインダーに
 捕らえて流し撮り なんてできませんでした。
 「撮った」というより「写ってた」という感じですかね。

 無意識に競馬と同じように馬を追いかけながら撮っちゃいましたが、
 もしかしたら・・・
 アングルは ほぼ固定で、狙った構図を撮る というものなので
 しょうか?そうやって撮ろうと思うと、やっぱり
 シャッタースピードを上げるための明るさが欲しいです。


●予行
 朝から席取りするつもりで早く行ったのですが、予行が見れたのは
 思わぬ収穫でした。
 このレポートも 予行の写真のおかげで、なんとか形にできたかと・・・


●場所取り
 場所取りが微妙すぎて、的と射手が重なることが多々ありました。
 もうちょい右が良かったかも。
 予行の時「この辺りがいいか」と思ってた場所だったのですが、
 本番ではちょっとスピードアップしてました? これが敗因かと。



このような状況下で、自粛されず予定通り行なってくれて
ありがとうございました。
日々の訓練や準備など大変でしょうけど、是非 続けて残して
もらいたい神事だと思います。よろしくお願いします。
今回のことを教訓に、リベンジしに また行きます。。。
●京都
 GWは岩国基地のFSDが、毎年恒例の行事となっていました。
 しかしながら、今年は震災のため[中止]。
 ということで、急きょ決めた代替旅行でしたが、予想以上の
 いぃ撮れ高でした。
  「馬・テツ・馬」
 どれも良かったです。

 もちろん神社仏閣の写真も少しだけ撮りましたけど、今回はすべて
 割愛しました。
 まぁこれらも、一応「京都観光」ですよね。。。


●天候
 1日目と3日目、京都競馬と やぶさめの天候が悪かったです。
 空一面 雲で1日目はたまに霧雨も。
 この2つの馬イベントで天気が悪かったのは、非常に残念です。
 まぁ 本降りの雨にはならなかったので、最悪の事態は免れましたが。


●リベンジ
 今回 行ってきた所、是非 また行ってみたいです。
 あと「梅小路蒸気機関車館」にも。
<総 総括>

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