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2012年9月2日(日)   愛知県・豊田市 総合防災訓練 その2

以上 <゛‾^‾)

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化学物質が保管されていたビルが被災した・・・
との報告を受け、豊田市消防本部のNBC部隊が出動。
NBC部隊とは、

Nuclear:核兵器
Bio:生物的
Chemical:化学的

に対応する部隊のこと。

訓練想定は「C」でしたが、やはり「N」のことが
チラついてしまいます。。。
ビル内の汚染が無いことが確認され、また屋上に人が取り残されていることも
確認されました。
そこでやってきたのが、愛知県警のヘリ「あけぼの」。
着陸はせずに、屋上上空でホバリング。
隊員さんがスルスルっと降りてきて・・・
要救助者をがっちりつかんでピックアップ。
後方の医療施設などへ搬送。
まだビルに残ってた要救助者は、
屋上からアクセスして救出。
陸自のヘリUH-1が、また降りてきました。
今度は緊急物資を孤立地区へ輸送する役目でした。

ヘリが着陸してから、この荷物(カラと思われるダンボール箱)を
積んだトラックが来るまで「12分」。
あらかじめ箱が積んであって、あらかじめ待機していたであろう
トラックがヘリの所に来るまで『12分』・・・
その間、ずっとアイドリングでローターが回ってました。
芝生というフィールド、やっぱりいぃですなぁ〜 (^_^.)
重症患者を後方医療機関に搬送するために来たのは、
ドクターヘリ・・・ではなく また愛知県警。
で、またこのアングルなのは、緑な背景と俯瞰が気に入ったということも
ありますが・・・それ以前に暑くてバテバテで動けなかった・・・
というのもあります (ーー;)
それでもこれは下からのアングルがいぃかなと・・・
土手の上から降りて撮影。
こういう景色もなかなか。
最後は、はしご車でビルから要救助者を救出。
その後のビル火災を消火して状況終了。
<総括>
●連携
残念ながら「各機関のスムーズな連携プレーを見ることができた」
とは言えません。
「ん?どうした?」と思う場面が多々ありました。たとえば・・・

(1)空自ヘリ→陸自救急車
 空自のヘリから陸自の救急車へ 怪我人を担架で搬送し、救急車の
 出発準備が整うまで「3分間」。
 救急車まで運んだあと 空自の担架のまま乗せようとして・・・
 (たぶん)「あれ?このまま乗せたら、この空自の担架どうしましょ?」
 (たぶん)「じゃぁ こっちの(陸自の)担架に乗せ替えますか?」
 (たぶん)「そうしましょうか」
 で、陸自の担架を出して、乗せ替えて なんだかんだで3分ほど
 かかってました。


(2)救急車→県警ヘリ
 救急車から県警ヘリへ 怪我人を担架で搬送し、ヘリが離陸するまで
 「3分間」。
 ヘリまで運んだあと 怪我人を乗せようとして・・・
 (たぶん)「人だけ?」「ヘリの床には何も敷いてませんけど」
 (たぶん)「じゃぁ このシーツごとで いきましょうか」
 (たぶん)「そうしましょうか」
 (たぶん)「ん?これシーツ どうなってるんですか?」
 (たぶん)「そこ、そこを持ち上げてください」
 で、担架からシーツと怪我人を分離し、乗せ替えて なんだかんだで
 3分ほどかかってました。


今回見てて感じたのは、この「担架」の問題です。
各機関の担架を共通化するのは それぞれの車輌や機体に固定する
必要があるため難しいと思いますが、例えば担架に敷くクッションを
共通化することはできないのでしょうか。
乗せ替える時は、そのクッションごと乗せ替えて、代わりのクッションを
渡すとか。
でもこれもクッションを交換することになるので、問題もありますけど。

人命に関わる時の こういうタイムロスは、すごくもったいない気がします。

たぶん「今回の訓練に参加した人たち」は本番ではスムーズに動けるかと
思いますけど、それって各機関のゴクゴク一部なんですよね・・・


●ドクターヘリ
 今回参加したヘリは、空自・陸自・県警 でした。
 愛知県はドクターヘリを持ってますが、防災訓練で見たことありません。

 緊急時に備えて参加しないのかもしれませんが、ドクターヘリも訓練は
 必要かと。
 上記のようなことがあると、なおさら・・・


●疲
 訓練開始直後、パラパラと雨が降ってきました。しかたなく
 レインコートを着用。
 でもしばらくすると晴れてきて、日差しもさして めちゃめちゃ
 蒸し暑くなりました。
 こういう天気が、写真的にも装備的にも体力的にも一番やりにくいです。
 途中からバテて、集中力不足・移動体力不足・決断力不足・状況認識力不足
 によるポジションミスがありました。
 「あぁココじゃないなぁ」と思っても すでに遅かったり、ひとつの被写体に
 気を取られすぎて他を撮り逃したり・・・
 毎回違うロケーションですし一発勝負な防災訓練は、これだから
 むずかしいんですよね・・・

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