このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2012年10月13日(土)   国際航空宇宙展

以上 <゛‾^‾)

トップページへ

戦況報告へ

国内外の「航空機と宇宙産業」が集まった、国際航空宇宙展に行ってきました。
前回の開催は4年前、横浜で行なわれました。この時は大きなイベント会場内に
各メーカーのブースが並び、会場近くの海上でヘリコプターが飛びました。

でも今回は少し・・・イヤ、だいぶ違いました。
まず舞台が名古屋に移り、会場が「中部国際空港 セントレア」と
「ポートメッセなごや」の2ヵ所になりました。
空港も会場になったことで、航空機実機の展示もありました。

ということで、この日は「セントレア会場」の様子を。
●セントレア会場 展示機
エプロンの南側、国際線エリアの隣に特設エリアを設けて、
そこに地上展示機が並べられてました。
◆空自 輸送機 C-1
美保基地からC-1が来てました。
民間空港に降りたった迷彩姿が会場の中央にデンッと置かれて、
かなり目立ってました。

国産の輸送機ですけど・・・
なぜ最新のC-2ではなかったんでしょう?
◆空自 練習機 T-4
T-4は浜松基地から来てました。
パイロットとして来てたのは、元ブルーインパルスの井川さん。
これ以上ないほど いぃ人選でした(^_^.)

(空自はこのほかT-7が岐阜基地が来てましたが 写真は割愛)
◆飛行検査用航空機 ボンバルディア BD-700
国土交通省が所有している飛行点検用の航空機です。
空港の各設備がちゃんと機能しているか、実際にコレで
離着陸してみてチェックするんですね。
新幹線でいうところの「ドクターイエロー」的な?
◆WACO YMF-F5C
これは個人所有のものらしいです。
真っ赤なプロペラ機で、私が大好きなアニメを連想させますね。
いつかフライトを見てみたいです。
◆JAXA 飛翔
JAXAが所有する実験用の航空機です。
県営名古屋空港のわきに造られたJAXAで運用されており、
三菱で開発中のMRJにも一役かってるそうです。
◆名古屋市消防局
しばらく展示機を見てたら、名古屋市消防局のヘリが
やってきました。
下に駐機してるのは、富士重工のFA-200。
●民間機 離着陸
正直に言いますと・・・展示機よりも特設エリアから見る、
通常の民間機の離着陸のほうが・・・
赤シッポJALの離陸。
こんな感じで、背景がスッキリした写真を撮ることができました。
一度はプロペラ機にも乗ってみたいですね。
ANA・ANA
ドルフィンANAも同じ目線で、結構近くで
見ることができました。
着陸もいぃ感じで見ることができました。
鶴丸JAL (^_^.)
「DELTA航空」
アメリカは身近なようで遠い国。実際に行きたいとは・・・
あんまり思いません。
「キャセイパシフィック航空」
香港はゴチャゴチャ・カオスなイメージ。国内だったら一度は
行ってみたいと思うものの、海外ですし しかも中国なので
ちょっと怖いです。
「シンガポール航空」
シンガポールは国土面積のわりに、妙に存在感があるのは
なぜでしょう?
ここではアジアで最大規模のエアショーが行なわれてるんですよね。
もんのすごく見に行ってみたいです・・・
「タイ国際航空」
タイはエキゾチックで、なんだか不思議な魅力を感じます。
トゥクトゥクに乗って下町で食べ歩きとか、プーケットでぼぉ〜と
過ごしたりとか・・・
(そんな妄想はするものの、海外という敷居の高さで
たぶん行くことは無いかと思います。)

それはそうと、紫に金色って いかにもって感じの色使いですね。
クルッと巻いてるのも、民族衣装っぽくていぃ感じ。
「ルフトハンザ ドイツ航空」
ドイツは・・・昔 日本と手を組んだという黒歴史が無くても、
なんとなく日本と近いイメージがあります。
マイスターと呼ばれる職人が、細部にまでこだわって物作りをする
という点に共感を得られます。
手を組んだことは政治的には・・・でしたけど、ドイツの技術や物作りに
ついて勉強できたことは戦後の日本にとって良かったことかと。

興味はあるものの、やはり行くとなると敷居が高いですね。。。
「フィンランド航空 フィンエアー」
フィンランドは・・・すみません、まったくもって未知なる国です。
この特設エリア、非常にいぃ場所でした。
土日だけでも「歩行者天国」的に、いつも開放してほしいです。
1日1000円くらいなら余裕で払います。
スカイデッキなんかで撮るよりも、ずっと楽しかったです。
●対話イベント
「航空技術と社会〜ニッポンの飛行機 川崎T4とブルーインパルス〜」

セントレアの建物内にある1室で行なわれた対話イベントに参加してきました。
これは国際航空宇宙展のプログラムの1つとして、行なわれたものでした。
15時半〜18時までで、内容は3部構成でした。

◆第1部 ブルーインパルス ビデオ視聴(30分)
 市販されているビデオをプロジェクター上映。
 司会者が随時 解説。
 (詳細 割愛)

◆第2部 川崎重工 T-4設計者による開発の歴史
 T-4開発チームに属しており、いまだ川重で設計に携わってらっしゃる
 吉田 茂さんご本人による講話。
プロジェクターで写真や表を映しながら、ご説明されました。
T-4は設計が始まってから3年半ほどで、試作機が初飛行したらしいです。
締めくくりとして「T-4はなぜ良い飛行機になれたか」という問いの
答えをいただきました。
要するに「チームワークの勝利」だと。川崎重工の開発者だけでなく、
関係各社の協力や パイロット・整備員など、関わった方々すべての
協力により1つの形にできたのだと。そういうことでした。

各メーカーが競合しながらも「国防」という名のもとに協力する態勢がある、
これは戦時中から続く関係ですね。
「旧陸軍と旧海軍」はそれぞれ秘密主義、独自開発で足の引っ張り合いを
してましたが、各社や技術者同士の連携はあったそうです。
それは今でもいぃ形で残ってるようですね。
◆第3部 質疑応答

先の吉田さんにブルーインパルス パイロット平岡さんと奥村さんが
加わって、質疑応答がありました。
実際に質問を受け付ける前に 主催者による質問項目があり、
参加者全員に配られた こんなリモコンで回答していきました。
引き続き質疑応答。
私も挙手して質問しちゃいましたが・・・どこまでオープンにして
いい情報なのか判断できないので、すべて割愛します。。。
ジェット機を初めて操縦する人から、熟練したパイロットが曲技飛行に
使用するまで、この1つの機体でこなしてしまうんですから、T-4という
機体のポテンシャルの高さを改めて うかがい知ることができました。

貴重なお話しが聞けて楽しかったです。ありがとうございました m(_ _)m
<総括>
本レポートにおきまして、展示内容の一部を割愛いたしましたことを、
お詫び申し上げます。(・・・察してください(>_<) )


●展示機
 展示機は特設エリアの中と外に駐機されてましたが・・・
 特にエリア外に駐機されていたものは、2重フェンスのさらに向こうで
 機体まで遠かったです。。。

 展示機の量としては、札幌航空ページェントに遠く及ばなかったです。

 次回はぜひ「県営名古屋空港」で。あそこなら民間の離着陸少ないし、
 スペースはいっぱいあります。



●もったいない
 せっかく航空機の生の音を聞くことができるのに、大ボリュームで
 変なBGMを流してました。もったいない。
 せっかくいろんな国の飛行機が見れるのに、その説明とかもありませんでした。
 「これからxx航空のxx行きxx便が離陸します」とかあっても
 よかったのでは? せっかくイベントとは関係なく、タダで動いてる
 航空機を見せてくれていたのに。もったいない。。。



●人出
 テレビで特集が組まれたりもして、その宣伝効果か すごい人でした。
 主催者側としては思惑通りなのでしょうが、尋常じゃない人が集まって
 きていたので、通常の空港利用客にとっては いぃ迷惑だったかと。
 もし次回もこのような形でやるなら、ずっと前のように基地での開催が
 よろしいかと。



●スタッフ誘導
 あまりにひどかったので、その醜態ぶりを列記します。
 ・案内もなく突然 列を動かす。
 ・待ちの間に これから金属探知機を通ることを案内しない。
 ・前売りチケットの種類によりゲートが異なることを事前に説明しない。
 ・ゲートを開けてから注意事項をアナウンス。誰も聞いちゃいない。

 普通は・・・
  「xx時に門を開けますxxまで移動していただきます」
  「これから金属探知機・手荷物検査がありますので、準備を〜」
  「これから開門しますが 走らずにゆっくりと〜」
 などのアナウンスがあって、行動準備・心の準備ができるんですよね。
 今回これらは皆無でした。

 ちなみに手荷物検査は、形式だけの「ザル」でした。
 当日券売り場にいっぱい並んでましたが、実は無能なスタッフのせいで
 さばききれてなかっただけですかね?



普段見ることができないエリアで撮影ができたり、
普段聞くことができない話しを聞くことができたり、
良かったのですが・・・
運営にも自分の読みにも不満の残った1日でした。。。

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください