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2014年10月12日(日)   関市 刃物まつり

以上 <゛‾^‾)

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前々から気になっていた、岐阜県関市の刃物まつりに行ってきました。
道にズラリと並んだ刃物の出店。
ちょっと覗いてみましたが・・・ほとんどが「包丁」でした。
あとはハサミとか爪切りとかカミソリとか・・・
ということで特に必要なものは無く、ただ見ただけ。。。
ぷらぷら歩いていたら「戸山流居合」の演技中でした。
「剣道は押して切る、この居合は引いて切る」という
違いがあるそうです。
切った竹が真下に落ちるほど達人だとか。
で、このお祭りに行ったメインの目的は・・・
 「古式日本刀鍛錬
でした。

見ることができた工程は、刀として延ばす前の準備段階。
「焼いて、やわらかくして、なじませて、折り曲げる」を繰り返す作業でした。
陶器でいうところの「土をこねる工程」に似てますかね。


この日は計3回 展示が行なわれました。
いろんな位置から見ることができたので、見た場所別にまとめてみました。

※ 詳しい説明などは(あんまりよくわからないし)割愛します。
※ 踏み台を使用して撮った写真も含まれています。
●エリア正面
炉の炎と横座(メインの人)をからめて撮れる。
炉の中は見えない。3人が大づちで叩く時 背中になってしまい、
火花も3人の足の隙間から見る感じ。
●左側(西側)
展示場所に一番近い。人の動きが良く見える。炉の中が良く見える。
透明な保護板 越し。
※ 板越しです
正面で見れそうで、実は一番見にくい場所でした。
※ 板越しです
やはり保護板 越しなので、色が白っぽく見えちゃいます。

さらに炉から引き抜いた時 先端がすごく明るいので、
板で乱反射して模様(同心円状のスジ)が見えちゃいます。
●右側(東側)
飛び散る火花が見やすい。炉の中は踏み台など高さがあれば少し見える。
背景に向かいの人が入り込みやすい。
シャッタースピード 1/40秒
切れ目を入れて、グニャりと折り曲げ。

で、また焼いて叩いて、内側の面をなじませていく・・・
そんな作業でした。
踏み台を使うと 炉の中を見ることができました。
炉をグシグシするたびに飛び散る火の粉がステキ。
こんなに火花が飛び散る時もありました。
そういえばゴーグルをされてませんでした。
けっこう危ない作業ですね。。。
これを繰り返したら こんな感じのができあがりました。
で、これを引き延ばしていくと刀の原型になると。。。
そういうものらしいです。
最後の最後で思わぬアクシデントがありました。
トンカン叩いている時に、ポッキリ!
根元から折れちゃいました。
でも残念、シャッタースピードを落としていたので、
ブレブレになっちゃいました (>_<)
この日 最後の展示、最後の叩きで折れちゃうとは・・・
刀の神様が珍しいものを最後に見せてくれたのかも。
話しをうかがうと、ここは単なる「取っ手」で
刀となる部分では無いらしいです。
●見どころ
 見る場所は、右側か左側ですかね。
 火花は「炉から抜いて1〜2打目」が飛び散りやすいようです。
 叩くのは30秒〜1分くらい続きますが、そのあとはパラパラと
 飛ぶ程度でした。


●火
 見に行っておいてなんですが・・・
 武器の中でも刀やナイフというジャンルにはあんまり興味ありません。
 ただこの「火」を見たかっただけです。

 そういえば多治見にも似た雰囲気の「火」があります。
 どちらも伝統的な職人の「火」ですね。


●技術
 刀は、芯はやわらかく外は堅くなるように、性質が異なる材料で
 作られているらしいです。
 強度の違いは炭素の含有量の違い。そういう事を科学がない時代に
 試行錯誤しながら経験で導き出したんでしょうね。
 いつの時代でも武器開発の研究は熱心に行なわれているようです。
 まぁその技術が民間に降りてきて、利用されているのも事実ですけど。
<総括>

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