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2014年11月9日(日)   鹿児島観光 その5 知覧・鹿児島・宮崎 編

以上 <゛‾^‾)

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南九州遠征の2日目は、鹿児島県の東の半島 : 薩摩半島 南端の
指宿から北上していきました。
●知覧
特攻として有名な知覧にある知覧特攻平和会館に行ってきました。

知覧には旧 日本陸軍の航空基地がありました。
開設当初は大刀洗 航空学校の分校として作られ、パイロットを
育成するための基地でした。
しかし昭和20年、戦局の悪化により特攻基地に変貌。
爆装状態でも離着陸ができるように滑走路も延長・再整備されました。
439名が特攻隊員として飛び立ったこの基地も、
昭和20年3月からの空襲で破壊しつくされ消滅。

現在は住宅地や茶畑が、のどかに広がっています。
当時の基地だった面影は、ごくわずか残っている程度でした。
駐車場の脇に展示・・・というか野ざらしにされていた「隼」です。
映画「俺は、君のためにこそ死ににいく」の撮影用に造られた
レプリカですが、よくできてました。
野ざらしなのが、もったいない (ーー;)
元の機体色は色あせて、コケっぽい緑色の何かが付着してました。
右に爆弾・左には増槽を吊った、特攻装備で
展示してありました。
知覧特攻平和会館
館内はすべて撮影禁止でした。
ということで写真は無し。展示機についての感想などコメントだけ載せます。

<海軍 零式艦上戦闘機>
◆薩摩川内市の沖で陸揚げされた五二型丙。
◆ほぼ陸揚げされたままの、ボロボロの状態で展示。
 所々に形を保つための補助板が、貼り付けられていました。
◆主翼から前方のみ。尻尾部分は無し。
◆外装板がない部分もあり半スケルトン状態。機体内部の様子が
 よくわかりました。
 注視したのは主翼内機銃の収まりや、板厚、ネジの長さ、配線など。
 ネジは意外と長めのものを使っていたんですね。
 内側にナット1個分くらい はみ出しているネジもありました。

機械的な強度うんぬん というのはよくわかりませんが・・・
非常に興味深かいものでした。


<陸軍 四式戦闘機「疾風」>
◆胴体が太い印象。
◆零式戦のようなシャープな感じではなく、丸っこい印象。
 翼端が丸いからかな。
◆この機体はアメリカで飛ぶことができる状態に復元され、
 日本に帰ってきて野ざらし放置して飛べなくしちゃった機体・・・らしいです。
 まったくもって おろかな事をしでかしましたね・・・もったいない(ーー;)


<陸軍 一式戦闘機「隼」>
これも屋外展示のものと同映画用のレプリカ。


<陸軍 三式戦闘機「飛燕」>
◆一番の特徴は液冷エンジンによる長細い機首。
 そのためメッサーシュミットBf109に似て見えました。
◆陸っぽい丸い垂直尾翼。
◆特徴的な斑点迷彩。
◆機体下の四角いラジエータが、タイフーンのエアインテークみたい。
◆塗装も機体構造もユニーク。
◆アンテナ支柱がコックピットの右前にありましたが・・・?
<知覧特攻平和会館 感想>

●写真撮影
展示されている戦闘機は戦争のために造られ、実際に戦争で使用された道具です。

ただ・・・日本の航空技術の1ページであり、日本の産業遺産の1つでもあります。
特にここの零式戦は、内部構造をありのまま見ることができる貴重な機体。
航空機に関するところだけ写真撮影できるようにしてほしいです。。。


●ガイド
館内ガイドさんが少ない?いない?のか、見かけませんでした。
質問がいくつかありましたが、聞くに聞けませんでした。
この点、大刀洗のほうが親切でした。


●マナー
この日は日曜ということもあってか、来館者が多かったです。
老若男女 いろんな方がいましたが・・・
年配の人で帽子も取らず 適当なことをダベリ笑いながら・・・
という輩もいました。
もしかしたら日本人じゃなかったのかもしれませんけど・・・
というかあの人は日本人ではなかったと願いたい。


●駐車場
隣接する総合運動場でスポーツ大会をやっていました。
そちらの参加者が早い時刻からきて、館に近い駐車場も占拠。
しかもそこに停めるよう誘導もしていました。

館と運動場の駐車場が共存できてませんでした。


展示物は非常に興味深かったものの、トータルとしてはあまり好印象は持てない
ミュージアムでした。
●桜島
知覧から海沿いに出て北上し、鹿児島市内へ移動。
「城山」という桜島観光スポットに行ってみました。
ぅわぁ〜・・・これはまぁ〜・・・ヒドイ・・・
そぉ・・・そうですか・・・

雲が晴れる様子はなく早々にあきらめました。

ただここに行った甲斐はありました。
高台から見下ろして、気になるものを発見しちゃいました。
●潜水艦
海上自衛隊の潜水艦が浮かんでるのが見えました。
海沿いで見ることができる場所を探してウロウロ。
結局だいぶ離れた所で撮ることができた写真がコレです。
漁船?レジャーボート?がわりと近くまで行ってましたが・・・
「どれだけ以上 近づいてはいけない」とか規則みたいなのって
あるのでしょうか・・・?
撮影が一段落して周囲を見てみると・・・
隣の施設の前に自衛官らしき方が立ってらっしゃいました。
ちょっとお話しを聞くと・・・

この日この場で防衛大学校の受験があり、その立ち会いに来られていたらしいです。
海上自衛隊 鹿屋基地 勤務。
潜水艦は隊員の休息のためじゃないかな?とのこと。
その他 ちょっと立ち話しをしてきました。
なんとも偶然な出会いでした。ありがとうございました。
ちなみに・・・ここからだと桜島は目の前でした。
雲は相変わらずでしたが、ゴツゴツした山肌は
見ることができました。
おしぃなぁ〜・・・(ーー;)

クリアな桜島をバックにした潜水艦・・・
なんてのが撮れたら100点満点でしたけど・・・
桜島も構図も中途半端な、記録写真しか
撮ることができませんでした (ーー;)
●路面電車
桜島があんな状態で・・・潜水艦という珍しいアイテムも見ることが
できましたが・・・
それでも時間が余ってしまいました。
ということで、市内をバンバン走っていた路面電車を撮ることにしました。
角張ったゴツイ車両もあれば・・・
細身でコンパクトな車両もいたり・・・
いろんな形、いろんなカラーの車両が走っていて、
撮ってて楽しかったです。
広告ラッピング車両もいっぱい走ってました。
鹿児島中央駅 駅前。
かわいぃ・・・
おいちゃん こういうシブい色、好みよ(^_^.)
駅ビルの観覧車をバックに。

(電線がちょっと気になりますが・・・)
こんなもんですかね。まぁ〜満足。
●レンタカー
今回はタイムズカー レンタルで、スズキのワゴンRという軽を
お借りしました。
ガソリンを満タンにして、鹿児島中央駅 近くの営業所に返却。

鹿児島湾を約一周してきましたが、燃費が良くて助かりました。
走行距離は約200キロメートル。
レンタカーは毎回ヒヤヒヤしますが、今回も何事もなくてよかったです。
やっぱり返す時の担当者がいい方ですと、後味がいいですね。
手続きも雑談交じりでしたし、駅まで車で送ってもくれました。
お世話になりました m(_ _)m
●宮崎
鹿児島中央駅から宮崎駅まで、電車で移動しました。
もぉ真っ暗ですが、9年ぶりの宮崎。
そしてこの日の夕食も久しぶりの「おぐら本店」。
この日の夕食はコレ!と、あらかじめ決めてました。
チキン南蛮です。

ジューシーな鳥肉と、甘辛いタレと、マイルドなタルタルソース・・・
おいしゅうございました (^_^.)
宮崎市街地
道にはヤシの木が立ち並び、アーケード街には飲食店やらが並び
相変わらず にぎやかでした。
が、私には縁のない所なので、少し散歩しただけで
ホテルに戻りました。 嗚呼 懐かしや。。。
<総括>
●鹿屋・知覧
 大戦当時、鹿屋は「海軍」の航空基地、知覧は「陸軍」の航空基地でした。
 大陸や南方へ進出するにあたり、南九州に航空基地が必要であったことは
 わかります。
 ただ・・・海軍と陸軍が、東西の半島それぞれに別々の飛行場を造るほどの
 あつれきには、あきれますね。

  「海軍がそこに造りよったなら、陸軍はこっちじゃけ」

 みたいな感じですかね。
 こういったことも敗因のひとつでしょうね。早かれ遅かれかもしれませんけど。


●特攻
 最終的には どちらも特攻出撃基地として使用されました。
 それぞれの地に実際に立ち、当時と同じであろう空を見上げて・・・

 想うことはありましたが、複雑すぎて それを文章にすることは
 わたしのスキルではムリです。

 ただひとつだけ。
 特攻は美談でも悲談でもなく・・・なんというか・・・
 「これも戦術のひとつにすぎなかったんだな」とは思いました。
 地上や海中での戦闘でも同じようなことが、すでに行なわれて
 いたんですよね。特に地上戦では航空機特攻とは桁違いの方々による、
 無謀な突撃や玉砕があったんですよね。

 特攻について その地の空気感や実機・遺影などで生々しく感じることが
 できましたが、どこか冷めた感情も混在してて・・・
 すみません、やっぱりうまく表現できません。。。


●鹿児島
 結局 桜島の撮影は不完全燃焼のまま終わってしまいました。
 まぁ〜昼間 雨が降らなかっただけでも、マシだったかなと・・・

 市内の道は 高ぁ〜いヤシの木が並んでたりして、雰囲気がありました。
 がっ!走るには怖い道でした。片側2車線の左の車線が左折のみになったり、
 右の車線では信号ないところで右折する車が止まってたり・・・

 運転が少々アレだったかもしれませんが・・・なにせ初見ですし、わナンバー
 ということで許してください・・・


2日目はいろいろと得るものはありましたが、写真的には不完全燃焼でした。
知覧は貴重な機体を目の前にしつつも撮れませんでしたし、桜島は相変わらず
でしたし・・・
あっでも、ここには載せませんでしたが、撮り鉄もしてきました。そちらは
そこそこの撮れ高でした。
テツはテツでまとめてひとつのレポートとしましたので、今回はここまで。。。

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