このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください
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●城
姫路城が他のお城と一線を画する訳が、実際に見てみて分かりました。
「お城の中も外もお城」な お城って、初めて見たかも。
今まで見てきたお城は「お城の形をした歴史博物館」的なものばっかり
だったと思います。姫路城はお城の中もお城なんですね。
中はお寺のような雰囲気もありつつ、でもすべてが「戦うため」の
構造になってました。
「美的建築物」としても「軍事施設」としても、見所の多いお城でした。
外見は美しく、でも中身は切羽詰まった最悪の状況を想定して冷酷な造り。
軍事的な物が持つ 洗練された機能美に酔いしれました。
これが戦災や震災をくぐり抜けて、400年前の姿が残っている
というのも奇跡ですね。
戦国時代の「戦 いくさ」という緊張感を、肌で感じることができました。
大抵は天守閣外観だけとか 古戦場跡とか、なんとなくでしか触れることが
できませんが、ここはもろにソレそのものですからね。
関ヶ原の直後、もしかしたらもう一波乱あるやかも・・・
という時代の緊張感を見て取ることができました。
見に行って正解でした。勉強になりました。
●堪能
夜勤が金曜の朝に終わるので、せっかくだから途中どこかに寄って
九州へ行こう と。で、迷ったあげく姫路城にしました。
迷ったのは「行きたいと思う所が無さすぎて」。
正直に言うと・・・「まぁ姫路城でいっか」という感じで決めたものでした。
でしたが・・・がっっっつり堪能しちゃいましたね (^_^.)
●軍事基地
見学者の中には勘違いしてる人もいました。お城のことを子供に
「昔のおうちよ」と教えていたり、「殿様 毎日こんな階段昇ってるのかよ」
とか漏れ聞こえてきました。
お城って人が住む建物じゃないですよ。というか何を見てるの?
人が、殿様が住む場所に見えるの?
「天守閣 最上階」を守るための軍事的な防御施設ですよ。
攻めてきた敵兵を迎え撃つ仕組みが満載じゃないですか。
生活感なんて微塵もないじゃないですか。
●カメラ
この年の春にカメラボディを買い替えました。
キヤノン7D Mark2。
なかなか使う機会も少なかったのですが、お城撮りで改めて実力を
思い知りました。
明暗が激しい狭間を撮った時に、内側の暗い所の色も 外の景色も
一発でちゃんと撮れました。
かしこいですなぁ。たのもしいです。
天守閣の下に広がる「三の丸広場」。
かつてはここに名だたる武将たちの
お屋敷とかあったんですかね。。。
だいぶ日が暮れてました。
姫路城 観光の「その2」です。
<総括>
最上階を1周して下へ。
下り用階段は元々はなく、観光用に追加されたものでした。
そりゃそうですよね、わざわざ階段を2箇所 設けたりなんてしませんよね。
写真の上に木を入れないバージョン。
どっちがいぃですか・・・?
木があると きゅうくつですが、その場の雰囲気は
伝わる気がします。
木がないと、スッキリとしますが、なんか
浮いてるようにも見えます。
結局 判断つかず、両方載せることにしました。。。
閉城時間のあと、あとずさりながら
夕焼け姫路城を撮影しました。
キレイに夕焼け染めにならなかったのが残念。
これは写真の上側に、木を入れたバージョン。
井戸です。深い、ふかぁ〜〜〜い井戸です。
この井戸、お菊さんの井戸らしいです。
「1まぁ〜い、2まぁ〜い・・・」
の、あの お菊さん。
こんなお城のすぐ近くの井戸だったんですね。
なんとなく江戸の武家屋敷町の話しかと思ってました。
なにげなく覗きこんで写真撮っちゃいましたが、
大丈夫かなぁ・・・(>_<)
見学後半で「えっ!でもそうかぁ」 というものがありました。
「石棺」
古墳の石棺を掘り出して、石垣に使っちゃったらしいです。
まぁこれだけ石を使えば、足りなくもなったんですかねぇ。
大きさ・形ともに申し分ないですけど、お墓の石までって・・・
それにしても・・・
これだけの物を組み立てて建設する技術もスゴイですが、
これだけの材料をかき集める権力・財力も ものすごい事
なんだなぁと感心しました。
お城を近くで見て思ったのは・・・
「石の量がハンパないっ!」
お城自体もすごいですが、それを支える石垣も
すごかったです。
外に出てきて「備前丸」から。
何にもない敷地。
かつては城主が住むお屋敷があったそうです。
明治15年に火災で焼失してしまったそうです。
今のほうがヌケがいぃので復元しないんですかね。
ず〜っと降りてきて、地下へ。
ここには食糧備蓄庫や武器庫、厠などがありました。
こちらは西側、西の丸 方面。
外には出られず、窓から外を見るだけ。
これは南側、姫路駅方面。
ほかの階に比べ混雑していて、スタッフの数も多めでした。
最上階にあまりにも人が多くなりすぎて動けなくなったので、
昇り用階段を一時的に下り用に変更したりして柔軟に
誘導してました。
大天守 最上階はこんな感じ。
神社があるほか、ここも特に何もない広い部屋でした。
窓はあるものの、薄暗い感じ。
この階はやっぱり軍事的な使用は無かったのかな。
シンプルで落ち着いた造りになってました。
城主や側近が静かにたたずみ、最期を迎える場・・・
そんなおごそかな感じがしました。
以上 <゛‾^‾)
「三国掘」から。
抜けるような青空がいぃですね。
お城が白いので雲があると邪魔になっちゃいますが、
この日はご覧の通りの超ド晴れでした (^_^.)
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