このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

2018年4月27日(金)   岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 3/3

航空宇宙博物館のレポートその3です。
設計主任 堀越二郎さんの書類なども
展示されていました。
十二試艦上戦闘機や零式戦の設計者「堀越二郎さん」の
解説パネルもありました。
色は若干ミドリがかったグレー・・・いわゆる「灰緑色」。
今風に言うと「フォリッジグリーン」って感じですかね。

この色はアニメ監督の片淵さんが監修されokを出された色とのこと。
片淵監督はこの手の大家なので、かなり信用できる色ってことですね。

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以上 <゛‾^‾)
この展示機は木製の模型なのですが、なかなか良くできていました。

全体的なシルエットは零式戦そのもの といった感じでしたが、
見たところ・・・
 ●プロペラが2枚
 ●スピナー無し
 ●エンジン下部の形状
などが量産機と違いました。
最後は飛燕と十二試艦上戦闘機のツーショット。
←クリックで拡大
(FlyTermへリンク)
<総括>
●技術進歩
 ライト兄弟が空を飛んでからの進歩スピードが ものすごかったことを、
 あらためて感じました。
 現代では「コンピュータ」の分野がそうでした。2000年頃からの
 10年間の伸びが劇的でしたね。
 どちらの進化にも裏に「軍事」が関係していることが興味深い、、、


●飛燕 & 十二試艦上戦闘機
 飛燕は各務原で設計製造され、十二試艦上戦闘機は各務原で初飛行。
 どちらも各務原に ゆかりがあり、しかも比較要素の多い機体。
 意味も見応えもある、素晴らしい展示でした。

 あまりに良すぎて、結局 このエリアで足止めされて、次のエリアに
 進めませんでした(^_^.)
9 主翼桁材トシテ 新材料 超々デュラルミン採用ノタメノ調査打合せ
   住友出張

こんな項目を見ちゃうと、もうニパニパが止まりません(^_^.)
あと、堀越さんから土井さんへの手紙もありました。

お2人は大学の同期で、堀越さんは三菱で零式戦を設計し、
土井さんは川重で飛燕を設計。。。

そんなお2人は、戦後も交流があったようですね。
それにしても・・・
スゴい設計者さんたちが同時代に いらっしゃったんですね。
これまたスゴい奇跡。
●戦後エリア
 戦前戦中エリアの隣には、戦後の機種もいっぱい並んでいました。
 が・・・それらの写真は2枚だけ。退館の際、チラ見した程度です。

 約5時間 館内にいて、ほとんど飛燕&十二試艦戦を見てました。
 ということで、戦後のエリアは また次回、、、

 15時半、もっと見ていたかったのですが用事のため撤収しました。
天井から飛行状態で吊り下げられていた十二試艦上戦闘機です。
零式艦上戦闘機、いわゆる 「ゼロ戦の試作タイプの機種」 です。

ここ各務原の飛行場で初飛行した、ゆかり深い機種ですね。
表題は・・・
「十二試艦上戦闘機 経過」
開発の経緯が箇条書きされていました。
このペアで展示されているのって、深い意味がありますよね。

●十二試艦上戦闘機
 海軍機
 三菱
 空冷エンジン

●飛燕
 陸軍機
 川崎
 液冷エンジン

外見的にも内面的にも 比較要素の多い2機種で、
見応えありました。
十二試艦上戦闘機をメインにしたツーショット。

零式戦は全国に数機展示されていますが、
この十二試艦上戦闘機はありませんでした。
そういう意味でもグッドな機種チョイスですね(^_^.)
2階通路からフロア全景。
落ち着いた雰囲気で、機体をじっくり見ることができます。

この機体がここに来る前は、鹿児島県の知覧で展示されていました。
でも・・・ヒドい塗装とワチャワチャした背景物で、
実物大プラモデルのような感じでした (ーー;)

それに比べると、このような形で再展示されることとなって、
ほんとぉぉぉ〜〜〜〜に良かったと思います。
シブかっこいぃ、、、

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