電光式表示器
駅名標その他、時代物に限って
駅名標 吊り下げ・電照式
国鉄時代に正統派だった 行灯式駅名標
国鉄では駅名標などに明確な統一規定があって、それに則って全国的に画一的な形態を保っていたわけです
現在ではJR各社が独自設計のものを導入しているので、旧態を保つ駅名標にはなかなかお目にかかれません
千倉駅 2006.8 -消滅-
自動きっぷうりば
自動券売機の前に設置されています。国鉄統一基準に則り色はオレンジです
これは今日でも残存例が多い掲示で、新しい掲示器たちに囲まれて旧型はこれだけが残っているところもよくあります。
南与野駅 2005.11
きっぷうりば
みどりの窓口前にあった案内標示。「自動きっぷうりば」掲示と並んでいました。「ぷ」のフォントが左写真と違います。
勝浦駅 2006.9
これぞ国鉄掲示の真骨頂、国鉄フォント・ゴシック文字の数々。衆目を集める駅名標と違い、やや日蔭の存在ゆえか、今日なお各地で頑張っています
右下掲示器の赤丸矢印は国鉄標準の定番です。折れ曲がっているのはやや珍しい
全て 勝浦駅 2006.9
のりば案内板
黒字に線別に色分けされた文字で書かれた電光看板。ひと昔前の国電の駅の定番でした。矢印のデザインなど,懐かしい感じですが,意外にひっそり各地に残っています。
これも,「りんかい線」の記載を加えて,まだまだ現役です。右下の黒い現代的看板と比較して,箱の側面の無機質さと角張ったデザインが好対照。
大宮駅 2005.7
こちらは矢印が白丸に青矢。
出口の案内もあります。大宮のものとはフォントが違い、やや古めのイメージを感じます
錦糸町駅 2006.8 -消滅-
左の一部拡大
「特急」と「快速」の間の黒塗りで消された部分に「急行」が浮き出ているのが見えます
往時から建ち続けている看板なわけですね…
出口掲示
ホームにある出口はこちら、の看板は黄色字に赤丸矢印が定番
安房鴨川駅 2006.9
発車番線案内
LED表示機全盛の昨今,次第にこうした設備は貴重になってゆくと思われます。
大網駅 2005.7
同じく、より多数列車対応のパターン
接近案内
国電区間では昔からおなじみ、「こんどの電車は○をでました」の表示器。 夜見上げるとオレンジ色の電灯が光る、なかなか古風な味わいです
変にLEDでガチャガチャ点滅したりされるより余程落ち着いていて好感が持てます。大都会の喧騒の中にあって、相当数が残存しています。
駒込駅 2006.9
残存例
ちなみにこの書体は国鉄駅名板によくあるフォントです.
西国分寺駅 2007.1
新幹線駅 大駅名標
ちょっと異様な感じも受ける,駅名が大書された巨大な看板です。
これも国鉄規格で、「こだま」のみ停車の駅のホーム端に設置された電照駅名標です。線路に対しやや斜めに設置されています。
JR東海管内で国鉄タイプの駅名標がみられる非常に珍しい例です
新幹線 浜松駅 2005.1
小湊鉄道の駅名標
地方私鉄に行くと、個性を感じる独特の古風な掲示に出会えることがあります。ふた昔前までは大手にもこんな感じの掲示がありましたが、今は何処も見る影もなく。 こう見ると、醸し出す古めかしい味わいはさすがです。
五井駅 2005.7
東京都営地下鉄での例。フォントは上の国鉄型に酷似です。
白山駅 2005.7