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台湾会議 2
2011年11月20日()  <台北(会議1日目)>


<会議で報告する>

 昨日は夜7時にホテルの自室に戻り、「酒を買いに行く」だの「先生達は部屋に集まって飲み会をしている」だのという廊下から聞こえてくる声を聞きつつ、せっせと報告用のPPT作り。出張先という資料制約がある中で英語PPTを作るのはかなり厳しいものがあります。やっぱりきちんと日本で作ってくるべきだった。作れども作れども全然完成が見えないので、夜中の3時頃になっていよいよ今回はまずいのではないかと思いましたが、何とか踏ん張って朝7時過ぎになんとか完成。即席の原稿を作って25分で喋る練習を1回だけしたら既に9時前になってしまったので、準備をして会議棟の大ホールへ向かい、会議のオープニングとキーノートスピーチに参加。この間もずっとパソコンを開いてこそこそ練習です。しかしまあ、今回の会議も思った以上に参加者が多く、このうちの何割かが自分の報告を聞きに来るのかと思うと冷や冷やします。


<会議のメインステージ:大ホール>

<人がぎっしり>

 全体でのキーノートスピーチが終わり、11時からの第1セッションで報告。英語での報告は2度目なので、報告自体は思ったよりも緊張しなくて済みました。しかし大御所の先生が聞きに来ているのが目に入ると緊張が2割増しになります。問題は質疑応答で、こればっかりは2度目でも全然慣れません。まず相手が言うことを聞き取ること、そして聞き取れたとしても答えを英語で返すこと。この二つの山を乗り越えるのがなあ・・・。まあ、慣れと経験でしょうか。

 報告後は会議事務局から弁当をもらって、FさんやD2Y君とホテルの庭で食事。昨日の大雨と打って変って、今日は良い天気で暑いくらいでした。台湾式の弁当はシンプルですが、各素材に味が染み込んでいておいしい。中国や韓国で食べる弁当よりもクオリティが高いです。


<ホテルの中庭>

<今日の昼食は台湾式弁当>

 午後の第2セッションではD1N君の報告を聞いていましたが、さすがに徹夜に近い状態が2日続いて疲れ果ててしまったので、彼の報告を見届けから部屋に戻ってしばし仮眠。起きたらちょうど大ホールでの催し物?が始まる時間だったので、一応出席しておこうかと思い出席・・・しましたが、まあこれは出ても出なくてもよかったような。。

 1日目の日程が全て終わったところで、6時半から夕食となり、昨日の昼にも利用したバイキング会場へ。今日も酒はなく、しかもメニューは昨日の昼-αという感じで、ううん・・・といったところでした。まあそれでもおいしいので食べてはしまいますが。マンゴーがおいしい。唯一台湾っぽかった魯肉飯は八角の匂いが強すぎて個人的には無理でした。


<本日の夕食はバイキング会場で>

<本日の夕食>

魯肉飯

<南国のフルーツ達>

<夜の台北の街を歩く>

 食後は理事会のある先生方を除くと特に何も予定はないということで、助手さんや報告の終わったN君などと近所のスーパーまで買い出しに行くことに。理事会が終わった後に開かれる先生方の飲み会の酒類を調達するのも若手の仕事です。ということで、昨日も行ったというN君についていく形で夜の台北をうろうろしました。


<スーパーへ買い出しへと向かう>

<味のある路地裏>

 途中で台湾名物の夜市のような場所に出ました。既に日曜日の夜9時前だというのに、若者たちでごった返しています。恐らく地下鉄の台電大楼駅近くだと思いますが、メモをしていないのでどこだったかの記憶は曖昧です。

 台北には本当にセブンイレブンが多く、今回も歩いている中で4店舗も見つけました。品揃えも海外の店舗としては一番日本と遜色ない、というか、日本のビールやジュースがそのまま売られていたり、おでんも「関東煮」という名前で売られています。中には「関西」という名前の着いた謎のゼリーも。


<セブンイレブンの品揃え>

<「関西」という名のゼリー>

 夜市を抜けてようやくスーパーに到着し、ビールやワイン、水、お茶などを購入。スーパーもほとんど日本と変わらない感じです。ただ、バナナの安さだけは日本とは大違い。日本だと5房もある台湾バナナは300円とか400円したりもしますが、ここでは何と100円以下。さすがバナナの国。


<スーパーに到着>

<乳製品がたくさん>

<静岡を売りにしているお茶も>

<バナナが安い>

 買い物をして迷いながらホテルまでも戻り、さてそろそろホテルかなというところで、何とさっき行ったスーパーと同じ名前の店が近所にあることが分かりました。ホテルからの距離、約200m。何だかものすごい無駄足になった気がします。1時間以上夜の街をうろうろしたのは一体何だったのか。でも台湾の夜の街を歩けたと思えばいいかな。というかそう思わないと空しすぎる。

 ホテルに戻る頃には重鎮方の会議も終わった頃だったので、報告が終わった僕らもある先生の部屋で開かれる飲み会に参加することに。ここでようやく、台湾に来て初めてビールを飲むことができました。報告が終わった後のビールがうまい。ああ、とりあえず終わった終わった。

 飲み会は12時過ぎに終わり、一旦自分の部屋には戻ったものの、報告が終わってちょっとした解放感に浸りたかった僕は、同じく報告が終わって解放感に浸りたかったであろうN君ともう一杯飲むことにして、深夜の台北の街に繰り出しました。海外旅行のガイドブックとして圧倒的シェアを誇っている某本で見当をつけ、ホテルから一番近かった台湾風居酒屋を目指して歩くことに。台北は深夜でも治安が良く、歩いていても恐怖感は感じません。東京の方がよっぽど怖い。


<深夜の台北を歩く>

<深夜の交差点>

 20分くらい歩いてガイドブックに載っている場所に着きましたが、地図と照らし合わせても全然そんな店はありません。隣にあったセブンイレブンのお兄さんに聞いても、住所はここだけどそんな店はないと。某ガイドブックはこういうことがたまにあるとは聞いていたけれど、まさか今回それにぶち当たってしまうとは。おのれ地○の○き○め・・・。

 仕方がないので、何か食べられるところはないかと繁華街の方に向かって歩き続けることに。すると途中に、台湾っぽいものを食べさせてくれそうな24時間営業の店を見つけました。「豆漿大王」と書かれているので間違いない。簡単な店舗では、飲み会帰りと思われる若者が豆乳をすすって談笑しています。

 今回はここで手を打つことにして、漢字だらけでメニューが分からないながらも何品か注文。聞いていた話では、台湾の朝食では「塩味の豆乳に揚げパンのようなものを食べるのが通だ」と聞いていたので、その記憶を頼りに指差しで注文しました。しかし想像していた揚げパンは出てきたものの、スープの方が甘くてぜんざいっぽい。そもそも色が白ではなくて茶色です。これ明らかに間違ってしまったと、店のおばちゃんと「塩辛い方の豆乳も頼みたい」ということを身振り手振りでやりとりしていると、その思いが通じたのか、目当ての塩味豆乳が出てきました。これは「鹹豆漿(シェントウジャン)」と言うそうです。最初はスープ状だった投入が、だんだんと豆腐のように固まってきて、食感の違いも楽しめます。この鹹豆漿と揚げパンのような「油條(ヨウティアオ)」と一緒に食べるとおいしい。値段も100円前後と安く、台湾に来てようやくそれっぽいものが食べられました。


<交差点に台湾名物の店発見>

<メニューがたくさんあるが読めない>

<間違って甘いおしるこ(熱豆漿)を頼んでしまった>

<こっち(鹹豆漿)が食べたかった>

 台湾の庶民フードに満足してホテルに戻り、3時頃就寝。


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