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東京見聞録
2005年9月15日(木)〜16日(金) <富士吉田(ゼミ合宿、富士急ハイランド、河口湖)>


<ゼミ合宿1日目 ゼミとコンパ>

 夜中の4時半にようやくレジュメを作り終え、7時まで仮眠。発表時間と班の人数の関係から、僕がTAをしている班の班員には「レジュメは多くてA4二枚、できれば一枚まで」と強権を発動したわけですが、やってみるとA4一枚にまとめるのは思った以上に面倒でした。A4一枚というのはエッセンスをかなり圧縮しないといけないから、逆に難しくなりました。みんなごめん。

 今回の合宿場所は河口湖。バスで行く人々は新宿9時50分集合です。朝食をとろうと早めに新宿に着いたものの、これといった店がないので結局吉野屋へ。思えば旅行とか合宿とかで遠出する時は、必ずと言っていいほど吉野家で朝飯を食べてから出発してます。この悪しき習慣はいつかは断ち切らないといけません。しかも集合時間に腹が痛くなるし。僕の体調不良の十八番とは言え、こういうときに腹痛はやめていただきたい。バスの中で我慢できなくなったらどうするの。

 10時10分発、河口湖行きバスに乗って出発。バスに乗ると、ゼミ合宿なのになぜかワクワクしてしまいます。思い出すのはオリ合宿。オリターで行ったオリ合宿が確か河口湖だったかな。当時を思い出しながら感傷に浸り、腹の具合を気にしつつ、隣の湾岸太郎君と話しながらバスは中央高速を一路西へ。12時、河口湖駅到着しました。左下の写真の通り、河口湖駅は趣のある駅舎です。ちなみに右下の写真奥の電車先端に書かれているのが、マスコットの富士山君?らしい。


<河口湖駅>

<カラフルな電車>

 送迎バスにで宿へ。今回泊まるのは「松屋」(下の写真参照)。牛丼屋みたいな名前だけど、多分関係ありません。オリ合宿で泊まるような宿です。僕らのほかにもW稲田大学やH政大学の学生が大群で泊まっていました。  


<旅館松屋>

 部屋に荷物を置き、1時前からゼミ開始。今回の合宿の目的は、来学期自分が調査したい内容の構想発表をすることです。うちの班(=環境班)はトップバッターで、さらに僕が勝手に班内の発表順を決めて「学年順に発表します」とか言ったもんだから、自分が一番に発表してしまいました。早く楽になりたいという願望があったからな。わがままでごめん。我が班の発表に関してですが、自分の発表はさて置き、はっきり言って後半はびっくりしたり腹立ったり泣きたくなったりでした。本当はこんなことは書きたくないけどさ。昨日のミーティングであれだけ言ったのになあ。できることなら直前までに伝えて欲しかった。レジュメがなかったり、発表中に重大発言するのは反則だよ・・・。

 若干へこみながら他の班の発表を聞いていると、さすがに皆さん面白そうです。多少のばらつきがあったものの、それぞれの学年に応じてうまくまとめていたし。個人的には東京都の都市計画と防災・治安に興味アリなんで、太郎君とぽてとさんの研究を楽しみにしてます。あと他の先輩TA方々のを見ていると、発表に対するコメントが的確で尊敬するのはもちろん勉強になります。発表を聞いて瞬時にコメントするなんて、頭の回転が早くないと無理です。それにコメントを思いついたとしても、それが本当に有益なコメントなのかと躊躇してしまいます。この辺は本当に見習わなければいけないところばかり。

 時間の都合上後半の班の発表は駆け足になってしまった感もありましたが、発表は5時半過ぎに無事終了。そこからは夕食のバーベキューです。冷静に考えるとゼミは1時〜5時半の4時間半です。わざわざ河口湖まで来て、敢えて泊まる必要があったのか・・・?という考えが一瞬頭をよぎりますが、そこは多分冷静に考えちゃいけないところ。親睦を深めることも目的だと考えれば万事解決なの。その親睦を深める目的としてのバーベキュー。本当はバーベキュー後も発表の続きをやる案があったのだけれど、バーベキューの時にアルコールがないのは・・・という暗黙の了解によって発表は5時半までになりました。まぁだらだら発表するよりも、短い時間で効率的にやったほうがいいしね。

 意外にも肉がおいしかったバーベキューの後は、近くのスーパーへ酒を買出しに行き、宿に帰ってからはコンパ開始までだらだらと。寝不足と疲労でかなり眠くて温泉にも入る気になれず、コンパ部屋でぼーっとしていました。というか河口湖周辺は夜になるとかなり寒いです。もう秋ですね。。

 コンパは9時から。先生から遠くてそっち側の話に入れなかったのは残念でしたが、こっちもこっちであいのりとか踊る大捜査線とかの話をして楽しんでました。あとは驚いたのは、1年生が寝ながら携帯をいじりだしたこと。最近の若い子は(まぁ僕と6つも離れてるしね、若い子という表現を使うのをお許し下さい)コンパ中でも携帯を使って自分の世界に入ってしまうものなのか、という若干新鮮な驚きを感じました。で、12時に先生が部屋に戻った後は、yujitくんが弄られるといういつものお決まりパターンへ。。井の頭線の車掌の物まねをしてくれたのだけど、全くの地声で「??」となり、聞けば「自分の声に似てるから物まねしやすい」そうです。「いや、地声じゃ物まねじゃないし、第一みんなその車掌さん分かんないから」と一応突っ込んでおきました。彼のやることは僕らの想像の上を行く。

 コンパは意外にも1時半という早めの時間で終了。その後は残った男共で花火をし、線香花火に黄昏ながら就寝しました。

<ゼミ合宿2日目 富士急ハイランドで叫ぶ>

 翌16日はかなり眠い目をこすりながら6時過ぎに起きて温泉へ。気持ちよかったけど、温泉が狭いです。4人しか体洗うところないんだもの。朝一番でよかったけど、夜の入浴ラッシュ時は大変なことになるでしょう。温泉後は気合入れないと二度寝してしまいそうだったので頑張って起きてたけど、この時間が一番辛かった・・・。

 朝食を取り、9時にチェックアウト。さあこれからお楽しみの富士急ハイランドに・・・と思っていたら、下の学年のみなさんはさらっと帰られてしまいました。そして残ったのは院生のみ6人。これは寂しいながらも意外な展開と思いつつ、6人で富士急ハイランドへ。

 富士急ハイランドに行くのは今回が三回目です。一回目は2002年4月のオリ合宿でオリターとして行ったとき。このときは酷い二日酔いで、絶叫マシンを楽しむどころじゃなかったので、「武田信玄の埋蔵金」しか行ってません。二回目は2002年9月のサークルの合宿。このときは体調はよかったものの、大雨で「フジヤマ」にも「ドドンパ」にも乗れないし、おまけに前回でお気に入りになった「武田信玄の埋蔵金」は整備中で休みだしで、本当に散々でした。ということで過去二回は全く富士急を満喫できてなかったので、今回は三度目の正直とばかりに満喫してやろうじゃないの。

 関東圏以外の人のために説明を加えると、富士急ハイランドは恐らく日本で一、二を争う絶叫遊園地と言ったところです。ジェットコースタだけじゃなく、オバケ屋敷も相当手が込んでいます。存在感としては九州におけるスペースワールドみたいなもんでしょうか。。

 実は前日にフジヤマが地上60メートルで緊急停止したとかで、翌朝の新聞にも載ったりしてかなりのニュースになったいました。案の定フジヤマは安全が確保されるまで運転見合わせとのことでした。三度目の正直を目指していたのに、メインであるフジヤマに乗れないとは、つくづく相性が悪い遊園地だ・・・とか思いながら、まずはドドンパへ。

(ドドンパ)
 ドドンパは既に1時間半待ちの状態。それでも並んでみました。ドドンパの売りは何と言ってもスタート直後の1.8秒で時速180キロ近くまで加速されるその半端ない加速度と、下の写真にあるような垂直落下です。180キロ近い速さのジェットコースターは恐らく世界最速級です。そのためにドドンパは少しでも強い風が吹いたり、少しでも雨が降ったりするとすぐに中止になってしまうので、今回ははラッキーでした。過去二回とも、ドドンパは運休していたので。


<ほぼ垂直のドドンパ>

<垂直落下中>

 1時間半待っていよいよ搭乗。「スリー、ツー、ワン、ドドンパ!」のカウントダウンで発車するというのが嫌でも緊張感を高めてくれますが、「ドドンパ!」の後にも一瞬の間があったりしてそれも嫌です。「あれ?まだ発車しないの?」と思った瞬間、ものすごい勢いでスタート。不意をつかれるとはまさにこのこと。

 というかこれは本当に凄い!特にスタートから2秒くらいは圧倒的な加速度で息ができません。スタート時の加速度は3.7Gで、ジェット戦闘機並みだそうです。普通のジェットコースターは段々と高くなっていくから心の準備をする暇があるけど、ドドンパは突然の出来事だからスタートして3秒くらいは本当に凄い。あんな体験初めてしました。位置エネルギーを運動エネルギーに変えるという、従来のジェットコースターの常識を覆していますからね。そういえば待ってる途中に乗り終えた人がみんな笑ってるのを見て不思議に思ったのだけど、乗ってようやくその意味が分かりました。こりゃ本当に笑うしかなくなります。いやぁびっくりした。

(FUJIYAMA) 
 ドドンパの興奮覚めやらぬまま、次はどこに行こうかと相談していると、幸運にもフジヤマが動き出していました。何て素早い復旧なんだ!ありがとう富士急。復旧に数年もかかっているながしまスパーランドとは大違い。ということでフジヤマへ。ここでも1時間くらい並んで搭乗。

 奇想天外なドドンパと比べると、フジヤマは正統派ジェットコースターです。5,6年位前までは、高さ、スピード、角度、長さの4部門でギネスに載っていたというからこれは凄い。スペースワールドのタイタンを全ての面で上回るわけです。高さ79メートルから65度の傾斜角で滑り落ち、130キロ超スピードで全長2000メートルもあります。最初だんだんと登っていくのは本当に恐ろしいね。60メートル地点で、「昨日はこの時点で停まったのか〜」とか考えると冗談じゃなかったです。ちなみに右の写真は手前ドドンパ奥フジヤマ。ドドンパがちょうど滑走してます。


<高すぎるフジヤマ>

<フジヤマと疾走するドドンパ>

 僕はいわゆる「垂直に落ちる」感覚が苦手なので最初の落下は恐ろしかったですが、その後3回もあった落下は意外と何てことありませんでした。いやいや楽しかった。でも2000メートルはちょっと長いかも。最後はちょっと飽きてしまったしね。でもとりあえずフジヤマは凄い。ようやく乗ることができてよかった。

 フジヤマの後はグレートザブーンに乗ったり、最近CMでやってる棺桶墓場に行ったりしました。棺桶墓場は結構恐いです。棺桶に入れられるのだもの。でもって真っ暗闇の中で生身の人間に脅かされるんだもの。人件費がかかるのに敢えてアトラクションに人間を使う富士急は、エンターテイメントに一途にこだわるという点で、他の遊園地よりも一つ抜きん出ていると思います。これは富士急のいい所。下の写真はグレートザブーンが着水したところです。水しぶきがものすごい。


<グレートザブーン>

<レッドタワー>

 あとはメリーゴーランドに乗ってひと時の休憩です。絶叫系ばかりだと疲れます。変な人達だと思われたかもしれないけど、何の何の。その後武田信玄の埋蔵金にも行ったけど、・・・何か盛り上がらなかったなぁ。みなさんごめんなさい。3年前は結構夢中で何回もやったんだけどな。何でだろう?あと右の写真は園内にあったトラックです。何か富士急ハイランドはこういう変わった絵や看板が多い。惜しむらくはそれらのほとんどが滑っているところか。エンターテイメントにこだわるという一途な努力は認めるんだけど、寒さを感じさせちゃいかん。僕は好きですが。


<メリーゴーラウンド>

<カラフルなトラック>

 3時になり3人の先輩が先に帰宅し、残ったKさんとぽてぽてさん、僕でもう一度フジヤマに乗りました。最初は「え、また乗るの?」とか思ったけど、実際乗ってみるとフジヤマは二回目も楽しかった。一回目よりも余裕を持って乗ることができるから、風景も楽しめたりしました。やっぱり人間慣れですね。その後、最後にドドンパにもう一回乗ろう、ということで並んでたのだけど、どうやら持病の腰を痛めてしまったみたいで一人敢え無くリタイア。一人で列を抜けて、ベンチで休んでました。迷惑かけてごめんなさい。でも二人は楽しまれたようで、何よりです。

 こうして富士急ハイランドを初めて本格的に満喫し、帰りはKさんの車で河口湖に寄りつつ、家の近所まで送ってもらいました。ありがとうございます。


<夕暮れの河口湖>

 来学期も頑張ろうと思ったゼミ合宿でした。


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