このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

東京見聞録
2005年8月9日(火) 四日日 <新福菜館のラーメン、 帰宅>


<京都を後に

 朝7時過ぎ、ごそごそという物音でビクッとして目が覚めました。気が付くと目の前にはあおかつの相棒であるこつこつさん。夜行バスで東京から帰って来たそうです。どうもお邪魔しております。。

 さて、今日は故郷の下関に帰る日です。でもどうやって帰ろうか全く決めていません。青春18切符を使ってゆっくり帰るのか、新幹線でビューンと帰るのか、はたまた岡山あたりまで18切符で行ってそこから新幹線を使うのか、etc・・・。青春18切符で行けば下関着は夜の8時くらいになってしまうけど、もう券を持ってるからさらなるお金の出費がありません。新幹線を使うと余分に1万2千円くらいかかるけど、2時過ぎには家に着けます。うーん、どないしよ、と。帰り方を決めるのに財布の中身と時刻表とにらめっこをしていたら、いつの間にか9時近くになっていました。

 で、最終的に「まぁ、京都駅に着いてから考えてもどうにかなるよな」という、非常に曖昧な結論に達してしまいました。解決を先送りにするのは悪い癖です。まあでもとりあえず京都駅に向かおうと思い、シャワーを浴びてあおかつ家を後にしました。あおかつ君とはしばしお別れです。いろいろありがとう。また一週間後に宮崎で会うけど。あおかつのアパートを出ると、かなり強い日差し。最終日にして京都の本領発揮といわんばかりの暑さです。この時点で「こんな暑い中18切符で帰るなんて有り得ない」と思ってしまいました。

 ということで、余分にお金出して新幹線で帰ることにしましたが、それだと時間に余裕ができます。朝食も食べてなかったことだし、折角だから最後はラーメンでしめるかと思いたちました。最後のラーメンに選んだのは、京都駅近くにある 「新福菜館本店」 。京都の有名店で、新横浜のラーメン博物館にも出ていたことがある店なので、名前だけは前から知っていました。今回は本店で食べられるいいチャンスです。ここの店の凄いところは、まず何と言っても営業時間。多くのラーメン屋が11時過ぎから営業を始めるのに対し、福新菜館本店は何と朝7時半からやっています。朝方はラーメン不毛の時間帯なので、これは有難い。でもってスープが「ど醤油」だというのを聞いていたので、どんなものやら楽しみに向かいました。

 京都駅に着いて、少し歩くと新福菜館。隣にはこれまた(ラーメンマニアの間では)有名な第一旭の本店が軒を連ねています。商売敵が隣同士で店を出すのはすごいね。まあ第一旭はまだ開いてないし、東京の明大前にも支店があって行きやすいので、今日は新福菜館へ。新福菜館はまだ朝早い時間帯にも関わらず、ちらほらお客さんがいます。大体は土建屋さん風の人。意外にも地元のラーメン屋という感じでした。そんな中、僕は肉そばを注文。要はチャーシュー麺。

 一口食べて「ど醤油」というのがどういうものか分かりました。本当に醤油の味しかしない・・・。いやいや、これでも十分おいしいんだけど、初めてこういうラーメンを食べたから面食らってしまったわけです。普通醤油ラーメンって言っても鰹節風味がしたり、煮干風味がしたりするものだけど、ここのは本当に醤油風味一直線。麺も醤油の色に染まってしまったのかどうかわからないけれど、多少黒っぽくなっています。いや、びっくりした。

 おいしいことはおいしかったですが、その塩辛さには辟易しました。スープも、スープがまとわりついてくる麺も、チャーシューも、全てが塩辛い。あまりの辛さに水を何杯も飲んでしまいました。初めて塩辛いという理由でほとんどスープを飲めなかったから。全部食べ終わったときには口の中が塩を吹きそうになってしまいました。うへーという感じです。今度は水か何かで薄めてまた食べたいね。 


<肉そば 800円>

 ラーメンを食べた後は京都駅に向かい、新幹線の切符を購入。自由席しか空いていませんでしたが、座席にはまだまだ余裕があったので、下関まで優雅に座って帰ってきました。下関着14時40分。これで2005年度第1回の京都旅行は終了です。あおかつ君ありがとう。


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