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2009年8月7日(金) <羅臼漁港聞き取り、斜里町役場聞き取り、斜里道の駅>
<聞き取りの一日 午前は羅臼へ午後は斜里へ>
7時起床。段々と疲れが溜まってきていて、起きる時間がじわじわ遅くなってきています。窓の外を見ると、ホテル前に並ぶ大型観光バスとそれに乗り込むツアー客達。朝早くからご苦労様なことです。7時半にいつもの朝食会場へ行き、最早飽ききってしまった朝食をいただきました。今まで陳腐に感じたのはあの九つに別れたプレートを使っていたからかもしれないと思い、今回は小皿で取り分けてみることに。すると若干見栄えはよくなりましたが、結局味は同じでした(当たり前か)
<最早飽きたバイキング> | <大型観光バスが並ぶ> |
今日は一日聞き取り調査の日で、午前中は全員で羅臼に行って漁協の聞き取り、午後は二手に別れてウトロ漁協・斜里町役場での聞き取りと、こういう一日です。時間的にもかなりタイトで、8時50分にホテルを出発。知床峠を越えて、半島南側へある羅臼町へ。時間がないので知床峠で降りて優雅に景色を眺める時間はありませんでしたが、バスの中から国後島がはっきりと見えたました。北方領土は本当に近い。やはりこう見ると、なぜあの島が日本ではないのか・・・とも思ってしまいます。
<知床峠付近から 遠く国後島が見える> |
10時に知床半島南側の羅臼町に到着し、1時間半ほど羅臼漁協で聞き取り。羅臼の漁業の抱える問題点が良く分かりました。世界遺産登録はあまり漁業には影響がないそうです。しかし、聞き取り中に右翼の方々が「北方領土を返せ!」と叫んでいて、いやはや恐ろしい。ここまで来てシュプレヒコールを挙げるのがすごい。
<羅臼漁協> | <羅臼昆布を 食べる!> | |
<右翼の方々が北方領土を返せと叫ぶ> | <漁協で出てきた羅臼昆布茶> |
本当はもっと羅臼でゆっくりしていきたかったところですが、時間がないのですぐさま来た道を引き返してウトロへ。時間があれば羅臼の道の駅に寄ろうかという話もありましたが、結局寄ることができなくなり、NC総研のIさんが「あぁ、羅臼の海産物市場には、寄れないのですか・・・」と残念そうに言っていたのを聞いて可哀そうになりました。Iさんのためには寄ってあげたかった。
<羅臼岳> | <知床横断道路> |
12時過ぎにウトロに到着。帰り際、プユニ岬からウトロを見下ろすと、完全に霧が出ていて全く何も見えなくなっていました。雲海のようです。知床は本当に場所に寄って天気が違うので、天気予報があまり当てになりません。
午後ウトロ漁協に聞き取りに行く方々を食事亭の前で降ろし、役場組は引き続きバスで斜里町中心部まで移動することに。ウトロ組は時間に余裕があるので、有名な店でおいしい昼食を食べると言うことでしたが、役場組は時間がないので、何とセブンイレブンで弁当を買ってバスの中で食べると言うことになりました。まあ時間制約以外にもウトロ組は先生を初め年齢層が高いのに対し、役場組は△↓さん以外は皆学生というのもあります。しかし寂しい。。与えられた条件の中で何とか最善を尽くそうと、セブンイレブンで北海道っぽいものを探しましたが、全国画一の商品展開をする店でそんなものが見つかるはずもなく、あろうことか定番のツナマヨおにぎりを買ってしまいました。でも久しぶりにこういうジャンクなものを食べると、それはそれで意外とおいしいんだよなぁ。悔しいけど。
<プユニ岬からウトロ方面> | <今日の昼食・・・> |
斜里町でのアポは1時半から。バスは1時15分頃に到着し、無事間に合いました。時間まで少しあったので、斜里町役場をうろうろ。
<斜里町役場> | <役場の中にある斜里ねぷた> |
1時半から4時半まで、続けて二人の職員さんに聞き取り。結果として計3時間くらい話を聞かせてもらえ、かなり実のあるインタビューになりました。人数が少なかったことも大きいかもしれません。いつもは14人くらいの大人数で聞き取りに行くので、なかなか発言する機会がありませんが、今回は6人だったので、質問もしやすかった。あと、おーらるを経験していることがかなり役に立ったと思います。斜里町の施策は、特に環境関連に関しては本当に興味深いものなので、個人的にも博論の一部で使えればなぁいうところです。いやしかし、斜里の漁業は儲かるんだねぇ。
帰りはちょっと斜里の中心部も見ておきたいということで、道の駅斜里へ。斜里出身の△↓さんの学部ゼミ生の女の子(ちなみにこの学生さんのお父さんが大物だったお陰で、今回の調査がいろいろとスムーズに行ったらしい)によると、ウトロの道の駅よりも斜里の道の駅の方が品ぞろえがよいということでした。確かに、ウトロは観光客相手のものが多かったですが、斜里はどちらかというと地元密着型。新鮮な魚もたくさん売られています。まあ、地元の人はA-COOPに買い物に行くそうですが。せっかくなのでここで少し買い物をしました。コケモモジュースとJAのトマトジュース。
<道の駅斜里> | <斜里町の中心市街地> | |
<新鮮な魚介類が並ぶ> | <地酒・地焼酎いろいろ> |
5時過ぎに斜里を後にし、ウトロに6時前に到着。今日は最後の夜なので飲み会も激しくなるかもしれないという判断のもと、麓にあるセイコーマートで買い出し。やっぱり地方に来たらセブンイレブンなんかよりはこういう地元資本の店に入りたくなります。
<小麦畑が広がる> | <北海道のコンビニ セイコーマート> |
宿に帰りつき、しばし休憩した後、7時から最後の夕食。最後だからかどうか知りませんが、北海道フルコースと言う感じの豪華さでした。タラバ蟹にシカ肉のしゃぶしゃぶにホッケに天婦羅に・・・。特に驚いたのが、幻の鮭と呼ばれる鮭児の刺身が出たことです。鮭児のことは話に聞いて知っていましたが、まさか自分の人生で食べられるとは思ってもいませんでした。何しろ鮭児は1万匹に1匹しか獲れないと言われ、値段も一匹最低10万円はするというのだから。こんなものを僕がいただいてもいいものでしょうか。まあホテルに長く泊まったお礼だろうと解釈して、おいしくいただきました。普通の鮭と比べて、脂の乗りが全然違います。とろけるねぇ。役得役得。一切れ1000円としても、3切れで3000円か・・・。
蟹の身は最後まで取っておいて、出てきた白飯に蟹の身を乗せてかに丼に。いやぁ、これもおいしい。朝食のバイキングは飽き飽きしてしまいましたが、夕食は毎日凝ったものが出てきたので、大変楽しめました。問題は量が多くて確実に太ったということです。
<最後の夕食> | <幻の鮭と言われる鮭児(ケイジ)> | |
<シカ肉のしゃぶしゃぶ> | <斜里産ホッケ> | |
<カニや鱒の天婦羅> | <白ご飯にかにの身を乗せてみた> |
調査も無事終わり、今日の夜は打ち上げとして大々的に飲むのかと思っていましたが、代表の卍先生がお疲れだということで、飲みたい人は勝手に飲む、ということに。結局その後僕らの4人部屋に来たのは、△↓さんだけでした。何とも寂しい最終日の夜です。買い出ししたビールが大量に余ってしまいそう。結局5人でビールを空け、いろいろと話をしつつ、11時頃お開きに。北海道限定のカツゲンを飲んでいたら、△↓さんに「それカロリー高いから全部飲まない方がいいよ」と言われ、それなら飲む前に言ってくださいよと・・・。確かにカツゲンはヤクルトみたいでおいしいけど、量が多いし見るからにカロリー高そうだからなあ。
<限定ものジュース各種> | <ガラナ各種> |
予定していた調査は全て終わりましたが、次の日も結構朝早いので早めに就寝。
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