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東京見聞録  
2007年1月8日(


 伯母を含めた家族5人で大分県日田にある高塚地蔵尊へ行ってきました。高塚地蔵尊は観光地としても有名らしく、僕以外の家族はドライブがてら結構行っているらしいですが、僕は今回が初めて。さらに地蔵尊は様々なことにご利益があるらしく、僕が浪人中に模試か何かを受けに行っているとき、家族で高塚地蔵尊に行って一応合格祈願をしてきたらしいです。おいおい、そんな事実知らなかったぞ。。そういうわけで今回の参拝の個人的名目は「大学合格どうもありがとうございました」という、6年も前のことのお礼を言いに行くことになりました。

 9時に家を出て、高速道路をひた走ること2時間、11時過ぎに大分県西部の天瀬高塚インターに到着。高塚地蔵尊はインターを下りてすぐのところにあり、寒くて雨がぱらつくあいにくの天候にも関わらず、既に参拝客の車でインター料金所付近から渋滞していました。そのため、これでは昼食の時間になると飯屋は混雑するんじゃないかという予想の元、喧々諤々の家族会議を10秒ほど行った結果、先に昼食を取ることになりました。

 昼食はインターを下りたところにある蕎麦屋へ。ここはいつも利用しているらしく、蕎麦もさることながら、「地鶏定食」がおいしいと父母が言うのでそれを注文しました。ここ周辺の日田・湯布院地鶏は結構有名で、昼食には是非地鶏を食べたいと思っていたところだったので渡りに船です。それとは別に単品でそばがきを注文。蕎麦屋に来たんだから、一応蕎麦類も食べないと。

 地鶏定食は1500円で結構高いなと思っていたら、その量の多さに出てきてびっくり。地鶏の塩焼き、地鶏の刺身、地鶏のから揚げという地鶏三品を中心に、五目御飯、野菜の煮付け、サラダ、茶碗蒸し、味噌汁、漬物二種類と豪華なバリエーションでした。地鶏は歯ごたえがあって、噛めば噛むほどうまみが出てきます。ただ量が多かったので、最後は頑張って完食。味と量を考えると、この定食で1500円はかなりお得です。そばがきも醤油と砂糖醤油の二種類で味わうことができておいしかった。さすがに僕以外の家族は何度も高塚に来ているだけあって、おいしい店をよく知っています。


<地鶏定食>

<そばがき>

 日田地鶏を食べて満足した後は、あるいて高塚地蔵尊へお参り。そうだったそうだった、今日の本当の目的は地蔵尊にお参りすることだった。地鶏がおいしかったからそのことをすっかり忘れていた。

 高塚地蔵尊への道は結構急で、なかなか長い階段が待ち構えています。今日は寒く(確か2度くらい)、雨や雪も時々ぱらつくという天候だったのに、それでも多くの参拝客でごった返していました。もっと厳かで静かなところかと思っていたから、かなり拍子抜け。参道には名物の柚子胡椒や柚子饅頭を売る店が軒を連ねています。


<歩いて上っていく>

<参道の店々>

<地蔵尊の前には神社が>

<拝殿>

 寒い中ひーこら階段を上っていくと、最初に神社のようなところに辿り着きました。周りの様子を見てみると、まずは柄杓で手を洗って、それから一人ずつ鐘をご〜んと突いている様子です。そして線香を買って手向け(浅草寺や巣鴨の寺にあるような大きなやつね)、最後に神社に拍手を打つというのが一連の作業のようです。どうやらここは現代に生き残る神仏習合なのかもしれません。ただその一連の作業を行うのに長蛇の列が出来ていたので、ここは簡略化させていただいて、とりあえず手を洗って拍手だけを打っておきました。

 そしてその境内の裏に待ち構えるのが、高塚地蔵尊のハイライトであり、その名の所以たる無数の奉納された地蔵様たち。崖一面に並べられた地蔵様の姿は圧巻です。様々な人が様々な目的で地蔵を奉納しているそうで、よく見てみるととシドニーとアテネで金メダルを取ったあの方の地蔵様も。確かに実家が近いからな。

 その地蔵様たちの麓にある一体の地蔵様を拝んで、持ち上げて、自分のよくしたいところを触るというのに長蛇の列ができていました。どうやらこれが高塚地蔵尊のハイライトっぽいです。そこでここではきちんと15分くらい並んで、地蔵様を持ち上げてすりすり触ってきました。僕の場合全体的によくしたいので、地蔵様の全身をくまなくとすりすり。


<ずらりと並ぶ地蔵様>

<金メダル地蔵>

 地蔵様が並べられている崖の内部はお堂になっていて、そのお堂にも地蔵様がたくさん奉納されています。言葉は悪いかもしれないけど、ここまで来るとさながら地蔵博物館のようです。お堂の中心には四体の地蔵様を従えた閻魔大王が鎮座されています。


<お堂のなかにおわす地蔵様たち>

<お堂の中心にいる閻魔様>

 お堂を見学して、これで一通りの高塚地蔵尊参拝は終了。最後におみくじを引いてみました。正月の住吉神社、先日の太宰府天満宮に続いて今年3回目のおみくじです。値段は何と20円と激安でした。結果は今年初めての大吉。よかったよかった。願事は誠意を尽くせば大部分かなうそうです。ただ旅行は「酒に注意」とあるので、旅行先ではあまり酒を飲まないようにします。ということで、これで高塚地蔵尊参拝は終わり。あれ?結局大学合格のお礼はしたんだっけ・・・??

 帰りは父の120キロを超す安全運転に身を任せてぐっすりと眠り、気が付いたら途中のサービスエリアでした。サービスエリアで梅が枝餅を売っていたので、先日のものと比べようと食べてみたら、断然大宰府で食べた焼き立てのほうがおいしかった。サービスエリアで売ってるのは、作りたてなのにレンジでチンしたみたいなのです。まぁどっちの食感が好きかは好みが別れるところだとは思うけども。


<関門橋を渡り下関に戻ってきた>

 午後4時過ぎ、下関の実家に到着。たまには家族との小旅行もいいものです。今日は天気が悪くて行くのを断念したけど、今度は耶馬溪にも行ってみたい。


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