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東京見聞録 東京ディズニーシー編
(2008年6月29日)

 先週木曜日、御殿下で卓球をやっているときのこと。

 4年生Kさん「すぱくりさん、来週日曜日って暇ですか?」
 すぱくり「空いてるよ。けどどうして?」
 Kさん「ただのフリーパスがあるんですけど、ディズニーランドに行きません?」
 すぱくり「ディズニーランド??」

 聞けば3年のO君がディズニーランドでバイトをしていて、バイトに配られる無料のフリーパスが結構余っているらしく、しかもそのうちの何枚かは今月末で期限が切れてしまうので、誰か行く人を探しているとのこと。果たして僕が行ってもいいんかなぁとも思いましたが、お金を払わずにディズニーランドに行けるというまたとない機会なので、空気も読まずに行かせてもらうことにしました。という訳で、今日はディズニーランドへとお出かけです。

 日曜日の日中は何もできないからと、例の如く前夜にいろいろとしていたら、睡眠1時間というほぼ徹夜の状態に。せっかく夢の国へ行くというのに、かなり寝不足の状態で出かけることになってしまいました。何かこれだと「ディズニーランドに行くのに興奮して寝られなかった」みたいで恥ずかしいじゃないか。。しかも朝からかなりの雨で、天気予報では昼からさらにひどくなるらしい。この雨で行って楽しめるのか疑問でしたが、雨だからこそ逆に人も少なくて快適なのではないかとも思い出発。渋谷から集合場所でありディズニーランド最寄駅の舞浜駅までは、地下鉄とJRを乗り継げば35分380円で行けてしまいます。夢の国がこんなに近くて安かったなんて。10時集合なのに9時半過ぎについてしまい、これじゃまるで「ディズニーランドに行くのに興奮して早く着きすぎてしまった」みたいで恥ずかしいじゃないか。。しかし舞浜駅はさすがにディズニーリゾート最寄り駅というだけあって、ホームからディズニー色満載です。改札を出れば出たで、雨にも関わらずものすごい人が。さすが、日本で独り勝ちしているテーマパーク。


<舞浜駅ホーム>

<舞浜駅前>

 ディズニーランドには過去に一度だけ行ったことがありますが、それはもう何と今から19年も前の話です。1989年5月のゴールデンウィーク、すぱくり一家は3泊4日で東京に旅行に来ました。1日目は黄色いはとバスに乗って皇居や明治神宮、東京タワーといった定番の観光コースを回り、2日目に鎌倉に住んでいる伯父一家と来たのが、当時オープンして5年程度だったディズニーランド。遥か昔のことなのであまり記憶はありませんが、新浦安駅で降りたこと、ゴールデンウィークだったためにものすごい行列で入るまでに4時間かかったこと、シンデレラ城に入ったことくらいしか覚えていません。入る前に炎天下の中で4時間も待たされたのが強烈で、入場後のことはあまり覚えてなかったりします。実家に戻ればそのときのビデオがあると思いますが、そこには阪神タイガースのファンでもないのに阪神の帽子をかぶり、疲れ切った表情の僕が映っているはずです。実際その日の夜に熱が出たし。あれから19年。ディズニーランドの隣にディズニーシーができ、ディズニーランドは今年25周年を迎えました。月日が経つのは早いものです。僕は19年振りに夢の国へ行きます。

 10時に4年のKさん、3年のOくんNくんの3人と待ち合わせ。早速Oくんから無料のフリーパスが配られましたが、このフリーパスは「ディズニーランド」「ディズニーシー」のどちらかに入ることができるそうです。僕はてっきり「ディズニーランド」専用のパスポートだと思っていましたが、シーにも入れるとは。どちらに行くか4人で話し合った結果、行ったことがない人が多い「ディズニーシー」へ行くことになりました。ディズニーランドは子供向け、ディズニーシーは大人向けという構造になっているらしいので、20歳を超えている僕らにはシーの方がいいかもしれません。

 まずは「ディズニーリゾートライン」という、ディズニーリゾートを周回するモノレールに乗るべく、舞浜駅に隣接するリゾートゲートウェイ・ステーション駅へ。僕が来ていない19年の間に、こんなものもできたんですねぇ。駅名が長くてややこしい上に、「ステーション駅」と同じことを二回言っているのが気になりますが、250円払ってモノレールに乗りました。電車の中は全てミッキーで統一されていて、窓の形もミッキーマウスなら吊皮もミッキーマウス。意外にもテンションあがりました。


<いざ、ディズニーリゾートへ>

<ディズニーリゾートライン>

<電車の中>

<吊革がミッキーマウス>

 ディズニーシー・ステーション駅(また駅が2回ある)に着いて、いよいよディズニーシーへ。今回はシーで前回はランドだから厳密には違うけど、19年振りに訪れるディズニーの世界。雨は降っているものの、さすがに人は多いです。入場したら早速演奏隊の方々がディズニー音楽を演奏しており、その隣では子供達と戯れているミニーがいました。一歩足を踏み入れただけで、そこは完全にディズニーの世界。ここまで徹底しているのはすごい。「おれにはもう夢なんかないから感動しないよ」とか言ってた割に、またしても勝手にテンションがあがってしまいました。いやはや。


<オブジェ>

<ディズニーの世界へ向かう>

<早速の吹奏楽>

<シーのシンボル、プロメテウス火山>

 ディズニーシーは7つの地域に分かれていて、入ってすぐの部分がロマンティックな南ヨーロッパの港町を再現したという 「メディテレーニアンハーバー」 という場所。ここは土産店が立ち並んでいて、海?の向こうにはディズニーシーのシンボルであるプロメテウス火山が見えます。この火山、ちゃんと煙が出ているので活火山のようです。あの煙は一体何でできているのかが気になります。しかし、ここは「作られた世界」であるはずのテーマパークなのに、その徹底ぶりがあまりにもすごいので、あたかもこういう街が以前から存在していたかのような錯覚に陥ります。他のテーマパークでは所々荒が見えてしまいますが、ディズニーではそれが全くありません。完璧なクオリティーコントロール。さすがだなぁと感心しました。

 まずはプロメテウス火山がある 「ミステリアスアイランド」 へ。かのジューヌ・ベルヌの「海底二万マイル」に登場する島をモチーフにした区画だそうです。最初に地底世界を探検できるという 「センター・オブ・ジ・アース」 へ行ってみましたが、既に70分待ちの状態。しかし便利な「ファストパス」という制度があるそうで、このカードをもらって指定された時間に行けば並ぶ時間を短縮して楽しむことができるみたいです。便利な制度があるんですね。ここでファストパスをもらい、指定された時間までは隣にある 「海底20000マイル」 へ行くことに。ここは60分待ちでしたが、並んで終わればちょうどセンターオブジアースの時間になるということで並びました。右下の写真で螺旋状になっている道の下に「海底20000マイル」の入口があります。

 この「海底20000マイル」は、文字通りジュール・ベルヌの「海底20000マイル」をモチーフにしたもので、乗物に乗って水中を探検しようというものです。実際には水中を探検しているわけではないけど、目の前のガラスに水が入っているのか、水中にいるような感覚にはなります。しかし、これは果たして1時間並んでまでして乗るものだったのかと。。子供は喜ぶかもしれないけど、大きな動きもないので若干退屈でした。お子様向けにどうぞ。


<シンデレラっぽい木>

<噴煙を上げる火山>

<ミステリアスアイランド内部>

<ミステリアスアイランド内部その2>

 「海底20000マイル」を出たところでちょうど「センター・オブ・ジ・アース」の時間になったので、ファストパスを使って入場。普通に並んでいる人を尻目に、どんどんと先へ進み、ファストパスの素晴らしさを実感しました。何となく自分がVIPになった気分になります。さすがに最後は少々並びましたが、それでも20分も待ちませんでした。こういう制度は時間を節約できる上に精神的イライラを防いでくれるのでありがたいです。

 「センター・オブ・ジ・アース」は地底探検ということで、「海底探検に続いて地底探検かいな・・・」と海底20000マイルの二の舞になるんじゃないかという嫌な予感もしましたが、「身長117cm未満の方はご乗車になれません」という注意書きと、安全レバーがあるのでもしかしたら絶叫系なのかもと少し期待しました。でも始まってみるとさっきと同じ感じで、地底を探検するが如くゆっくりと進む乗り物。確かにさっきよりも演出は激しくて、多少のスリル感はありましたが、絶叫するほどではありません。まぁ、ディズニーシーに過激な乗り物を期待しちゃだめかなとも思いました。と思ったら、途中で急激なスピードで上り坂を駆け上がり、そのまま急降下という一気にジェットコースターな展開に。おまけに少し地上に顔を出すものだから、雨が当たります。まさかの展開でこれには一本取られました。隣に座っていたNくんは「おおおおおおー」と叫んでるし。普通ジェットコースターは最初に位置エネルギーを蓄えてそれを運動エネルギーに転換するものですが、ここは出だしが運動エネルギーだもの。富士急のドドンパまではいかないけど、感覚としてはあんな感じです。いやー、びっくりした。ということで、満足です。 


<センターオブジアースは第一生命提供>

<洞窟のような通路>

 2つのアトラクションを終えたところでちょうど12時。昼食は近くにある 「ヴォルケイニア・レストラン」 へ。さすがに昼時だけあって、注文をするだけで大行列です。でもOくんによると、雨の日だからまだいいほうで、晴れていると考えられないほどになるらしい。今日が雨でよかった。このレストランはヴォルケイニアという割には中華料理の店で、店内は洞窟っぽくて雰囲気がありますが、目を閉じるとまるで小学校のお昼かのような給食っぽい匂いが漂ってきます。でも夢の国だからそこらへんはまさしく目を瞑らないと。点心3点セットに牛肉とピーマンの炒め物、ご飯、ビールと何だかんだで2000円を超えてしまいました。でもパスポートはただだったんだし、ここら辺でお金を落としていかないと。味は思ったよりもおいしかったです。ちなみにディズニーランドにはアルコール類の販売はありませんが、ディズニーシーではアルコールOKだそうです。これはシーの方が大人を対象にしているかららしい。


<ヴォルケイニア・レストラン>

<何かいろいろで2000円>

 昼食後、次のステージである 「マーメイドラグーン」 へ。リトル・マーメイドの世界だそうです。さっきの火山地帯とは全く違って、メルヘンチックな場所になりました。エリアが変わると様子と変わるという意味で、まさにスーパーマリオの世界です。マーメイドラグーンには「トリトンズ・キングダム」という屋内施設があったので、そこへ入ってみました。するとそこは黒を基調としたカラフルな世界。色使いが激しすぎます。でも雨に濡れないで楽しめるというのは素晴らしい。

 ここではKさんの希望により、 「プローフィッシュ・バルーンレース」 に乗ることに。要は巨大なフグの乗物に乗ってくるくると回るものです。20分待ちと待ち時間が少なかったので、回転が早いのかと思って見ていると、一回あたりの回転数が6回半とかなり短めのアトラクションでした。少し短くないか?でも実際乗ってみると、地上で見ているよりも回転が速く、思ったよりも高さがあるのでそれなりに楽しいです。回転でちょっと酔いました。


<マーメイドラグーン>

<イルカがお出迎え>

<トリトンズ・キングダム内部>

<プローフィッシュ・バルーンレース>

 次は隣にある 「マーメイドラグーンシアター」 へ。15分待ちという短い待ち時間だったのと、映画好きなNくんがいるのだから行かない手はありません。でも実際に入ってみると、「シアター」は映画ではなく「ミュージカル」。人魚が出てきて、ロープで宙づりになって歌ったりするという感じ。僕はこういうのはあまり好みではなく、しかも寝不足だったのもあって、あろうことか途中で寝てしまいました。でも人魚姫をはじめ、他の人のダイナミックな動きは素晴らしかった・・・と思います。ごめんなさい。


<シアターへ>

<お土産売り場>

 外へ出て次のワールドである 「アラビアンコースト」 へ。ディズニー映画「アラジン」のランプ魔人ジーニーが作り出したという触れ込みの、アラビアンナイトの世界です。ここに来て気がついたのですが、僕はディズニー映画や外国の子供向け話についての知識が全くありません。知っているのは日本昔ばなしやジブリ映画といった、ドメスティックなものばかり。アラジンもよく知らないし、さっきの海底20000マイルも知らないし、リトルマーメイドも知らない。ジブリ美術館にジブリを全く知らない人が行くようなものです。知っていたらもっと楽しめたんだろうなぁと思うと残念です。

 アラビアンコーストでは 「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」 という、シンドバッドとともに航海の旅へ出かけるというアトラクションへ。確かに船に乗ってシンドバッドのストーリーを追えることができますが、これは「一緒に冒険へ出かける」というよりも「シンドバッドの旅の内容を見物させられる」と言った方が正確ではないか・・・?とも思いました。夢のない人間ですみません。まあ、いろいろと凝っているので面白かったです。


<アラビアンコーストへ>

<アラビアっぽい建物>

 シンドバッドを出た時点で雨は幾分小降りになりました。アラビアの次は1930年代の中央アメリカへ。 「ロストリバーデルタ」 という地区です。遺跡っぽいものや当時の街並みがうまく再現されていて、その精巧さに驚きました。こういうところはさすがディズニーシーだと思います。ここでは 「インディジョーンズアドベンチャー クリスタルスカルの魔宮」 というアトラクションへ。普通に並ぶと70分待ちでしたが、ファストパスをとっても乗れる時間は19時〜20時という何ともな時間。それはさすがにということで、70分並ぶことに。意外に列が速く進んで、70分かからなかったように思います。アトラクションを待つ場所も、雰囲気はインディジョーンズっぽい(インディジョーンズを見たことないけど)。


<古代遺蹟っぽい>

<1930年代の中央アメリカの町並み>

<インディジョーンズへ>

<アトラクションを待つ>

 僕はインディジョーンズシリーズも見たことないですが、最近新作が公開されたことは知っていました。問題はその副題が何だったか。確か「スカルノ」という単語があったような・・・ということを後輩に行っても、そんなのは入ってないと。それじゃインドネシアかどっかの大統領になってしまうと。で、このインディジョーンズのアトラクションに並んでいる間、ずっとその名前が何だったかを考えていましたが、アトラクション終わりでパンフレットを見てようやく副題がわかりました。このアトラクションにも一部名前が使われていた、「クリスタルスカルの王国」だったわけです。僕は何を間違ったか、「スカルの王国」ではなくて、「スカルノ王国」と勘違いしていたようです。人間耳だけで判断するのではなく、ちゃんと視覚情報でも確認しないとだめですね。

 ちなみにメインのアトラクションですが、シートベルトをして鞄を専用の入れ物に入れた割に、絶叫感はありませんでした。でも炎が出てきたり、大きな石がぶつかりそうになったりと、なかなか迫力があるものだったのは確か。

 ロストリバーデルタ地区から、時空を超えた未来のマリーナという 「ポートディスカバリー」 地区へ。しかし時間の関係もあるのと、時空を超えている割にはめぼしいアトラクションがないということで、次の地区へ移動することにしました。移動の手段はここと次の地区を結んでいる電車で、 「ディズニーシー・エレクトリックレールウェイ」 というもの。これも一応アトラクションなので、料金はただです。しかし電車に乗るのに15分待ち。まあ、雨の日で並ぶ時間がいつもより少ないと思えば仕方がないか。で、無事電車に乗り、2分半の小さな旅の後、最後のエリアである 「アメリカンウォーターフロント」 に到着しました。ここは20世紀初頭のニューヨークの街並みを再現したものということですが、その再現力には感心するばかりです。


<エレクトリックレールウェイ>

<20世紀初頭のアメリカの街並み>

 さて、ここでの目的は 「タワー・オブ・テラー」 。2006年にできた、ディズニーシーでは一番新しいアトラクションで、登場当時はワイドショーでもかなり取り上げられていました。他のアトラクションについては全く知らなかった僕が、唯一知っていたのがこれ。他のアトラクションに比べ、ディズニーらしくない絶叫系であると聞いてます。やはりこれは乗るしかないと。しかし僕でも知っているくらいの知名度だと、ものすごい並ぶんだろうなぁと、今日乗れるのかどうか心配でした。でも実際に行ってみると、普通に並んでも35分待ちという拍子抜けな時間でした。雨で入場者数が少なくてよかった。

 内容はフリーフォールっぽいもので、頂点に着いたときに一瞬だけ外が見える他は外の景色が見えないので、どのくらい落ちているのかが分からず、恐怖心は倍増です。僕はジェットコースターは大丈夫だけど、このフリーフォール系の上下運動は苦手なので、落ちる前はドキドキでした。でも実際に落ちてみると結構楽しい。落ちるスピードがうまい具合にコントロールされていて、しかも一回落ちた後にまた上がって落ちるという2回楽しめる構造になっているので、かなりお得感がありました。

 と、メインも十分楽しめましたが、実は一番驚いたのはその前段階であって、何故このエレベーター(ということになっている)に乗るのかという背景説明が行われるところです。呪いの偶像か何かが目の前にあって、最初は「あぁ、あるな」くらいにしか思っていませんでした。が途中で煙と光線でその偶像が覆われると、一瞬にして偶像が消えてしまったのでした。これは意表を突かれたというか単純にびっくり。てっきり本物だと思っていた偶像は、どうやら3Dで現わされていたものらしいのです。まさかそれに気が付かないとは・・・。まあみんな驚いていたから本当に精巧な技術だと思います。

 最後に落ちる直前に撮られた写真を販売していましたが、ほとんど買う人はおらず、それどころか皆一様にその写真を携帯やデジカメでぱしゃぱしゃ撮っているという・・・。係りの人も何も言わないし、著作権とかいいのかとも思いましたが、せっかくなのでと僕も便乗して一枚。それが右下の写真です。拡大したらちゃんと一人一人の顔も見ることができます。最近のデジカメは本当に素晴らしい。


<タワー・オブ・テラー>

<写真をデジカメで撮る>

 タワーオブテラーを満喫して、もう疲れたねということで、あとは食事をして帰ることに。人が少なかったお陰か、目ぼしいアトラクションはほぼ制覇することができたのでもういいかと。食事場所はいろいろと迷いましたが、同じく「アメリカンウォーターフロント」内にある、 「テディ・ルーズベルト・ラウンジ」 で食べることにしました。S.S.コロンビア号という船の2階にあり、セオドア・ルーズベルトの名前が冠されたレストラン。キリンビールが提供しているそうです、中は意外にもシックな感じで、新宿や渋谷にあったら絶対に一人1万くらいはしそうな雰囲気です。

 昼も飲んだにも関わらず、僕とNくんはここでもまたビール。1杯目は「キリンスタウト」、2杯目は「サミュエル・アダムス」を注文。キリンスタウトもサミュエル・アダムスも、麦の香りがしておいしいビールでした。メインは「ローストビーフのグラハムサンドウィッチ」で1260円。写真は中身が分かるように開いてますが、実際は閉じたままで二つ出てくるので、ボリュームはなかなかのものです。味もなかなかおいしい。対してNくんが注文した「ブイヤベース風スープライス」は、ものすごく上品な量で何と励ましてよいか・・・。でもトータルでは落ち着いたいい時間を過ごすことができました。


<S.S.コロンビア号>

<テディ・ルーズベルト・ラウンジ内部>

<キリンスタウトとビーフジャーキー>

<ローストビーフのグラハムサンドウィッチ>

 気がついたらレストランに1時間半もいて、外に出たら既に日が落ちており、時刻は8時前。すると場内アナウンスがあり、今から中央の池(海?)でショーがありますよと。これはちょうどよいタイミングと、せっかくなので見てから帰ることに。海を使ったショーは迫力があって、最初に船に乗ったミッキーマウスが出てきたあとは大掛かりな仕掛けで不死鳥(?)がダイナミックに動いていました。しかし、睡眠不足とビールの効果もあって、途中で立って寝てしまう始末。いかんいかん。最後は花火が上がりましたが、雨が降っているのもあってかなり煙って見えました。左上部が欠けてます。まあ雨だから仕方ないか。


<不死鳥から炎があがる>

<燃え尽きた不死鳥>

<最後は花火>

<入口のモニュメント>

 ということでディズニーシーを満喫し、外に出たのが8時半。そこから歩いて舞浜駅に行き、10時に家に帰り着き、あまりの眠さに帰ったとたんに寝てしまいました。

 最初は「おれには夢がないからディズニーシー何て・・・」とか言ってましたが、何だかんだで結構楽しんでいた自分にびっくりしているところです。子供の時にはあまり興味がなかったものも、大きくなって背景がわかると楽しめるものだと感じました。あとはやっぱりディズニーシーの完璧なまでの徹底振りか。ディズニーシーの中からは、外にある他の建物が一切見えません。見えるのは東京湾だけですが、逆に東京湾が見えることで、海をモチーフとしたディズニーシーに一層広がりが出ています。あとは非常口の表示が目につきにくいところにあったり(これは本当はよくないんだろうけど)と、現実を意識させない作りが徹底されています。アトラクション全般は絶叫マシン好きには物足りないところはあると思いますが、それを補って余りある雰囲気がここにはありました。

 今回は雨でしたが、その分かなり空いていたみたいで助かりました。晴れたらもっと混雑していて、乗れないアトラクションもあったかもしれません。19年前の晴れたゴールデンウィークの時とは大違いでした。大雨だと困りますが、ディズニーリゾートに来るなら小雨は案外狙い目かもしれません。傘をささなければいけないという面倒臭さはありますが・・・。あと、ランドに比べてお子様が少ないので、お子様嫌いの人には持ってこいの場所です。

 ただ一点、残念だったのは、ミッキーマウスや他のキャラクターに会えなかったことか。最初に入ってみたミニーが最初で最後でした。ミッキーマウスたちはディズニーランドに住んでいることになっていて、ディズニーシーには出張という形で来るので、ランドよりも遭遇率は低いそうです。それにしても全く逢わないとはどういうことか。会ったら一緒に写真を撮ろうと思っていたのに。

 ということで、今度は晴れたときに来て、ミッキーと一緒に写真を撮ることを目標にします。次はまた19年後かな?

モドル

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