このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

デュッセルの買い物事情
〜日常編〜

こちらでの日常の買い物はスーパーが中心になります。
まず、ドイツにはコンビニがありません。(コンビニの代わりにガソリンスタンドで、パン、お菓子、水、お酒などを買うことができますが・・・。ちなみに私は車が無いのであまり利用しません・・・)

そして、何よりも困るのが、スーパーを始めとして飲食店以外のお店は基本的に日曜、休日は完全に休業となってしまう事です。
平日と土曜日は、20時まで営業している所が多いのですが、それ以降空いているお店はありません。
(以前は土曜日も14時までしか営業していなかったとも聞きました)

この日曜日や夜間の営業時間は法律の制限がかかっているとの事です。
だから、日曜日には国外にショッピングに行く人も多く(デュッセルはオランダやベルギーがとても近い)ドイツの経済にも悪影響を与えているのではないかと思ってしまいます・・・。

スーパーはほとんど日本のスーパーと変わりありません。
アパートの近くのスーパーは小さい規模のスーパーですが、会社の側のスーパーは中規模(大規模スーパーもあると聞きますが行ったことありません・・・)で、衣類から食料品まで幅広く取り扱っています。

(近くのスーパー)

通常の買い物は近くのスーパーで済ますのですが、ここは、生鮮食料品が新鮮との噂があるお店で、野菜類は充実しています。
さかなは売っていませんが、肉類は充実してて、ソーセージ、ベーコンはもちろん、精肉売り場では豚肉、牛肉がかたまりで置いてあって、必要なグラム数(ドイツは長さや温度も含め、「単位」が日本と一緒なので、とても助かります)を言うと、その場で切って量り売りをしてくれます。日本と違うのは、前もってパックされている肉が無いことです。(他のスーパーではパックしてある肉も置いてありますが、一般的には量り売りが基本だと思います)
しかし、「切る」といっても、包丁で切るので日本のような薄切り肉は購入できません。ぜひ、購入したいので、ドイツ語辞典で前もってしらべて、今後トライしていく予定です。
(売り場の後ろにはハムなどの「スライサー」があるので、それを使って薄切りを作ってもらうのが目標です!)

買い物をするときに困るのが、全ての表示、パッケージの記載内容、(そして店員さんも・・・)がドイツ語という事です。
基本的に写真や絵やそのものの形・色を見て判断するしかありません。
少しくらい英語が書いてあったり、店員さんも英語を理解してくれるといいのですが、「全く」と言っていいほど通じません。(考えてみれば、日本のスーパーでも同じような状況ですね)
どうしても欲しいものがある場合は、事前に辞書で言葉を調べて、店員さんにそれを見せて(発音が悪いので言葉で言ってもなかなか通じない・・・(^_^; )手に入れてます。

今までで一番苦労したのが「片栗粉」を購入した時です。
持っている独日辞書で調べても、インターネットの独日翻訳ホームページで調べても、店員さんに通じず、「あやしい東洋人」と思われただけで失敗して、会社の人のアドバイスで、「デュッセルネット」というデュッセルドルフの情報が満載のホームページにある「役立つドイツ語」ページで調べ(辞書に載っている言葉とは全く別の言葉でした・・・)成功し、欲しいと思ってから2週間くらいかけて手にいれました。

 

(パスタと長粒米/青いのはファンタブルーベリー!、白いのはバナナジュース!)



ここで、ワンポイントクッキングコーナーです。

ドイツで通常手に入る「お米」は、パエリアなどを作る時に使う「長粒米」です。
日本食材店では、ジャポニカ米も手に入りますが、まずは、長粒米を購入してみて試してみた結果、これがポロポロしてしまってあまりおいしくない。
そこで、「たまねぎ」の切れ端を磨いだお米にのせて炊いてみたら、少しは甘みが出て、臭いが緩和されて良くなりました。しかし、まだポロポロしている事には変わりがなく不満が残っている所で「ひらめいた」のが次の方法です。

① とにかく、良くお米を磨ぐ(臭いが緩和される)。ポイントとして、荒々しく米を磨ぎ(しっかりした米なのでお米が崩れる事はない)水の濁りがなくなるまで、水を捨てながら洗う。
② 水を多めに入れる。(1合炊くなら1.5合の水の量くらい)
③ 【ここがポイント】片栗粉を小さじ1杯くらい(現在我が家にはスプーンが無いので目分量でやっています。)いれ、よく米と水とまぜる。
④ 植物油を1、2滴入れる(目分量です。)
⑤ タマネギの切れ端(小さめのたまねぎを4分の1にして、その2枚くらい)を上にのせる。
⑥ あとは、通常とおり炊くだけ

これで、「おいしい」とまではいきませんが、ごはんがお箸でつかめる状態で「ご飯」を楽しめます。
(従来はポロポロしてお箸ではご飯が食べられませんでした・・・)


変わったものを買おうとしなければ、スーパーで物を買うのはとても簡単です。
かごに必要なものをどんどん入れ、レジの所にあるベルトコンベアにその品物を並べると、レジのおばさんが次々にバーコードを読み取ってくれるので、レジに表示された金額を払うだけで言葉が分からなくても買う事ができます。
そして、必需品が「袋」です。
こちらのスーパーでは日本でおなじみのスーパー袋はくれません。
自分で家から持ってくるか、その場で売っているビニールの手提げ袋を買うかどちらかになります。
バーコードで読み取られた品物は、どんどんレジの台の上に載せられるので、レジのおばさんに負けないスピードで、その場で袋に入れていく必要があります。
まごまごしていると、次の人の品物と一緒になってしまいます。
(この方式はチェコのスーパーでも同じで、チェコ語がまったく分からなくても買い物ができました)

とりあえず、ここで食料品を入手して、何とか食いつないでいます・・・。

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