このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください

デュッセルの交通事情
〜公共交通機関編〜

ドイツでは、日本のJRにあたるDB(Deutshe Bahn)もありますが、市内を動き回るなら、VRR(ライン・ルール交通連合)という会社(?)が運営する地下鉄や路面電車、バスが中心となります。
この仕組みがとてもシンプルで、区域内ならば均一料金で90分間(地下鉄からバス、そして路面電車へ乗り換えても)有効となっています。
区域というのが、A区域、B区域、C区域(BとCは範囲が広く、有効時間もより長い)と分かれていますが、今の所、A区域範囲しか乗車した事がないくらいけっこう広い範囲で乗車が可能です。
運賃は、1回兼で1.5ユーロちょっと(200円ちょっと、1回券は買っていないので、細かくは分かりません・・・(^_^; )4回券が6.1ユーロ(800円くらい)、1カ月定期で47.1ユーロ(6500円弱 今は定期で通勤しています)となっています。
通勤では、地下鉄かバスを使っているのですが、地下鉄と言っても地下を走っているのは街中のみ(乗車時間にして端から端まで10分くらいか・・・)で、その他は路面電車と変わりません。
(家から会社までは、全て地上を走っています。)

  

(地上の地下鉄/地下の地下鉄/路面電車)


駅(停留所と言った方がピンとくるような所)に電車が来ると、ボタンを押さないとドアが開きません。(降りる時も同様なので、ボーッとしてると降り忘れる可能性も・・・、私はそんな事はありませんが)
停留所に立つと、電車の床が腰のあたりになってしまうので、ドアが開くと同時にタラップが降りてきて、そのステップを上って電車に乗り込みます。(ちゃんとした階段です)
切符で乗車した場合は、ここで切符に刻印をします(タイムカードのようなもの)これは、乗車時間と乗車場所(だと思われる)が刻印されます。

  

(駅の切符の自動販売機/電車の中の切符の自動販売機/刻印機)


運転手さんや車掌さんがそれをチェックする事はなく、その気になれば無賃乗車も可能となっています。
(ドイツ人は性善説がベースにあると言う人も居ます・・・)
しかし、たまに抜き打ちで検札担当の人が確認に来ます。
私も、2回ほど出くわしました・・・(^_^;
「いかつい」お兄さんがツカツカと寄ってきて、警察手帳のような(私にはそう見えた・・・)身分証を見せてきたので、「悪いことはやっていません・・・」と言おうと思ったら、近くのお姉さんが申し訳なさそうな顔をして罰金を払っているのが見えたので、そのお兄さんに切符を見せたらそのまま行ってしまいました。
この仕組みはバスも一緒で、バスにも刻印機があり、街中の地下鉄駅では駅構内にもあります。(改札というものはないのです)
今は定期なので、何もせずに乗って、目的地で降りて、定期券を持っていても誰にも見せる事はありません。
あと、もうひとつ面白いのが、定期券を持っていると夜になると、他の人を同乗させる事ができる仕組みがあります。
だから、会社の先輩と街中に飲みに出かける時などは、定期券1枚ある事で、二人とも乗車できて、とってもお得(?)です。
このような公共交通機関の仕組みは、ドイツの他の街でもあるそうで、隣街のケルンなども同様なようです。
以前、ケルンに行った時は会社の先輩の自動車で行ったので、まだ体験してませんが、ぜひ、他の街でも試してみたいと思っています。

  

(地下の地下鉄の駅/地上の地下鉄の駅/バス停)

 

他にも、路線には全て「U76」(地下鉄の場合)「833」(バスの場合)などの記号が付いている事や、地下鉄なのに地上に出ると路面電車のように信号待ちをする事、自転車を持って乗る人のために「自転車券」がある事など、日本には無い仕組みが沢山あり、とっても面白い所です。

 

(道端にある電車の信号)

 

このページは、2019年3月に保存されたアーカイブです。最新の内容ではない場合がありますのでご注意ください